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レンチンホットミルクで丁寧な暮らしっぽくなったおはなし。

私が最近ハマっている飲み物がある。
電子レンジで牛乳を温めただけの、シンプルなホットミルク。

ことの発端は、ちょっと前にTwitterで見かけたどなたかの
「おうちで作るミルクティーが一番美味しい」
的なバズツイート。

確かそのツイートには、牛乳を鍋で温めて茶葉を少し入れて蒸して茶葉をこして上に生クリームか何かを乗せるとすごく美味しい、おうちで作るミルクティー最高!みたいなこと書かれていた気がする。
かなり手間がかかっていて、“the丁寧な暮らし”で憧れた。

断捨離ブームが到来する中、丁寧な暮らしに憧れブームも起こっていた私は(笑)、そのツイートほど大掛かりなミルクティーは作らないにしても
温めた牛乳に茶葉を入れるだけの「プチ丁寧な暮らしミルクティー」だったらできるんじゃないかと考えた。

常に形から入りたがる人間なので、牛乳を温めるだけの用途しかなさそうな「ミルクパン」をリサーチ。
見た目が可愛くてすぐにポチりたくなる。
(調べてみたらスープを作るなど別の用途もあった、ごめん。笑)

ただ、断捨離してスッキリしてきたおうちに新しいものを迎えるのにはまだ抵抗があったし、使いこなせる自信がなかったので一旦保留に。

じゃあ普通の鍋で温めるか、と思った矢先。
調べてみると、牛乳は加熱温度を60度前後にして、沸騰する前に火を止めないと独特の加熱臭が出てしまうことが発覚。
温度計は持ってないし、なんならホットミルクのためだけに鍋を汚すのも面倒だなと、やる気が削がれてしまった。←

そんな時、どうにか電子レンジで温められないかなぁとググっていたところで、断捨離で見かけた我が家のレンジの取説を思い出した。
もしかして、牛乳の温めモードがあるんじゃ…と確認してみると、ビンゴ。
ラッキーなことに、一人暮らしを始めた時に購入したいたって普通の電子レンジに牛乳の温めモードがあったのである。

ドキドキしながらいつものマグカップに牛乳を8分まで注ぐ。
飲み物ボタン、牛乳モードを選択。

チーン。

1回の温めではちょっと生ぬるかったので、もう一度チン。

すると、なんということでしょう。
ちょうどいい温かさの牛乳が出来上がっているじゃありませんか。

試しに、ティーパックを入れずにそのまま飲んでみる。
冷たい牛乳とは全く異なる味で、砂糖を入れていないけれど、少し甘くなったような味がした。

本当はここで茶葉を少し入れて、茶漉しで茶葉をとって…と手間ひまかけるのがいいのだろうけれど、私はとってもずぼらなので、お気に入りのTWININGSのアールグレイのティーパックをそのままピリッと破いて、ちゃぷんとカップに沈めた。

お湯のときはすぐ茶色くなるのに、ホットミルクだと茶色の広がりがとってもうすく、とってもゆっくり。
なんでかわからないけれど、じんわりとミルクに色付く様子は、見ていてほっこりした。

あらかたミルクティーらしい色合いになってきたので、恐る恐るひと口飲んでみると、それはもういつも飲んでいるミルクティーとは全く違う味で、とてもリッチでそれでいてほっと心が温まる、そんな一杯になっていた。

それからというもの、私はおうちで働くときには決まってホットミルクを作るようになった。その日の気分によってミルクティーにしたり、抹茶オレにしたり、ホットココアにしたり。鍋で温める必要がないから、洗い物も増えなくてとってもラクチン。

一時期肌荒れの原因が牛乳かも?と思って飲むのを我慢していたけれど、昔から好きだった牛乳はやっぱり今も好きで、こんなふうにホットミルクで毎日飲む日が来るなんて本当に幸せだなぁと思った。
(今のところお肌の調子もキープできてる、ふふふ)

ちなみに、温め機能がない電子レンジで牛乳を温めると急激に温度が上がって吹きこぼすことがあるそうなので、もし牛乳の温めモードがない時は気をつけてやってみてくださいね。

きっと、すぐ飲めなくなるんだろうけれど。(寒い日がそろそろ終わるね)

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