見出し画像

【良書紹介】考える技術・書く技術 ー日本人のロジカルシンキング実践方法ー

このnoteを開いてくださった方、どうもありがとうございます。
私がスキルアップを目的に読んだ書籍をnoteにまとめています。

このnoteは「文章で何かを伝えたい!」そんな思いを持たれていたり、
お仕事をされている方におすすめです。

私はインサイドセールスという仕事をしています。
その仕事では、お客様から伺ったことを文章にまとめ、
フィールドセールスに伝えるというシーンが多くあります。
その為、インサイドセールスをされている方にもオススメ!です!

考える技術・書く技術

本書を読んだ、私なりの結論

文章を書く時、以下を「考えながら、書く&見直す」をしましょう!

1:読み手の問いは何か?
2:読みやすい構成になっているか?
3:読みやすい技法が使われているか?

重要なシーンでは「書く前に考える」を実行し、読み手にとって読みやすい文章をつくることを心がけましょう!

前提

後から紹介される内容に違和感のないように、前提情報を補足します。
また、私なりの解釈が多く含まれております。
どうか、暖かく見守ってくださいますと幸いです。

■自己紹介

私がどんな人物か?
note書いた人:しのざき(Twitter
・株式会社ブイキューブ
・インサイドセールスグループマネージャー
・SalesEnablementを2018年から挑戦中

本書の概要+「オススメする背景」

私は以下について、とても共感しています。
更に、高いビジネススキルを持たれている方は文章で人を説得する力を持っていると思っています。

ビジネスにおいて「書く技術」は必須スキル。
「日報」「議事録」「メール」「目標管理シート」等、
文章で情報共有するシーンは非常に多い。
文章の「読み手」は多忙で情報量と判断をする頻度が多い人物である。
ゆえに「読み手」にとって読みやすい文章を「書く技術」が求められる。

このnoteでは「書く前に考えるポイント3つ」について触れています。
参考にしていただけますと幸いです。

考えること1:読み手の問いは?=OPQ+Aを考える。

OPQ+Aとは?

[O]bjective:読み手が求める望ましい姿は何か?
[P]roblem:望ましい姿と現状のギャップは何か?
[Q]uestion:読み手の問いは何か?

[A]nswer:読み手の問いに対する答え→最終的にコレを文章にする。

イメージすると以下のようになるそうです。

画像2

OPQ+Aの例)
もし、自身が”新設されたばかりのインサイドセールスのリーダー”で、
経営者にその状況を文章で伝えなければいけない時
OPQ+Aは以下のようになると思います。

O:インサイドセールスGの状況を把握している状態。
P:インサイドセールスGの状況が把握できない。
Q:G運営は上手く言っているのか?今後どのようにしたらいいのか?
A:インサイドGは目標を達成できています!理由は◯◯と●●です。

■ポイント:So Whatを繰り返し本質を目指そう!
一度出た「A(Answer)」を「So What(それから?)」を繰り返すことで
本質的な答えに辿り着けるということも本書は解説されていました。

例)
「X事業」には問題がある
 ┗So What:それから?
  ┗ 「X事業」のROIが低い
    ┗So What:それから?
      ┗「X事業」から撤退するべきである。(最終Answer)

考えること2:読みやすい構成になっているか?=ピラミッドを作る

本書では、以下のように語られています。

ビジネス文章は「帰納法」で構成されるべきである。
帰納法を用いた「考える技術」=ピラミッドを作る

■やり方
読み手へ伝える「答え(主なメッセージ)」を頂点にし「理由・根拠」で論理を固め・構成していく。それをピラミッド形式で「まずは書いてみる。」
イメージは以下です。

ピラミッド

■ポイント:ピラミッドを作る時”まとめ”ることが大切!
「理由・根拠」が多すぎると読み手も大混乱!「グループ化」を行おう!

複雑なピラミッド

■ポイント:ピラミッド作成の注意すべき4つの点
「答え」・「グループ化」のピラミッド構成要素を記す時
4つの注意点があるそうです!

◆1:名刺表現・体言止めはNG(結局何を伝えたいのかわからない)
ダメな例:西日本エリアの売上推移
よい例:西日本エリアは5年連続で売上が上がっている
◆2:曖昧表現はNG(どんな動きをしたらよいかわからず判断を誤る)
ダメな例:セミナー申込者への対応を見直しする
よい例:セミナー申込者への対応はインサイドがやるべき

◆3:「しりてが接続詞」はNG(論理的になっておらず、判断を誤る)
ダメな例:A社が倒産し、B社は売上を伸ばした
→本当に因果関係があるか不明
よい例:A社が倒産した為B社が顧客を獲得でき売上が伸びた。
→因果関係を表現

◆4:1グループ1メッセージとする(テーマが混在すると判断を誤る)
ダメな例:コンテン施策は好調だが人員が不足している。
よい例:コンテンツ施策が好調/人員が不足 
→ピラミッド構成要素として分ける

■ポイント:ロジカルな文章になっているのか?の確認方法
論理が成立する文章は以下のようにした時、左右どちらから読んでも違和感がない文章になるそうです。

例)X事業から撤退するべきである  ↔  X事業はROIが他と比べ低い

考えること3:読みやすい技法が使われているか? = 段落・箇条書きを使う

■ポイント:ピラミッドに従って書くだけ!

1:「答え(主に伝えたいこと)」を冒頭に置く。
2:ピラミッドの構成要素を1つの文章としてまとめる。
3:「しりてが接続詞」ではなく「ロジカル接続詞」を使う
4:段落はピラミッドの構成要素が変わる時の(階層)に従って利用する。

■ポイント:長い文章は「目次」「導入部」「結び」を活用する

以下を長い文(感覚的にはMicrosoft Word4ページ以上)の時、
構成要素としていれるようにする。

目次:文章の構成要素箇条書きで表現する。

導入部:読み手を惹きつける「ピラミッドの入り口」として利用する。読み手のOPQについて触れることで惹きつける。

結び:今後について読み手を促すため
例)●●に同意していただけるようでしたら
◯◯日までに回答をください。その結果に応じて▲▲に取り掛かります。

まとめ

ここまでお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。
私は、本書に置いて「書く前に考える」ということ。

そして、「何を考えるべきなのか?」を学ぶことが出来ました。

ビジネスのステージが上がっていきますと、プレゼンテーションや講演会を求められることが増えてきます。そんな時に、このnoteが誰かの頼りになるととても嬉しいです。

おまけ:用語解説

「しりてが接続詞」

「・・・・し、・・・・」「・・・・だったり、・・・・」「・・・・して、・・・・」「・・・・だが、・・・」など、一般的に溢れている
接続詞
だが、文章を考える時、
前後の文章関係が曖昧になってしまう
接続詞。
これを放置して構成をすると、読み手を混乱させる原因になる。

「ロジカル接続詞」

文章をつなぐだけでなく、論理的な関係を明らかにする接続詞。
ビジネスライティングでは、
「ロジカル接続詞」だけを使うことを心がけたい。

ロジカル接続詞


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?