あらためてベーシックな英文法~動詞 【大人のやり直し英語】
今回から、英文法について、「そもそも」的なことを書いてみたいと思います。
これまで、のべ8000人の生徒様とレッスンをしている中で、生徒様が抱かれる疑問などを参考に書いてみたいと思います。
日本語教師でもある私が、日本語を学ぶ英語話者の考え方も参考に、英語を学ぶ日本語話者の方の多くがもたれるイメージを紐解いていきます。
一つの英文に、一つの動詞
基本的に、一つの英文には動詞が一つ入っています。
※基本的に、と書いたのは、日本語で想像してもらっても会話文で「それなに?」「英文法の本。」のように文章ではなく、単語で返すこともありますし、「~したり、~したりします」のように動詞が一つ以上になることもあり得るからです。
そして、英語では基本的に主語は省略されません。
※ここでも、基本的に、と言いました。それは主語を省略する言い方もあるからです。ですが、口語的で、例外と思っていただいて大丈夫です。
一つの英文を理解するには、「主語(誰 もしくは 何 が)」と「動詞(どうする、どうだ)」を探すのが大切です。
動詞の種類
動詞には、be動詞と一般動詞があります。
be動詞は、I am の 「am」 You are の「are」 It is の 「is」 そしてそれぞれの過去形「was, were」と、原形の「be」の6種類だけです。
それ以外の 食べる「eat」、飲む「drink」、書く「write」、読む「read」などなどが一般動詞と呼ばれています。
あれ?一つの英文に一つの動詞じゃない?
ここで、よく混同されるのが、
I am eating breakfast now. いま、朝ごはんを食べています。
などで、be動詞と一般動詞が一緒に使われているじゃん?!ということ。
いえいえ、これは、「今現在やっている、進行中の動作を表す時には、be動詞+一般動詞のing形にする」と決めたからです。
さきほどの文章では、 am eating で動詞のセットなのです。一つの「動詞セット」がある、と考えます。
動詞は見た目がいろいろある
食べる の eat にはいろいろな形がありますね。
eat, ate, eaten, eating それぞれの意味は次の通りです。
eat 「食べる」の原形、現在形。
習慣的なことを言ったり、助動詞(canやwillやmust)の後ろに置くときに使う
ate 「食べる」の過去形。
過去の一度の体験、経験を言う時に使う
eaten 「食べる」の過去分詞形。
過去、と名前がついているので過去を表すかと思いきや、これは動詞セットを作る時に使われるための形。もしくは、一つの文の中で、時間が2つ存在する時、「過去の過去」を表す時に使う。⇒詳しくはまた別のnoteで。
eating 「食べる」の現在分詞形。
これも、動詞セットを作る時に使われるための形。
動詞の変化を覚える時は、原形ー過去形ー過去分詞形 を呪文のように覚えましたね?これにing形が加わった4種類が、動詞の4変化です。
eat - ate - eaten 、eating
drink - drank - drunk 、drinking
write - wrote - written 、writing
read - read - read 、reading
動詞セット
動詞のセットとは、さきほど話した「現在進行形」のときにはbe動詞+ing形(現在分詞形)みたいなものです。
動詞のセットは、
現在進行形 be動詞+ing形(現在分詞形)
現在完了形 have+過去分詞形
受身形 be動詞+過去分詞形
くらいのものです。
これらの動詞セットがなぜあるかというと、
要するに、eatという単語の形をいろいろイジッて、
①今まさに進行中のことを現したり(現在進行形)、
②自分の経験を語ったり(現在完了形、経験用法)、
③ちょうどやり終えたことを言ったり(現在完了形、完了用法)、
④ずーっとやり続けていることを言ったり(現在完了形、継続用法)、
⑤誰かに〇〇されたー!ということを言ったり(受身形)
そういう、いろいろなパターンをどうにか表現しようと編み出されたもの、なのです。
文法用語(現在完了とか受身とか現在分詞とか過去分詞とか)は、説明する時にお互いに共通認識するために名づけられたくらいのものなので、あまり深く悩む必要はありません。ただの名前です!
今日はいったんここまで。文章で読むと小難しいかもしれませんが、直接私から聞いていただければ、な~んだ!そんなことか!!というくらい簡単なものですよ。
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ちか (2024.5.26)
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