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「春の連続投稿チャレンジ」3/5(#わたしの本棚)

今回のテーマでは最近読んだ本について。読んだ本の感想や考察を公開するのは本当に苦手。「この本良かったよ」って、一言では言えるのに、何が良くて、どう思ったのかは、うまく文章にできるかわからないし、書き始めた今も、この記事ひとつだって書き終えられるか自信がない。でも、だからこそ、やってみようと思います。

アルジャーノンに花束を

きっかけ

この、「アルジャーノンに花束を」を読んでみることにしたきっかけはヨルシカ。友達の影響で、ヨルシカを聴くようになって1年。ヨルシカは、文学作品がモチーフの曲を出していて、いつかその作品を読んでから、曲を聞いてみたいなと思っていました。万葉集とか詩集には少し抵抗があるし、小説ならまだ読みやすいんじゃないかなと思って選んだけど、結果として、すごく読みにくかった。(でも、徐々に読みやすくなります。読んだことがある方には伝わるはず。)

感想

一言で言うと、読みにくくて諦めそうになったけど、最後まで読めて良かった。チャーリーが賢くなって幸せだったのか、不幸だったのか、考え出したら日が暮れそう。わからないままでいたら、傷つくことはなかったし、一人になることもなかったけど、チャーリーが賢くなりたいと思って、賢くなることを選んだのだから、チャーリーにとっては幸せだったと信じたくて。読者の都合の良い解釈と捉えられてしまっても、わたしはそう信じようと思いました。チャーリーと母親とのシーンでは、どうしたってわたし自身の息子のことを思い浮かべてしまって、切ない気持ちになった。きっと褒められたかったし、抱きしめてもらいたかったと思う。愛されていると実感したかったはず。母として、今できることを精一杯したいし、愛情を、言葉や行動で、ちゃんと子どもに伝えてあげようと思いました。

読了後のアルジャーノン

読み終わった後、聴きました。ヨルシカのアルジャーノン。す、すごい。もうチャーリーとアルジャーノンのことしか考えられなくなって、たぶん5回くらいリピートしたと思う。1つの曲の中に希望とか、幸せとか、不安とか、絶望とか、本を読みながら感じた心の機微が詰まっていて、曲を聞いて、「ああわたし、この本を読みながらこんなこと思ったんだよね」って、すとんと腑に落ちたというか。言語化できないもどかしさに寄り添ってもらったような、そんな不思議な体験をしました。

ヨルシカのおかげで、文学作品と曲をセットで嗜む、という新たな楽しみ方を経験できてとても新鮮でした。他の作品も読んでみたいし、改めて、読んでから聴いてみたいな。

〈あとがき〉
なんとか、記事を書き終えることができてほっとしています。意外と書き始めたらあっという間だったな。苦手意識を持っているからこそ、やってみることも大事ですね。本のレビュー、継続できればいいなと思います。

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