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新年ムードに置き去りにされたおっさんが、初笑い性の高い、初笑い味の溢れる、初笑い的な記事を書いてみた

年が明けてもう一週間も経過したとは
にわかに信じがたい。
正月ボケが続いていて、ナニをするのにもまったくエンジンがかからないのだ。

新年の高揚感のピークは一体いつであろうか。

それはおそらく
「12月31日の夜」である。

普段におきかえてみるとわかりやすい。

週末を迎えるにあたって感じる興奮のピークがあくまで「金曜日の夜」であり、決して日曜日の朝ではないことと、全く同じ脳内システムである。

旅行だってそうだ。
出発前日と出発日が一番ワクワクする。

そう。
何事もあくまで楽しいのは直前であり、その途中ではない。いざ正月の途中になってしまうと、その喜びを実感するのは、いささか困難である。

そして正月や週末も、終盤にもなってくると喜びなどは跡形あとかたもなく消え去り、
そこには言いようの無い切なさと虚無感きょむかん、絶望だけが残るようになってくる。

サラリーマンは「翌日から仕事である」という絶望感にうなだれ、目の前のアルコールすらも楽しむことがままならない最終日。

「明日からまた通常の日常が始まる」
という悲哀ひあいが蔓延し、
罪無き箱根駅伝の感極まるゴールシーンすらをも憎んでしまい
メンヘラと化す最終日の昼下がり。

あーあ。
こんなに楽しかった正月も次に会えるのは一年後なんだね。
そう心の中でつぶやいて別れをつげる。

もしかしたら人間という生物は
“今日” の自分が過ごしている時間の「良さ」というものを、
あくまで “昨日” と “明日” との相関から
相対的な捉え方しかできないのかもしれない。

・・・・
なーんちゃって笑

ポエムのように格好良くつづってみた。

しかしおかしい。
おかしいのだ。

試行錯誤、文に変化をくわえながらキーボードを叩いてみたものの一向にエンジンがかかってこない。

ここから公式のおススメ記事に取り上げて頂けるような壮大なモノが描けるイメージもなければ、
オチのための伏線をも全く張れてやいやしない。

そんな今年のスタートをきった腑抜ふぬけな自分に心底ガッカリする。

そもそもこんな感じで本当にこの記事は、最後までたどりつくことができるのだろうか、
という恐怖にも似た不安が、今まさに猛烈に押し寄せてきているのだ。

だからといってボク程度の人間がのたうち回ったところで、ただ雑魚が発狂しとるな、ワロタということで迅速に処理されてしまうほどnoteの世界は広い。

我々ホモ・サピエンス。
猿人えんじんがエンジンがかからなくてどうするのだ!!
と自責の念にかられ叱咤しったするのだが・・・

と書きだしてみたものの、
やっぱり、この方向にかじをきったらダメだ。
話が広がりそうもないので“猿人えんじん“のことは一旦忘れて頂きたい。

そうだ、今年の所信表明をしよう。

noteではどうにかして、
ホンモノが分かる大人のオトコの記事をつづっていきたいと思う。スキを押してくれたnoterさんを中心に、最近は他人様ひとさまの記事をよく見るようになった。

雑貨の機能性の良さを粛々と紹介している人や、
ワインを飲みながら産地について語っている人、
上質な食品を食べては気の効いたコメントをさらりと残せる人、

noteにはそんな“品“のある人がたくさんいて、こういう人は、まさにボクの憧れである。

だからボクも回らない寿司屋に入って
大将お勧めのウニを口にした瞬間に浮かび上がる
「くっせえな。スシローのかけうどんでお口直しをしてえな」
という心の声を奈落の底へとほうむり去り、
どうにかしてホンモノが分かる男のコメントをつづっていきたいと、
そう思っているのだ。

Yeah!めっちゃホリデイ♪

と、始まったばかりの三連休にうかれて、いま、我を忘れてあややの歌詞の一部を叫んではみたものの、

冷静にみると記事の本筋とはまったく関係がない上に、今回はめっちゃと言えるほどのホリデイでもないので、ご多忙中にあって大変恐縮ではあるがこの掛け声はなかったものとして読み進めて頂きたい。

“笑う門には福来る“、“初笑い”
新年早々は縁起よく笑いを語ろうではないか。

文字でボクの“初笑い”を表現しようか。

「www」

満面な笑顔で笑ってみた。
情景が浮かんだであろうか。

「w」を文末につけることで「笑い」を表わし、今の人はこれを俗に「草を生やす」と表現する。

ネットにおける文章表現ほど移り変わりの激しいものはない。この20余年で、どんどんと表現が変わっていった。

ボクがネットをはじめた2000年頃では、笑いの感情を文に込める時は文末に(笑)であった。

相手とのメールのやりとりで
「いや、それは言い過ぎ。」と言おうとして、もしかしたら変に嫌らしく伝わるかもしれないと思った時に
「いや、それは言い過ぎ(笑)」

ほら、これを入れるだけで一気に表現がまろやかになる。
カレーにヨーグルトを少し入れるだけでまろやか風味になる現象と同じである。

「お前ってヤツは、そんなことを言う人間かよ!見損なったぜ」なのか、
「内容としては言い過ぎだけど、面白いからもっと言えよ!」なのか、

一文字、末尾に(笑)を入れるだけで、文が全く違う風情ふぜいになる。

文字では伝わりにくい会話のニュアンスがおおよそ伝わり、
こりゃ、なかなか簡便だ、というわけだ。

こうなると「(笑)」を使うのが癖になる。
普通の文がどれも冷たく見えてしまうのを避けるために、
ボクはもはやナニひとつ笑うところのない話題でも笑うようになっていた。

青山学院すげー(笑)
箱根路は雪降っているわ(笑)
もう、正月が終わり(笑)
また、来年ね~(笑)

というふうに、なんともない一文に笑いの神を降臨させていたのだ。
しかし現在、(笑)を使っている人は激減した。次に「w」「草」の時代がやってきたからだ。

だからといって今でもnoteで「(笑)」と使っている人をみかけると、ボクは「古い人」とは思わず、むしろ丁寧な人という良い印象を受ける。

スマホでもPCでも入力するときに文字をいちいち半角カッコでくくるのは面倒くさい。

「w」で済むのに3文字分のスペースを使っているのだ。文字変換に「(笑)」と登録されているのかもしれないが、
わざわざこれを使うのは“手間を惜しまない人“のような印象を受けてすこぶる好感がもてるのだ。

ただし、言うタイミングを逸してここまできたが、カレーにヨーグルトのたとえは本筋とはまるでかけ離れているので、この後の展開にまるっきり関連性がない。頭の片隅にも覚えておく必要がないので、できるものならばこのタイミングで躊躇ちゅうちょすることなく投げ捨てて頂きたい。

あと、現在では絶滅危惧種ではあるが
20余年前のインターネットでは、(笑)と同じくらいに(爆)も覇権を握っていたことにも触れておこう。

(笑)はギリギリ生き延びているが、(爆)は全く見なくなった。

今の子には「ナニそれ?」かもしれないが、
しかし当時はあちらこちらのチャットや掲示板、メールで人々は日常的に爆発していたのだ。

(爆)は、(笑)よりも強い意味を込めたい時に用いられる「爆笑」が語源ではあるが、
それだけでなく「自分の発言に自分でツッコみを入れる」というニュアンスも含んでいた。

だからボクも若めの女子とキャピキャピとメールしている時は、相手から(爆)がよく送られてきていた。

正月食べすぎた(笑)
私が体重計に乗ったらぶっ壊れる(爆)←

「ワタシ、いま大ボケしていますからね」と公言すると同時に、
「それを自覚して既にツッコんでますよ」、と相手にアピールする表現である。

これに慣れていない人、知らない人が見たら驚くかもしれない。
だって、この女子が体重計に乗ったら壊れて爆発しているのだから。

オッサンは「草」、「w」、「藁」を使うのは抵抗がある。

ボクのような40代の非モテオッサンがむしろこれを多用していたらどうだろうか。
おそらく「キモっ!」って若者から怒られてしまうだろう。

noteだけでなく、LINE、メールでもそう。
使ってもいいのだろうけど、感覚的に「www」は恥ずかしくて使えない。
「草」も「藁」も恥ずかしい。

しかしどうだろう。

「ぶっちゃけ」なんて言葉を途中でぶち込むのと同じ感覚で
あえて堅い文章に柔らか味を出す目的で「ワロタ」「クソワロタ」は使うことがある。
そう、肉全体を柔らかくする塩麴しおこうじの役割と同じように。

じゃ、ボクは普段の文で結局、笑いを表すのにナニを使っているのか。

「いや、それは言い過ぎ笑」
草を生やすことはできないし、昔ながらの(笑)にも抵抗感がある。
その板挟みに立ったボクは左右のカッコを脱がすのだ。おそらくこれを使っているヒトの多くは同様の理由であろう。

イメージとしては、ネクタイゆるめて袖をまくったような感じである。これがボクの文中では最上級の「笑い」の表現である。
冗談かましたよ、オレもいま笑っているよ、ってときにこれを使う。

しかしネクタイゆるめるのは全く読み手にイメージが浮かばない例えになってしまったことをまずは詫びたいと思う。

すまん。

だから読んだ記憶から抹消してほしいが、塩麴しおこうじを使えば肉が柔らかくなる古来からの知恵は、後にも先にもこの記事で一番タメになる話なので覚えておいてほしい。

あぁ、こんなくだらねーグダグダ記事を4000文字も・・・

そろそろ意味がわからなくなってきて

「こんな無意味な5分間、ありゃしない!」
と読者からの怒りの声が聞こえてきそうだが、ボク自身はようやく脳が準備運動を終えて活性化してきた。

今ならいつもの調子でガンガン書けるテンションである。
ようやく今年のスタートラインに立てたのだ。

そう、この瞬間。
これこそがエンジンがかかった瞬間である!

……と、ちょっと待て。
ドヤ顔でキーワードを入れてはみたものの

「#エンジンがかかった瞬間」の投稿コンテストは、今確認したところ何と三日前の1月5日(水)にエントリーが終了したとある。

なんと……!?!?!...んェ!?!?ドユコト?!?!

今更、賞レースへの参加は間に合わないという衝撃的な事実が発覚した。

エンジンを伏線に引っ張って書いてきたボクに、ここにきてなんという仕打ちであろうか。

もはや場違い感が満載で、穴があったら入りたいほど恥ずかしいので、新年早々、ドヤ顔しながら恥をさらしたボクのことは、皆さまもすぐさまキレイさっぱりと忘れて頂きたい。クズ男への恋愛感情を断ち切るように。

あ、そういえば。
この駄文をつらつらと読んで頂き、ここまでたどり着いてくれた優しい皆様に、

改めましてちゃんと言わせてもらおう。

遅ればせながら、

明けましておめでとうございます。
今年一年、2000文字程度にまとめるように努めますのでどうぞ可愛がってやってください(爆)

お気楽にnoteに向き合っておりますので、お気楽に声をかけて頂けたらハイタッチしたいくらいに喜んじゃいます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

最後に1つ。
クズ男の話はいよいよ本題と何一つ関係がないので、すぐさま忘れて頂きたい。
カレーにヨーグルトやネクタイを緩めるに比べても、クズ男は断トツで関係がない。

ということで、皆さまどうか三連休初日の良き興奮ピークの1日をお過ごしください!

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