それだけでうれしい

前に、自主制作アニメ第一作「くちくなる 」にファンがついたという話を書いた。その初めてのファンである友人の娘ちゃん(7歳)は本当にハマってくれたようで、母である友人を経由してこんなものが送られてきた。


◎ひらがながびっしり書かれた紙の画像
アニメ「くちくなる 」を何度も一時停止してはテキストを書き起こしたらしい。友人曰く、ちょっと怖かった。笑

◎それを読み上げる娘ちゃんの動画!


もうね、感動したよね。私なんぞの書いた詩を友人の娘ちゃんが読み上げてくれている! なんてかわいいんだ。なんてグッとくる動画なんだ。

私は決意した。
その姿をアニメ化しようと(単純)。

そんなわけで、自主制作アニメ「初夏のある日」冒頭の女の子は友人の娘ちゃんです。あとの仲間たちは娘ちゃんの妹と別の友人のお子さん姉弟。身バレしたら困るのであまり似せていません(画力不足とも言う!)。
そしてバスを運転するのは私の高校時代のクラスメート。友人から最近の姿を撮った写真が送られてきたのだけれど、非常にインパクトのあるビジュアルだったので勝手に出演してもらいました(許せ)。


【製作こぼれ話】
コロナ禍の自粛で小学校に一日も通えていないという娘ちゃんのために、なるべく早くアニメを完成させたかった私。娘ちゃんは「くちくなる 」が好きだとするとリズム感のよい言葉遊び詩が好きなんだろうな。それならば……と過去作から「初夏のある日」を選んだ。
のはいいけれど、言葉遊びを目一杯たのしんでいるだけであまりにも意味をなさない詩なのでまったく像を結ばず。娘ちゃんたちを出演させること以外決まっていなかったから作画にめちゃめちゃ苦労した。

アニメを作るには絵コンテというのを描くらしい。けれども私はこれがとても苦手。というか紙に手で描く(書く)という行為そのものが苦手。

娘ちゃんのために一日でも早く完成させたい!
でも絵コンテ描きたくない!!
進まない!!!

まあ、自分との闘いだよね。

製作をきっかけに、仕事の関係で前から買わなきゃと思ってたMacBook ProとAdobeを導入。なんとか完成してよかったよ〜。

ちなみに娘ちゃん、もうとっくに学校が始まって、アニメのことなんかすっかり忘れて毎日たのしんでいるっぽい。ふふ。学校生活しっかりたのしんでね! さまーざまーみて。それだけでうれしい。


「初夏のある日」

とじているかんじ
ひらいてるこれは
とじてないだけど
さまーざまーみて
たからがないから
たからないからだ
もちぐされないし
さまーざまーみる
つづられるかんじ
とじられるさっし
くばられることば
さまーざまじかる
らじかるろじかる
ふぃじかるかるい
あかるいはからい
さまーざまーちは
こうしんしてます
にっかんげっかん
きかんしねんかん
さまーざまいくろ
ばすがすばくはつ
ばくはすばくばく
がつがつばくはす
さまーざまみそん
つゆいりしました
うめえあめいりの
きつねのよめいり
さまーざまーずが
ちかくにきてます
ひかっております
ひっかかっており
〼あーりーさまー

褒められて伸びる子です。 というか、伸びたい。