待ち・望む 2920.11.1(未来を選択する)

前回からの続き

猫太郎:紹介するよ。こちらはソフィー。

ソフィー:よろしくね。

私:どうも、はじめまして!

猫太郎:さっそくだけど、ソフィーは僕には行けない場所を案内してくれるよ。君にとって興味のある場所さ。でも安心して。僕がいなくなる訳ではないから。

私:そうなんだ。それは楽しみだね。

ソフィー:簡単に自己紹介するわね。私はソフィー・アムンセン。「ソフィーの世界」からやって来たの。あなたについては猫太郎から全て聞いているの。だから自己紹介はいらないわよ。

私:えっ、ソフィーの世界ってあの小説の「ソフィーの世界」のこと?ついに本からも飛び出してきたの?本は20年以上前に読んだよ。内容はほとんど忘れてしまったけどね。

ソフィー:そう。私は自分が本の世界にいることにも気づいたの。だからこうやって自由に移動できるの。今までも、あなたと会うのと同じようにいろいろな人達に会ってきた。

私:へぇー。そうなんだぁ。すごいね。でもなんで俺のところへ来てくれたの?不思議な世界の住人の猫太郎が案内してくれたんだね。

ソフィー:それもあるけど、暗闇の中に灯台があれば気づくの。私が訪れる世界は暗闇の中に大陸がいくつも存在しているイメージなの。でも暗闇の世界は果てしなく広いから大陸を探すのは大変で。その時に目印となるのが暗闇の中に光っている灯台なの。あなたのような存在のことよ。

私:そうなの?俺って灯台みたいに光っているの?何かの目印みたいだね。

ソフィー:私の移動する世界では、あなたはそういう存在なの。そういう人達が世界にはたくさんいるわ。

私:そういうものなんだね。不思議だなぁ。自分も何かの役には立っているのかもなぁ。

ソフィー:それでは、さっそく案内するわね。こっちの時間はもう夕方だけど心配しないで。あちらの世界に行っている間は、こちらの時間の数秒程度よ。

私:それは楽しみだ。まだ疲れてはいないから、行ってみたいな。それで、あちらの世界ってどこの事?

ソフィー:あなたは最近、自分の世界を2Q20年と名付けたわね?

私:そうだね。1Q84から発想を得たんだ。何で知っているの?

ソフィー:あなたは0(ゼロ)を独自にQに置きかえた。見た目が似ているからという理由で。でも、本当はね、0ではなくて9で良いの。1Q84と同じようにQは9なのよ。

私:そんなこと言われても、その時はひらめいたとおりに名付けたんだけどな。えっ、でも待って。Qを9にすると2920年になってしまうよ。

ソフィー:そのとおりよ。あなたは心の底では分かっていたはず。本当は2Q20年は2920年のことだったのよ。

私:えーー。そうなのー。では、連れて行ってくれる世界ってもしかして未来の2920年?

ソフィー:そのとおり!それではLet's go!

私は自分の体から抜け出してソフィーとともに急上昇したかと思いきや、宇宙空間に放り出された。そして、一気に地球に下降した。その間、体は痛みも寒さも何も感じていなかった。ただ、浮揚した感じがあっただけだった。

ソフィー:ここが2920年の地球よ。

着地した場所はさっきまでいた丘ではなかった。近未来都市が見える原っぱのような場所だった。例えると東京の新宿御苑みたいな場所だ。

ソフィー:えーっと。ちょっと待ってて。案内してくれる女性が来るから。

どうやらここではソフィーとは別の女性が案内してくれるようだった。それにしても空気が美味しい。あたりも緑が多くて心地よい。ピクニックにきたような気分だ。やがて女性がやってきた。

サーシャ:こんにちは。お待ちしておりました。私の本当の名前は明かせませんが、あなたの頭の中にある私のイメージから名前を作ると・・・。サーシャですね。サーシャと呼んでください。

私は「アニメ宇宙戦艦ヤマト2199」を思い出した。確かに外見はスターシャやサーシャのイメージが似合っているかもしれない。私はその女性をサーシャと呼ぶことにした。
そして今いる場所からも見える都心の建物はとても近代的であった。よくみれば遥か上空には乗り物が複数飛んでいた。車のような乗り物が空を行き来しているようにみえた。アニメや漫画で表現される未来都市に似ていた。

ソフィー:私はここへ案内しただけ。あなたと一緒にいるけど、説明はサーシャがしてくれるわ。質問はサーシャにしてね。

私:分かったよ。さっそくだけど、この未来の世界では人々は働いているの?どういう生活を送っているの?それと、ここは日本?

サーシャ:はい、ここは未来の日本です。三次元の世界の未来です。あなたが何に疑問をもっているかは事前にソフィーから聞いております。さきほどのあなたがいた過去の地球での猫太郎さんとのやり取りも承知しております。
私達の祖先、つまりあなた方のことですが、あなたのいる時代にある決断をしました。三次元での物質やエネルギー、利便性だけを追い求めても地球が枯渇してしまいます。それと同時に富や名声を追い求めても心が満たされないことに気づきました。やがて意識が徐々に変化しました。そして、ひとりひとりが生まれてきた望みを実現していく世界にしようと決めたのです。それはつまり、全員が同じように生きるのではなく、同じ基盤の上に住んではいるものの、それぞれが自分の心の豊かさを耕し、その想いを具現化する生き方です。
簡単に説明しましたが、そのきっかけ作りには数十年かかりました。”きっかけ”とは、あなたのような人達が増え始めたことです。あなたがいる時代、およそ50年の間に飛躍的な変化がおきたのです。あなたのいる時代は従来の生き方を継続したい人達と、新しい生き方を試みる人達の2つに分かれる分岐点の期間になったのです。

私:その後、時間はかかったけど最終的には地球人の全員が同じ生き方になったの?

サーシャ:違います。今も申し上げましたが私達の祖先と違って、今までと同じ生き方を好む人達も大勢いました。

私:そうなんだぁ。まぁ、そうだよな。今までどおりの生き方が好きな人だっているよな。

サーシャ:はい。そのような体験をしたくて生まれてくる人達もいるのです。あなた方の時代は、まだまだ様々なタイプの由来を持つ魂達が降りたつ時代なのです。そのため、地球上にはさまざまな選択肢が残されているのです。私達は自分の生き方を他人に強制することは出来ないのです。

私:でも、全体的には何か大きく変化しつつある時代だよね。簡単に言うと次元上昇、つまりアセンションが起きる時代。人々の振動数が再び上昇する時代。だから戦いの経験を求めて生まれてくる時代ではない気がするんだよなぁ。

サーシャ:そうとも限りません。様々な人達がいます。そのため、全員が同じ方向に向かうのは難しいのです。結果的に、地球のタイムラインは大きく2つに別れました。新しい意識で生きようとする人々と、従来の生き方で生きる人々の2つです。どちらが良いとも悪いとも言えません。どういう経験を望んでいるのかで分かれるだけです。

私:そうですよね。最後はその人の選択次第ですよね。ちなみに分かれた後は、もう一つの地球はパラレルワールドに存在しているイメージですか?

サーシャ:あなたの言葉で説明するのであれば、そういう意味になります。でも完全に分離していない時期もあります。その時は、お互いの肉体は同じ地球にあるけど意識は違う場所にあるイメージですね。

私:あぁ~なるほど。引き寄せ的な感じですかね。同じ日本に住んでいても同じ波長の人とは引き合うけど、そうでない人とは出会わない、関わりを持たなくなるって感じだな。

サーシャ:さて、ここは三次元の世界ですが、今はあなた方は非物質体です。私もそれに合わせて非物質です。一緒に上空に上昇して街並みを見てみましょう。

私達はサーシャの誘導のもと、上空に上昇した。100メートルほど上昇すると、未来の街並みが見渡すことができた。それは先端のとがった細いビルや、逆に丸みを帯びたビル、サグラダ・ファミリヤのような建物など、様々な形の建物が見えた。秋晴れの空のもと、それらの建築物は光っていた。

私:ずいぶんと発展しましたね。建物の特徴は日本らしいですね。先端がとんがっている建物が多いです。

サーシャ:国民性は引き継がれるのです。でも、丸みを帯びた建物も多いでしょ。地方にはもっとユニークな建物もあります。それらは周りの自然と調和して存在しています。

私:あっ、それと所々に芝生の広場が多いですね。グランドみたいなサイズの広場がいっぱいありますね。公園ですか?

サーシャ:そうです。公園みたいな広場です。そこで子供達は好きだけスポーツとか遊びをして過ごすことができます。もちろん、大人達も自由に運動したり歩いたり、のんびり過ごすことができます。お金はかかりません。

私:いいですねー。自分はこういう場所を求めていたんですよ。今の日本には自分たちが自由に遊べる原っぱもないし、公園での球技は禁止されるしで、子供達はかわいそうです。街作りの考え方に問題があると思うんです。

サーシャ:それでも場所によっては自然が多くある街とか村はありそうですよね。山が多い場所もありそうですわ。

私:緑が多ければいいってもんじゃないんですよ。山があればいいって問題じゃない。管理、整備された場所が必要なんです。陸上競技場のあるグランドのような。そういう場所で子供達がサッカーをしたり、草野球をしたり、走ったりすれば楽しいですよね。そういう気軽に遊べる場所が街中に少なすぎると思うんですよね。今の日本には。そういう場所がたくさん増えれば、そこを整備する人達を雇用できるし、利用者は無料にすればいい。そういう場所にだったら税金を使ってもらいたいですよ。子供達だけのためでなく、自分自身もそういう場所を探し続けてきたんですよ。気軽にジョギングしたり遊べる場所をね。でも近くにはほとんどないなぁ。あったとしても有料なんですよね。
だからうらやましいですよ。こんなに気軽にジョギングできる広い公園がたくさん街にあるなんて。

サーシャ:1000年越しであなたの夢が叶いましたね(笑)。
あなたは体を動かしたいのですね。良いことです。この時代の人々も健康であることを楽しんでおります。軽い運動を楽しんでおりますわ。病気にもほとんど罹患しないですしね。きっと大事な事をあなた方の時代から学んだのですわね。

サーシャ:そういえば、まだ働く事についてお答えしておりませんでしたわ。私達は過去に大きな人口減少に悩んでおりました。そして、同時に人間の転生についても研究が進みました。その結果、赤ちゃん達、別の言い方をするとスピリット、魂は国を選んで生まれてくることに気がついたのです。

私:霊的な、スピリチュアル的な分野の研究もかなり進んだのですね。でも、スピリット達が国を選んで生まれて来るのと、それが働くこととどのような関係があるのですか?

サーシャ:私達は生まれてきた赤ちゃんに対して、この国に生まれてきてくれてありがとうと感謝をするようになったのです。親としても感謝するし、政府も同じ気持ちなのです。彼ら魂はこの国に生まれてみたいと思って生まれてくれたのです。もしくは何らかの力に引き寄せられて生まれてきたのです。
少し冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、私達にとって未来を担う重要なリソース(資源)なのです。ですから手厚い待遇をほどこすのです。国が一丸となってその子達の未来を守ろうとするのです。
そのため、生まれた子供の魂が求める生き方を支援し、生活を保障します。大人になってもそれは続きます。社会に出て働くか、働かないかは関係ないのです。その魂が輝いて生きていることが国には必要なのです。それが国の発展につながるのです。

私:働かなくてもお金が支給されるってことですか?ベーシックインカムみたいな仕組みですか?

サーシャ:少し違っておりますが、似ているかもしれません。私達は国として存在給を払っているのです。この国に存在してくれるだけでありがたい。もっと言うと、この世界に存在してくれてありがとう!という気持ちです。

私:存在給ですかぁ。すごいですね。それがあれば若い世代だけでなく、老後の生活も安心ですね。
自分達の親の世代では国民年金のみの受給者もいます。何らかの理由で厚生年金を受け取れない人達も大勢います。国民年金だけではまともな生活はできませんよ。子供世代も金銭的に余裕が無いので親を支えてあげることも出来ません。遠く離れて住んでいればなおさらですね。
存在給を支払うことが決定されたきっかけは何ですか?

サーシャ:具体的な未来のことは申し上げることができません。具体的な事実を教えるとあなた方の過去に影響が及んでしまう可能性があるからです。たとえ小さな事でも。
でもただ一つ言えることはあります。それは、生命の貴重さにますます気づかされるようになったからです。人がひとり存在することは、国にとってもすばらしく尊いことだと気づかされたのです。生命の輝きは何ものにも代えがたいものだと。

私:そうですか・・・。すばらしい考えですね。私も存在給をもらいたいです(笑)。

サーシャ:あなたがそう望むのでしたら、それが現実となりますわ。それは見かけ上は何も変わっていないように見えても、エネルギーの世界ではその動きが起こってきます。きっと他人からはその変化は分からないでしょう。でもあなたはそれが起きれば実感すると思います。本当に変化はおきるのだと。

私:そっかぁ。

サーシャ:それにあなたの周りには・・・。それを理解できる人がいらっしゃいますわ。お互いのエネルギーが共鳴しているようです。周りと言っても物理的な距離は様々かもしれませんが。数人いらっしゃいますね。今後に関しては・・・実際に会うこともあるかもしれませんね。お互いに助け合う事になるかもしれません。

私はそうなのかぁと考えてみた。誰だろうなぁと。でも距離は様々って、もしかして日本のあちこちに住んでいる人達のことを指しているのだろうか。全国にいるまだ会ったことのない人や、既に会ったことのある人、その人達全員のことを言っているのだろうか。私はそれ以上、それについては考えないことにした。

私:そういえばお金はどうなっていますか?この時代にもお金はあるんですか?

サーシャ:似たようなものはありますね。あなた達の時代のお金に相当するものはあります。みんなで大きな何かを成し遂げようとするとき、多くのお金が必要な場合もあります。日用品や食料を購入する場合にも必要です。作った人達の価値を購入するという考え方です。お金自体は紙幣みたいな媒体もありますし、電子マネーもあります。

私:たぶん紙幣みたいな物質は素材が紙と違うのでしょうね。それにしても、素材は違っても全部が電子マネーではないのですね。

サーシャ:なぜなら地球外から地球を訪れる人達もいるからです。彼らの星の通貨です。

私:宇宙人ですか!ついにファーストコンタクトがあったのですね!いつあったのですか?

サーシャ:ファーストコンタクトの日は教えられません。でもそれは、今のあなた方が想像しているような急激な出来事ではありません。その日を迎えた人々からすると、ついに現れたかって感じだったと思いますよ。地球に来るのは分かっていた、もう待ちくたびれたって感じでした。

私:やっぱり最初に夢に現われたり、UFOが頻繁に目撃されるようになったのですか?

サーシャ:それもありますが、それ以外にも地球外から電波が届いたり、メッセージらしきものが届いたり。少しずつ目に見える形でコンタクトが始まりました。そのため、私達は実際に出会う前にお互いの存在を認識していたのです。ただし、この事は私達のタイムライン上の出来事です。あなた方の地球でどのような選択がなされるかは分かりません。ひとつひとつの選択の違いによって未来が変化するかもしれません。

私:そうですかぁ。

サーシャ:そろそろ地面に戻りましょう。

私達は地面に降りた。そしてソフィーが話しかけてきた。

ソフィー:そろそろ戻る時間よ。

私はもっと滞在したかった。とても心地よい気分だったからだ。それにしてもサーシャの物理的な体はどこにあるのだろうか?まさか肉体を非物質に変化させた訳ではあるまい。さすがにこの時代でもそれは無理だろう。

サーシャ:今日はお会いできてうれしかったです。私は今日のように非物質体になるのは好きです。私達の時代には簡単に非物質体になれます。体はきちんと家で寝ておりますので安心してくださいね。

どうやら私の考えを読まれたようだった。

私:私も会えてうれしかったよ。さよなら。サーシャ。また会えればいいね。

私はサーシャに別れを告げた。ソフィーはそれを見届けると私を巻き込むようにヒューンと上昇した。私は少しうわーっとなったが、すぐに宇宙の景色をみることになった。それから再び地球に降下した。

ビューンと自分の肉体に戻ってきた。

猫太郎:おかえり!早かったね。

私:どのくらいの間いなかった?

猫太郎:10秒くらいだよ。

私:10秒か。こっちの時間では一瞬の出来事だったんだね。

ソフィー:さてと、私の役目は終わったわ。無事に2920年にたどり着けて良かった―。

私:未来を案内してくれてありがとう。楽しかったよ。本当の2Q20年の意味が2920年だったとはね。2020年のパラレルワールドの世界のことだと思っていたよ。でもそうすると、今いる自分の世界は2Q20年ではなくて2020年ということかなぁ。いや、まだ2Q20年にいるのだろう。

ソフィー:その疑問は猫太郎の担当ね。ちなみに、私は本から飛び出したけど、まだこの外にも世界は広がっていると思っているの。

私:まだ外がある?この世界も本みたいな世界だってこと?

ソフィー:そう。きっと誰かが私達の体験している出来事を読んでいるんだわ。ここの世界も本みたいなものよ。

私:なんでそんなことが分かるの?

ソフィー:なんとなくよ。今まで生きてきて身につけた勘よ。でも、たぶんもう外の世界には行けないわ。ここが限界な気がする。きっとこの外の世界は神様の世界なのよ。

私:今まで生きてきたって言うけど、まだ少女だよね。外の世界は神様の世界かぁ。そうかもなぁ。もしかして今日の出来事についても神様が文章を書いているのかなぁ。自分は神様によって作られたのかもしれないな。そうすると、自分は神様の分身なのかなぁ。考えても分からないや。

ソフィー:そうね。考えても仕方ないこともあるわね。気が向いたらまた遊びに来るわ。

私:了解!またねー。

ソフィー:またねー。

ソフィーは茂みの中の黒い大きな空間に入って消えた。その後は猫太郎に今日体験したことを話した。空には夕日が映えていた。

私:猫太郎、また来るよ。たぶんだけどね。なんか、いろいろ考えて疲れちゃったな。とにかくもう、自然体で生きるよ。川の流れに身を任せ~♪

猫太郎:ゆっくり休むといいよ。

私:どうやって生きるのがいいのだろう。あまり牙を剥いて生きても仕方がないから、普通に生きればいいのかなぁ。ハァ~。ため息が出る。

猫太郎:休めばまた活力が戻ってくるよ。

私:そうだね。今日はありがとう。またねー。

私は家に戻った。夜になると今日の出来事を思い返していた。もしもサーシャの言ったとおり自分達の時代を分岐点として未来が分裂するのだとしたら、自分はどちらの未来を選択するのだろうか。なんか、今までのイメージだと新しい意識の世界ってキラキラ系って感じがしてたんだよなぁ。ポジティブの世界って言われるとキラキラ系のフワッとした世界をイメージしてしまうんだよなぁ。でもそれも悪くないかぁ。振動数的、意識的には実際に重たかったものが軽くなっていくのだろうから、イメージとしては正しいのかもしれないしな。
新しい意識の世界に進んだとしても、自分はオカルトとか悪魔、超常現象の世界に興味を持ち続けるのだろうなぁ。個人の趣味については、どちらの世界に進むかという問題とは関係ないよな。
そんなことを考えていた。
今日の外の月は満月だった。
月は一つだった。
もしかしたら、いつのまにか2Q20年から2020年に戻ってしまうのかもしれないなぁ。
満月を見ながらそんなことを考えていた。
そして、いろいろと考えるのに疲れてきた。
普通にひっそりと暮らせればいいや。それで満足だよなぁ。
目立つことも嫌いだし、それでいいよ。それを目指そう。
でも普通って何だろう。
今日はもう何も考えないことにした。
そして風呂に入ってゆっくりすることにした。










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