あなたはどれだけ自分の言葉や行動を意識していますか?〜責任はセラピストにある!〜

こんにちは!

雨の予報なのに傘を忘れて焦っているshimmyです!

本日は臨床で患者様と上手く共有できなかったことについてお話しします。

私が担当している患者様で、7月30日にゴルフに行きたいと望まれている方がおられます。

脳卒中で入院されており、現状車椅子見守りレベル、自立した移動もままならない状態です。

ゴルフとは、セルフケアが自立して問題なく行え、ある程度の強度のある運動にも耐えうる心身機能を身につけないと見えてこない部分だと思います。

患者様にゴルフをするということまでの道のりを上手く説明出来なくてこちらの考えとの乖離が生まれてしまっている状態です。

以前の私はなら、いや無理ですよ。と簡単にNOを伝えていました。

今は、なんとかしたいけどそのためにどう伝えればいいのか??と悩んでいます。

理想としては、ゴルフをするためにはここまで出来なければいけませんよ。ということと、

そのためにこれだけのことをこなしていかなければなりませんよ。

ということを理解して貰わなければならないのですが、それらを明確にすることが出来ませんでした。

ステップもなんとなくわかっている程度で、私自身も明確に出来ていないんです。

どうしても期間の話をするときにこれだけの労力を払ってください!ということを伝えられません。

そりゃそうですよね、今までそんなこと考えたこともないのですから…


少し話は逸れますが、最近やっと口で伝えたことはほぼ伝わっていないということが理解できてきました。

患者様に身体の状態や目的までのステップの話を出来るだけわかりやすく伝えていたつもりですが、翌日にはまた同じ話をしている自分がいました。

情けないことに最初は患者様の理解力のせいにしていましたが、それが自分の問題だということに気づきました💦

患者様はわからないですよね。

急に脳卒中になって、初めて聞く身体や脳の話をたくさん聞かされて、意識してなかった身体の状態を伝えられて、だから頑張ってくださいね!なんて到底理解できないですよね。

中には理解される方もいらっしゃると思いますがそれはごく一部だと思います。


なので、今まで私が伝え続けていたことは伝わってなかったんだと理解したわけです。

では、どうすればいいか??

人は伝えられたことはほぼ残りません。

ですが、自ら気づいたことや考えて感じたことは残っています。

だから、患者様自身にも気付いて貰わなければならないのです。

今日悩んでいるその患者様は、歩くときに膝がカツンと伸びて歩いてしまうと筋肉を使わない状態なので、そうならないことを意識しましょう。と初めに伝えて、それを実際に実感してもらいました。そのときは、そうやなーと言われており、1週間経った今でもそのことに関しては気にされています。

私自身も勉強しているときや、セミナーで学んだことを意識して臨床で実施し、どうだったか感じることで自分の中に落とし込んだという経験はたくさんあります。

スポーツでもそうですよね?

フォームや動き方を意識して繰り返して気づくことはたくさんあるのです。

そういう経験をたくさんしているにもかかわらず、私は伝えれば分かると思っていました。

今日の臨床では簡単なステップの話をして、これができて、その次はこれで、ここまで来たらゴルフのことを考えるんですという話をしたら、無理かもなーと言われていました。

ただ、リハビリの最後には、最初のゴルフの話に戻ってきたので理解できていないなと感じて今日の臨床を終えました。

いかに、患者様に感じ取ってもらえるか?

そうなるように何に意識を向けてもらうか?

そのための会話はどんな話題にしていくか?

どんな課題を与えるのか?

常にこのことをセラピストが意識していかなければならないと感じた今日の一日でした。

自分の言葉や行動がどれだけ患者様へ影響を与えているのかを考え、コントロールしながら向き合っていかなければと感じました。


本日も最後までお読みいただきありがとうございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?