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慶応SFC,2018SS前半の振り返り

ごきげんよう、新造真人(Shinzo MAKOTO)です。
「大学、行ってるの ?」と心配されることも多いですが、まじめに大学に通っています。めでたいことに、先週で慶應SFCの春学期の半分が終わりました。もう半分で夏休み(めでたい!)です。これをいい節目だと捉え、これからの後半のために、前半での反省点および改善点を考えてみました。読了時間5分です。

【INDEX】
0:各授業の振り返り
1:まず、やれ。〆切厳守、質は求めるのは、その後でいい。
2:優先順位を決める。

(一部の方々には懐かしいSFCで撮影した写真をはさみ文章を書きました)


0:各授業の振り返り


これがぼくの2018年度春学期の時間割。
まずは各授業の、簡単な振り返りをしたいと思う。
授業内容にはほぼ触れていない。


い)脳と行動(加藤貴昭)

90分の授業中、ずーっと神経を尖らせる必要はない。面白いと思ったものが1つでもあれば、よし。そのことについて、全神経を集中させ、それを思考する。「なぜ、ぼくはそれを面白がるように成長したか」「それの何が目新しいor目を引くのか」

これさえできれば、それ以降の授業を、全部聞く必要はない。この授業は"神経生理学的な脳の構造と機能を理解すると共に、認知科学的な脳の「振る舞い(behavior)」を学ぶ"ような時間であり、学びが分野横断できであるがゆえに、1つ1つのトピックを深く掘り下げない傾向にある。

ならば、じぶんが面白いと感じた、その1つを見つけるように授業に釣り糸を垂らし、ひとつ獲物がかかるように目で、参加するのが、良い。獲物がひとつ引っかかれば、その獲物に関連させるような形で、授業を"聞き流す"。流し聞きでも頭に飛び込んで来るものに時々目をやりながら、自分の世界に潜る。

ろ)音楽と脳(藤井進也)

より、主体的に参加していい。発言を恐れない。藤井さんは、関西出身で、"ボケた回答"を求めているというのもあり、果敢な発言は評価する。恥ずかしがって、手を挙げない、発言しない、という態度は、いらない。誰得だ。これまで何度も質問に対しての答えが思い浮かぶが、考えるふりして、発言しなかったことが何度もある。思いついたこと、考えついたことがあれば、どんどん発言する。

こんなに笑って受けれる授業はそうそうない。サービス精神が旺盛すぎて、頭の回転がバリ早い藤井さん。手を挙げれば彼と喋れる。大教室の授業だが、1on1の授業だと考え、いちいち手を挙げる。そういった道場だと思おう。


は)食事学 -アスリートと食事- (河谷彰子)

メモを取るだけでなく、その内容を生活に生かす。発言したことや、質問をしたことは、その後もしっかりと覚えている。こういった知識は、実践されることに意味がある。(ex:何肉のカロリーはこれくらいで、目的にあわせて、何肉をたべたり、それに合わせて、ある野菜Aを摂取すると、吸収がよい etc)

そして、生活を思い起こし、そこから着想し考えた発言をすれば、ぼくに必要な知識は河谷さんが、返してくれる。この授業はオーダーメイドな食事を、より適切に取ることを、実現できる授業だ。必要だと思っているから、この授業をとっている。時間を潰す、のではなく、生かそう。

に)諏訪研究会(諏訪正樹)

なによりぼくは「身体知」や「諏訪さんの話す言葉を読み取るための知識」が少ない。だから、諏訪さんに「ここがわからない。教えてください」「ここが、こういうわけでわからない」「あなたはこういうが、私はこう思う」と、色々と聞く。

そして、聞くために、本を読む。自分で考えて、その文章におこす。今、興味があることを諏訪さんや、研究会のメンバーに話す。彼らの興味、関心、着眼点を吸収し、じぶんの発想力を育てる。スポンジのように吸い込み、蔦屋のように、興味と着眼を張り巡らす。

また、卒業論文だけでなく、論文を書きたいことを伝える。欧州の学会で、じぶんの考えを発表したい。うまい酒が飲めたい。

ほ)諏訪研究会 卒業プロジェクト(諏訪正樹)

まずは、発言すること。思いついたことを、発言すること。なぜ、創刊型のか、事実を認識し、それへの解釈、そしてそこからの妄想と続けていく。

そうした手順を踏んだ発言をすれば、ぼくは伸びる。この研究会に、ぼくより以前からいる人たちが、それに反応するはず。色々とフィードバックがくる。間違えること、発言すること、笑うこと、身体の反応を観察すること、で、この研究会でのバリューをだせる。

へ)うた(北山陽一)

発言の回数は、圧倒的にナイス。毎回なにかしらマイクで喋っている。講師陣に完全に顔を覚えられた。ナイス。今度は、発言をレベルアップさせる。授業の流れを踏まえた上で、発言をすることに"も"挑戦。

また、じぶんの考えがひとつ思いつくと、他者の話をきけなくなる傾向がある。それはもったいない。他者の発言/考えにも、探りを入れるようにして、耳を傾ける。その上で、じぶんの意見を練り上げる。

と)オーラルヒストリーワークショップ(清水唯一朗)

今回はSA(Student Assistant )として授業に関わっている。去年、この授業を受けたことがあるので、余裕を持って、授業の話に耳を傾けられるはずである。「面白い話がきけたな」ではなく、じぶんの血となり、身となるようにすること。具体的には、メモを取り、それをその日に振り返る。1分でいいから、振り返る。

SAとしてじぶんができる仕事を能動的に考え、実行。他者にまかせられるものは頼る。クラスの雰囲気に貢献する。そうすれば、楽しい90分になる。どうすれば、楽しい90分になる??

また、清水さんは毎回、授業時間を延長することはもう恒例。それにイライラすることがあるが、ストレスコントロールを行う。トイレに行ったり、お先に失礼すればいい。実際そのあと授業がある。

ち)近代思想の世界(小熊英二)

じぶんの言葉で、その日のノートを作ること。来週までにそれを提出すること。そして、小熊英二さんの本を、ちょっとでもいいから読む。全部読もうとすると大変。毎週5ページでもいい。ちょっとづつ読む。じぶんの言葉で、頭で、知識や考え方を体系化すること。じぶんで、考える。もう、考えられる。考える力を伸ばすため、そういった目的でこの授業を履修した。初心に帰る。時間がきたから、開講場所に行く、というのは、あまりに勿体無く、知的好奇心がくすぐられる時間である。

近代思想の成り立ちや、それの現代への影響を知り、じぶんの生活感、行動を省みることは、じぶんを歴史思想から俯瞰することに繋がる。毎回、彼の授業を受けると、2、3個作品のアイディアが浮かぶ。それらを、72時間以内にひとつ実行すること。

り)認知学習論 (今井むつみ)

授業の全てを、一生懸命、聞くのは無理。その日、面白いと思ったものが1つでもあれば、いい。そのことについて、全神経を集中させ、それを軸にして、残りの授業やこれまでのことと、結びつける。シナプス発火のようなものだ。

今井さんの話は、これまでの履修した授業や、本で読んだこととかぶる内容がかなり多い。一度聞いた話があったりするが、それに対して、新鮮さを失わずに、もう一度聞く。まさに、フレーム問題。認識枠の固定化は、学びを妨げる。

また、授業を聞いている、ということは、今井さんからぼくが見られているということ。他者と相互に見合っているということを念頭におき、授業中は振る舞う。居眠りするなら、外に行け。集中できる時だけ、話を聞く。


ぬ)身体知論(諏訪正樹)

ペットボトル記述を、続ける。記述が変化するまでやってみる。そして、授業の内容をより深く理解するために、関連図書読む。一度読んでも、読み返す。その上で授業にのぞむ。そしたら、考えたことを授業中はメモすることがやっとできる。

そしての、その着想や意見を踏まえて、諏訪さんに尋ねる。こんなに知的好奇心を、直球ど真ん中でくすぐられる授業はない。この授業を通して、日常に対しての観察眼を養い、作品制作に向かうための着眼力を強化する。ぼくは「日常の探求者」だということを忘れない。

る)体育空手(外薗大志)

「面白い」と何度もうなづくなら、その面白さを、生活の中で実践・応用できるようにする。そうして初めて、彼の話が「わかった」or「わかりはじめた」ということになる。彼は、本ではない。面白い読み物、ではなく、生身の、1人の人間である。彼の口から出た、体温のある言葉を「面白い」と思うのなら、それ相応に、ぼくも身体によって反応し、理解する必要がある。

この空手の授業中、身体の感覚が敏感になる。重心の位置、力の入り具合、力み、鼓動、焦りなどの輪郭が、いつもより明瞭になる。この身体感覚を普段の生活でも実装できるようにしたい。呼吸を意識して、安定した重心を手に入れる。身体の状態や感じ方に目を向けて、違和感や、好調な感じの正体を探って行く。生活の座り方、立ち方、歩き方など、空手の考えを実践・応用・試行できることは、常にある。

そういったことを続けて、何をしたいか。今は、疲れにくい体を作りたい。集中したいときに集中ができるといった高いパフォーマンスを発揮できる体を、意識的に作り上げていきたい。

入学当初やっていた "裏Mr.SFC" 



1:まず、やれ。〆切厳守、質は求めるのは、その後。

課題。第一にはまず提出すること。毎回200点の成果を出す必要はない。言い方は悪いかもしれないが、大学の授業の課題はさほど質を求められてはいない。期限内に提出することが、まず第一に求められている。

上の「求められている質」に関して過去を振り返る。ぼくは200点のものを出したいと思っているが、実際には60点で、単位を取るにはこと足りる。そして、200点を出そうとすると、苦しい。完璧なものを出そうとして、それが無理だから、〆切が遅れることもある。〆切に遅れたことでストレスが溜まり、他の質が下がるという、負の伝染が起きる。だから、まずは出すこと。質はその後に求めよう。

実際、去年の春学期は「課題を〆切前に全て提出すること」を徹底したら、それができた全ての科目で「Sの評定」だった。つまり、まず出すこと。成績は保証される。200点の成果を出すという自己満足より、まずは、提出が大事。できることな、期限の2日前に一度仮の提出をする。そのために、スケジュールをみる。1回目の提出は、中途半端でもいい。その後、質をだんだんと上げていくこと。


いつかのお茶会には、懐かしの方々。



2:優先順位を決める。

まず、起きたら、その日やることのリストアップをして、優先順位を決める。ぼくは「リストアップしすぎる傾向」にあり、それらを全て今日やることは出来ない。そういうことが多い。

だから、今日やらなきゃいけないことを、3つほど絞る。じゃないと、5分や10分で終わる、簡単なものばかりに手をつけ、重要なことには手をつけず、1日が終わる。そうすると、その重要なことはまた翌日持ち越される。優先順位をつけて、それをまずやること。

優先順位が高いことを、しっかりとやるためには。
以下のような方法が今は考えられる。

1)その中身を具体的にしていく。
2)所要時間を計算する。
3)その時間を確保できるように1日のスケジュールを確認する。
4)2)で決めた所要時間でやりきる。まずは、その時間でやること
5)必要ならば、時間を延長するが、延長は15分までと決める。
6)それ以上時間が必要だったり、楽しくなった場合は、
   それに必要な「2)所要時間」の決定。時間の奴隷になるな。


7)休憩をはさむ
8)次の優先順位が高いものに、取り掛かる。
    

臨機応変な対応と、それをサイクルに組み込むのが重要。

そして、その日だけでなく、1週間単位、1月単位、1年単位、10年単位、50年単位で、それらを俯瞰する癖を身に付ける。未来への投資(今ならフランス語と英語の勉強、撮影・音響機材の購入とその知識を得ること。実践できる状態に持って行くこと)も行なっていく。それらに必要なのは、

1)必要な行動/ マイルストーンの具体化
2)それにかかる予算の計算と確保
3)いつまでにやる/ Deadline の決定

だと考えている。これは、また後ほどチェック。

この文章も、制限時間を決めて書いているから、描ききれていないことが多い。50分の制限時間で、よくこんなに書けたと、思う。明日見返して、書き足す。そして、実際にこれらを、生かす。書いて、終わらない。描きっぱなしにしない。


諭吉像前に"あった" SBCセンターでのお絵かき



このnoteは、無料で最後まで読むことができます。が、もし、ぼくの学生生活を応援したい、という方は、以下から「ご支援」をお願いいたします。学習に必要な書籍の購入と研究費に使用させていただきます。

また、こちらの「BOOK リスト」にぼくが今読みたい本をまとめているので、よければプレゼントしてください。読んだ本は、この本が、必要だと思われる、後輩、同期、先輩方に渡し継いでいきます。

Book リスト URL : http://amzn.asia/iQ6hFeZ

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。


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