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性被害のこと〜心療内科にかかるまで〜

性暴力救援ダイヤルに電話し、心療内科への受診を決めたものの、当時の私にとって病院探しは困難だった。

心療内科・精神科にかかったことがなかったので、どこに行けばいいかもわからなかった。
脳みそが十分に働かないので、調べては疲れ、調べては疲れの繰り返しだった。
近所の精神科は女医さんじゃないし、初診がいっぱいいっぱいで一ヶ月待ちみたいなところも多かった。
もう自分じゃどうしようにもないから頼れるところは頼らなきゃと思っていたので、性暴力支援センターのつぎに頼ったのが、オンラインカウンセリングだった。

性暴力、相談とかで調べたときに出てきたので、そこに登録して、相談してみた。

そこで出会ったカウンセラーのひとがとても丁寧に病院を探してくれたのだった。このひとに出会ってなければ、回復への道のりはさらに遠いか、できなかったかもしれない。

被害のこと、自分の体調のこと、恋人とのこと、電話したこと、病院が探せずに困っていること、死にたい気持ちのことなどを伝えた。

〜〜さんが受けたことは、性犯罪でありますから、〜〜さんが責められることではありません。被害者です。

今は〜〜さんの性格が変わったのではなく、心身ともに傷ついたままのため、自分が悪いのか何が起きているのか混乱している状況かと思います。

身体や心の不調というのは、大きなストレスがかかっている当時よりも、少し経ってからの方が出てくるものであります。特に、性被害の場合は、体験の辛さから記憶を多少歪めて認知して、自分を守ろうとするので、少しずつ正しい理解が進んでからのほうが、症状や混乱が起きてくる場合が多いです。

まずは、〜〜さんの今の症状に対する治療が優先ではあると思いますがいかがでしょうか?

本当によくがんばってきましたね。

〜〜さんが異常者なのではなく、相手の行動が異常だったんです。〜〜さんはそこに巻き込まれてしまっただけであって、抵抗できない心理状況にあったので、自分でコントロールするのは難しかったと思います。
相手の人格や人徳は知りませんが、行動は明らかに異常であり、犯罪です。

〜〜さんが許されないという方がおかしな話です。
心療内科で女性医師を一度探してみますね。
性被害は、基本的に精神科医の先生であれば診ていると思うので否定したり批判したりはされないかと思います。
というか、責めたりする方がおかしいですから。

過去と向き合って整理する件に関しては、症状が落ち着くのをみながら、少しずつ思い出しながら進めるのがいいかと思います。

なんでそうなってしまったのか、理解を進める事は回復のためにも必要かと思います。
ただ、心身の負担も大きいので、相談先をどこか一つの場所に絞って少し時間をかけて進めた方が安全かと思います。

なぜなら、これは犯罪行為だったからです。
自分がいいとか悪いのレベルではありません。他の生徒も被害にあってるかもしれない、非情なものだからです。〜〜さんはその後に彼から相当責められてきたので、余計に傷が深まっているかと思います。

今生きてくれている事が、すごいことですから。


女性のお医者さんがいることと、土曜日でも通え、心理士もいることなど、わざわざ病院に確認までしてくれたようだった。
そこで、現在通っている病院に電話をして、病院に通うこととなった。


2週間ほどメッセージのやりとりを繰り返したけど、このひとの存在がとても支えになっていました。元気になったら、ちゃんとお礼をしたいです。

焦りは出ると思いますが、そう、マイペースがハイペースです。自分のペースを崩すと、身体は反応してきますからね。主治医の先生と相談して、対面で心理カウンセリングを受けられるようであれば、それがベストかと思います。

〜〜さんの判断力も、戻ってきているのではないでしょうか。
回復は直線的なものではなく、螺旋階段のようによくなっていくと言われます。
涙が止まらない日もあったり、同じ道を通っているように感じる事もあるかもしれませんが、確実に階段を上っていきますので、螺旋階段のイメージを思い出してもらえるといいかと思います。

どうしようにもない不安感に襲われるときは、メッセージを読み返して、少しでも気持ちを落ち着かせようとすることにしてます。

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