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渋沢栄一への興味 神保町ブックフェスティバル2023の感想

優雅な日曜日、昼からビールを飲んで気持ちよくSNSをダラダラ見ていたら『神保町ブックフェスティバル』の文字が目に飛び込んできた。

毎年SNSで様子を見かけて「行ってみてぇな〜」と思いながら気づいたら終わっていて、ちょうど今年はいつ頃なんだろうと思っていたところだった。
今日まさに開催されていたのだ。

これは!!と思い、まだビールの酔いが残っているため若干フラつきながら外に出られる格好に着替え、自宅を飛び出した。

学生時代はかなり本を読んでいたが、最近はめっきり読まなくなってしまっている。今年は小説を1冊読んだぐらいで、読みたいという気持ちはあるけどなかなか手が出ないでいる。
大学生の頃、電車で小説を読んでいたら酔っ払ったサラリーマンに「その本おもしろい〜??」と絡まれたのも懐かしい。神保町でおもしろ〜い本をいっぱい見つけたい。

神保町に着くともう人人人。ハロウィンのハの字もない質素な人だかりがブックフェスティバルの人気を表している。
メインステージでは神保町劇場所属のナイチンゲールダンスがネタをやっていてちょっと見られた。生で見たことなかったからラッキー!

ギッシリ

メインの通りでは各出版社が本を敷き詰めたワゴンが祭りの屋台のように並んでいて、なんとなく横目で歩いているだけでもう楽しい。
フェスだから食べ物の屋台もたくさん出ていて、国際問題についての本が積まれたワゴンの真横でインドカレーをかき混ぜていたりして雑多で最高。

各ワゴンには出版社の色がかなり出ていて、一般的な新書や文庫本を置くワゴンもあれば山に関する本だけがビッチリ詰められたワゴンがあったり、思想がかなり強めなワゴンがあったりと多種多様だ。
どんなジャンルのワゴンにも老若男女が足を止めていて、興味は人それぞれだな〜と改めて感じた。

あるワゴンの前にいた親子のうちの小学生ぐらいの娘が「渋沢栄一なんて興味ないから早くいこーよ〜」とパパの腕を引っ張っていた。歴史系の本を手に取るパパはなかなか動こうとしない。
歳をとると渋沢栄一への興味が出てくるのだろうか。

私が特に惹かれたのは『帝国書院』で、中学高校で使っていた地図帳とか世界史の本とかが並んでいて地図帳を買おうかどうかしばらく迷った。
あのザラザラした表紙、イイですよね

結局地図帳は買わず、ほぼ日と祥伝社で計3冊買った。合計700円、音楽フェスだったら牛串1本しか食べられない値段だ。
正直すべてフィーリングで買ったが、放置せずどうにか読み切りたい。

配られてた冊子2冊(上段)もなかなか読み応えがある

ワゴンが並んだ通り自体にも本屋がたくさんあって、とても回りきれないほどだった。
毎年このフェスを訪れることで、自分の興味関心の移り変わりを確認していきたい。神保町ブックフェスはジジイ度診断フェスでもある。

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