疑問文の作り方(1)~あらためてベーシックな英文法【大人のやり直し英語】
昨日の「否定文の作り方」に続き、今回もまた、英語のとても基本的なところを書いてみたいと思います。
これまで、のべ8000人以上の生徒様とレッスンをしている中で、生徒様がよくつまづいておられるところや、疑問に思っていらっしゃるところなどを参考にこのシリーズは書いております。
日本語教師でもある私が、日本語を学ぶ英語話者の考え方も参考に、英語を学ぶ日本語話者の方の多くがもたれるイメージを紐解いていきます。
スムーズなコミュニケーションのために
基本を抑えよう
文法なんて勉強しなくてもいいでしょ? という意見もありますが、文法がわかっていれば、相手に簡単に意思を伝えられるし、相手の意思も受け取りやすくなります。
知っている単語を並べるだけでいいんじゃない?と思っている方は、日本語勉強中の方に「太郎」「花子」「好き!」「いいえ」と言われたと想像してみてください。・・・だいぶ想像力を試されますでしょう?
基本的な英文法はわかっているに越したことはないのです。
なぜ文法は大事か、について書いたこちらのnoteもご参照ください。
疑問文の作り方
昨日の否定文の作り方と同じように、これにはまず動詞の理解が必要になります。
それは、動詞によって作り方が異なるからです。
さらには、疑問文には大きくわけて2種類あります。それによっても作り方が変わります。
昨日の「否定文の作り方」はこちらです。
疑問文の作り方も、否定文の作り方と同様、動詞によって以下のポイントがあります。
① 「メインの動詞」に よって作り方が違う
② 「メインの動詞」は一つの文に一つ だけある
さらに、疑問文には大別して2種類あり、それによっても作り方が異なります。
(1) Yes-Noで答えるような質問
(2) 5W1Hで問う質問。(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どうやって)(when, where, who, what, why, howで5W1Hです。)
動詞についてまとめたnoteは以下をご確認ください。
Yes-No疑問文の作り方
「メインの動詞」がbe動詞の時
be動詞文を疑問文にするのは簡単です。be動詞を主語の前におくだけです。
You are Filipino. あなたはフィリピン人です。
Are you Filipino? あなたはフィリピン人ですか?
- Yes, I am.
- No, I am not.
She is your sister. 彼女はあなたの姉妹です。
Is she your sister? 彼女はあなたの姉妹ですか?
- Yes, she is.
- No, she is not.
They are students. 彼らは学生です。
Are they students? 彼らは学生ですか?
- Yes, they are.
- No, they are not.
「メインの動詞」の一部がbe動詞の時
実は、メインの動詞としてではなく、動詞の変形としてbe動詞が使われる場合があります。
この時も、be動詞の後ろにnotをつけるだけです。(カンタンです!)
[1] 進行形 ~しているところ
be動詞 + メイン動詞のing形
She is eating breakfast now. 彼女は、いま、朝ごはんを食べています。
Is she eating breakfast now? 彼女は、いま、朝ごはんを食べていますか?
- Yes, she is.
- No, she is not.
[2] 受身形 ~される
be動詞 + メイン動詞の過去分詞形
The tower was built in 2012. そのタワーは、2012年に建てられました。
Was the tower built in 2012? そのタワーは、2012年に建てられましたか?
- Yes, it was.
- No, it was not.
「メインの動詞」が一般動詞のとき
「メインの動詞」が一般動詞の時は、否定文を作る時と同じように動詞をお助けするマン、助動詞に助けてもらう必要があります。
疑問文を作る時に助けてくれるのが、文字通り「助動詞」のdo, does, did です。
これらを主語の前に置きます。
現在形の時
現在形の時は、do か does です。 使い分けは、主語が三人称で単数ならば does、そうでないならば do です。
これらを主語の前に置きます。
※三人称とは何かについてはまた次回。
You work on weekdays. あなたは平日働きます。
Do you work on weekdays? あなたは平日働きますか?
She eats Natto. 彼女は納豆を食べます。
Does she eat Natto? 彼女は納豆を食べますか?
【大事なルール!】
三人称・単数・現在の時のsが動詞についている場合(eats)も、疑問文で does を用いた時には、動詞からはsを取ります(eat)。
過去形の時
過去形の時は、主語に関係なく did を使います。この did を主語の前に置きます。
He studied yesterday. 彼は昨日勉強しました。
Did he study yesterday? 彼は昨日勉強しましたか?
【大事なルール!】
肯定文では動詞が過去形(studied)になっていますが、疑問文を作る時にdidを文頭に置いたときは後ろの動詞は原形(study)を使います。
5W1H疑問文の作り方
これについては、また次回書きますね。
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私自身が、40代半ばから「人生このまま終わりたくない」「でも何をどうしたらいいのかわからない」状態から
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ちか (2024.6.25)
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