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【後片付けのメリット】マイペースとせっかちについての考察(先の面倒臭いが次回の行動ストレス軽減につながる)

せっかちな人とマイペースな人についての話。

自分は自分のことをせっかちだと思っている。
ところが、妻からはマイペースだと言われる。
このギャップは何だろうか?

結論から言うと、人によって何に重点を置いているかが違うため、
せっかちでもあるし、マイペースでもあるのではないか。
というより極論、全て自分のペースなのだから、マイペースだろうに。

①歩行速度と電車の乗車位置

例えば、日常生活で歩行速度が早い人はせっかちだと思われやすいと思う。
ところが早く歩くことが、「移動時間の短縮」を目的にしたものなのか、
「効率的な運動」を狙ったものなのかによって、マイペースorせっかちの捉え方が違ってくる。

自分は目的地や時間が決まっている状況では、基本的に早く歩くようにしている。時間短縮・運動効果の2つが期待できるのに、やらない手はないと考えるからだ。この時、第三者からは「せっかち」に見られる可能性は高い。

逆に、街散策や目的もなくフラフラ散歩する場合は、特に早く歩こうとはしない。この時は、ゆっくり歩いた方が汗もかきづらいし、景色を見る余裕が生まれるので新しい発見ができる。こういう状況下では、「マイペース」に見られるだろう。

つまり、私は状況に応じて歩行速度を変更しているというわけだ。
急いだ方が得だと自分が判断した場合は急ぐし、急がない方が得だと判断した場合は急がない。むやみやたらに時間を捻出するために急ぐだけのことは基本的にしない。

別のケースで考えてみよう。
例えば電車の待機。自分は乗り場所を選ぶ際、基本的にどれだけ楽に乗車できるかを意識している。つまり、乗車時間の長短に関わらず、乗客の少ない車両を選ぶ傾向が強い。一方で下車駅の階段位置や改札位置などは全く考えない。

逆に自分の妻の場合、優先するのは下車駅の階段位置や改札位置のようだ。
もちろん、客数の少ない車両の方が良いが、乗車時間が短い場合(数駅しか乗らないなど)はそこまで重要視しない。

私の場合、下車してからの歩行よりも乗車時の方がストレスを感じる。
一方妻は、乗車時よりも下車してから駅を出るまでの歩行の方がストレスを感じるようだ。これは他の男女でも価値観が変わるのかもしれない。

②後片付けや食器洗い

少しせっかちとマイペースから話がずれてしまうかもしれないが、
では、片付けについてはどうだろう。
マイペースと称して、あまり片付けをしない人にとっては耳が痛いかもしれない。自分も片付けできない人だったので。
しかし、これについては私も最近考え方が変わった。

今は何かが終わったら片付けるクセがついた。
片付けた方が圧倒的に効率的だと感じるようになったからだ。

一人暮らしをしていた頃は、当然だが基本的に自分しか部屋にいない。
一人であれば、片付けなかったとしても、モノがどこにあるのか大概わかるし、ほとんど困ることがなかった。そもそも片付けって面倒くさい。

ところが、自分以外の誰かと暮らすとなるとこうはいかない。
自分の場合で言えば、妻が使って元の位置に戻っていないモノはどこで使ったのかわからないので、必ず探さなくてはいけない。探して見つけられたらいいのだが、時に見つけられないことすらある。使用シーンが多いものほどこういったことが起こる。それの代表格が個人的にハサミだと思っている。

しかし、これは自分に対しても言えることで、自分が使ってそのままにしたら、妻にも同様のストレスを与えることになるし、何より探す時間が無駄である。だから終わったら必ず片付ける。

勘違いしないでほしいのは、完璧である必要はないと思っていることだ。個人的にはある程度で良いと思っている。
だから奥さんから「いい加減片付けてよ!」とか怒られたことがある人は、使用者である自分がモノの場所をわかっていても、そのモノの場所は相手はすぐに見つけられないのだから、最低限もとの位置に戻す、決まった位置に戻すということくらいはしてみてほしい。おそらく有り難がられるはず。

後片付けのメリット

さらに片付けをすると、もう一つメリットがある。
次に使う時にすぐに使い始められる。これは大きい。
ネットで所ジョージさんの名言でも、「何のために片付けるのか」という言葉があった。

子供にも言ってんですけども、何のために片付けるかっつったら、次遊ぶ時に早く遊べるように今片付けろってことなんだよ。
散らかってて汚いから片付けろ、じゃなくて、お前らが次遊ぶ時にどこに何があるかが分かりやすいでしょ?そしたら、次遊ぶ時に早く遊べるでしょ?だから片付けなさいって。

まさにこれ。綺麗にするために片付けるのではなく、次に使う人のために片付ける。自分のためでもあるし、相手のためでもある。片付けをしないことがマイペースといっているのであれば、それはマイペースなのではなく、周りを見ようとしていないだけ。

最近は、食器洗いについても同様に考えている。洗い物をシンクで水につけっぱなしにしていると、次に料理をする時に手間が増える。食器を洗ったものを片付けないと、洗い物が増えた時に手間が増える。だから片付ける。

結局、せっかちなのかマイペースなのかは人それぞれ

こうやって書いていて、改めて自分は効率性を重視していることがわかった。効率性がいいと、楽だし、時短にもなる。だから自分ではせっかちだと思っているわけだが、見えていないものについてはやっぱりマイペースなんだろう。

人がどこに重きを置いて生活しているのかなんて、話を聞く機会もほとんどないだろうし、考えることも少ないのではないか?でも、見え方が変われば、価値観も変わるのと同じで、人が何に急いているのかを見ようとすれば新しい発見ができる。人は、マイペースもせっかちも同時に持っていて、性質が違うだけだと個人的には思うのである。

■本日のオススメ本

人が違えば見え方が違う。生き物が違えばもっと違う。
人のくだらない日常を、猫はどのように見ているのか。
今日はコミカルなタッチで描かれている歴史的名著を紹介。

もし猫がこんな風に生活していたら、クスッと笑えてしまう。
登場人物もヘンテコな人が多いし、偏見まみれな世界観で面白い。
個人的には森見登美彦氏の小説が好きな人は、読みやすいと思う。

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