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16.失敗した私が思う、職業訓練校に向いている人

私は職業訓練校の一般事務コースへ通って、簿記やパソコンについて学ぶことができました。
しかし、メンタルがどんどん不調になり、資格は1つも取得することができませんでした。

また、就活をする余裕もありませんでした。

どうしてこうなってしまったのか。
どういった人が職業訓練校に向いているのか。

私の失敗談をもとに、振り返っていこうと思います。


私が職業訓練校に通っていた時の様子

私は一般事務の3か月コースに通っていました。

最初の1か月目は休まずに通って、簿記の勉強も頑張っていました。
2か月目からメンタルが不安定になっていきました。

この原因は、おそらく精神科へ通い続けていなかったからだと思います。
私は、後に精神科で双極性障害と診断されました。

双極性障害は躁状態と鬱状態を繰り返す病気です。
鬱の症状が、職業訓練校に通い始めてから2か月目に出たんだと思います。

教室でいきなり泣いてしまうことが多くなりました。

3か月目には自死を意識するようになります。
メンタルがどんどん悪化していきました。

先生と密にコミュニケーションを取りすぎた

先生と踏み込んだ話しをよくしていました。

そこで、先生から少し強めなことを言われると泣いてしまって、どんどんメンタルが悪化していきました。

先生と話すときは、いつも泣いていた気がします。

勉強を教えることはとても上手な先生でした。
クラスメイトからの評判も良い方でした。

ただ勉強だけを教わって、履歴書や職務経歴書を書く授業、面接練習はなんとなくこなす、そんな関係を築けばよかったのかなと思います。

職務経歴書に通う前から、定期的に精神科へ通うべきだった

双極性障害は一生付き合っていく病気です。
躁状態の時も、鬱状態の時も薬を飲み続けなければいけません。

職業訓練校に通い始めた時、私は適応障害はもう治っていると自分に言い聞かせていました。
職業訓練校に通って、資格を取り、正社員として普通に働くんだと決めていました。

しかし、段々とメンタルが不安定になっていき、そんな自分に戸惑いました。
予想外の出来事だったからです。

3か月目には、働くことさえできない状態になっていました。
今後、どうやってお金を得て生活をすればいいのか分からず、お金を稼げないんだったら死ぬしかないと思うようになりました。

そう思うと、食欲がなくなり、おしゃれをすることもできなくなり、最低限身なりを整えて職業訓練校へ行くようになりました。

今思うと、鬱状態で冷静な判断が出来ない状態だったのだと思います。


職業訓練校に向いている人

職業訓練校では、とにかく休まないようにと強く言われます。
そのため、メンタルが健全で、元気な方が向いていると思います。

しかし、子育て中の女性が多かったことから、子どもの事情で休む方は特に注意はされていませんでした。

また、大人として当たり前かもしれませんが、先生とちょうどいい距離感で接することが出来る方が向いていると思います。

私は、自分の事情を素直に話しすぎて自爆してしまいました…。


なんだかんだ、職業訓練校は良い場所

職業訓練校の良いところは、なんといってもお金をもらいながら資格の勉強をすることができるという点です。

私は一般事務コースに通っていましたが、前職が接客業、美容師など様々な方がいました。
今までと違う業種で働きたいと思う方にとっては、とても良い場だと思います。

一般事務コースでは3か月で4つの資格を取るための勉強をします。
3か月で4つの資格を取るということは、なかなか大変です。
もし、資格をそのスピードで取ることが出来たら、履歴書や面接でアピールすることができます。

職業訓練校では、履歴書や職務経歴書を書く時間、面接練習をする時間があります。
また、授業以外の時間に、先生に添削をしてもらうことができたり、求人票を持っていくとアドバイスをいただけたりします。

転職活動で身近に相談できるプロの方がいるということは、とても心強いです。

私は、自分のメンタルをコントロールできず残念な結果となってしまいましたが、これを読んでくださってる方はぜひ職業訓練校をうまく利用してくださいね。


つづく

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