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悩んだ末に

私は今、迷っている。

迷っているとは、言ってしまえばなにかこう暗い夜道で、進めど進めど同じ景色ばかりで段々と不安に苛まれて、さっきのこちら側に進んだ曲がり角は本当は逆だったのではないだろうかと、今進んでいるこの道は間違っていて逆の道が正しい道だったのではないだろうかと、そうこうしているうちにまた違う曲がり角が出てきては、いよいよ進む道がわからなくなってしまうような深い疑心暗鬼に陥る、そういう時のような感じだ。

果たして、空気清浄機を買うべきなのか買わないべきなのか。買うとして、何を買えば良いのだろうか。国内メーカーか、海外メーカーか。清浄機のみか、加湿除湿機能付きか。最新モデルか、型落ちモデルか。高額モデルか、低廉なモデルか。そう、私は迷い込んでしまったのである、家電でも家具でもよくある、何を買う(或いは買わない)のが正解なのかわからなくなる「買い物の迷路」というものに。

というわけで、この2つを買った。



この2台だ(厳密には清浄機は2台か3台買う予定)。海外製品の清浄機は初めてなのでちょっとした冒険であるが、レビューサイトを見る限りはまあまあ良さそう。値段も1台3万円前後で、複数台運用する際の導入コストも安く済む(我が家は現在2LDKなので、3台での運用と考えると9万円弱の出費)。

10万円の高機能空気清浄機1台より、低廉品を3台運用する。ちょっとした中小国の航空戦力ドクトリンみたいである。異論は認める。

ちなみに最後の最後まで迷っていたのは、これ。

いやまあ、1台までなら買えなくもない。1台までなら。狭い部屋にオーバースペックのこれを置いて無菌室レベルの清潔さを目指すのもロマンがある。そのロマンも、現実には勝てなかったのだが。

という形で、私の空気清浄機購入は以上のような結果になった。これから冬本番であるが、本当の敵は冬ではない。春である、春の花粉である。

来るなら来い、かかってこい。

空気清浄機と加湿器と業務用サーキュレーターとルンバと換気扇が相手である。

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