インド旅行記:インド初日の朝から詐欺師の集まるリザベーションセンターまで|こーちゃんのチャレンジ
こんにちは!
インドを旅したこーちゃんです!🇮🇳
一度は行ってみたかったインド。今回は波乱万丈10日間のインドを日記形式でまとめていきたいと思います!
皆様のチャレンジの一歩になれたらとても嬉しいです!
安堵の朝
起きたのは朝7時。
トイレもシャワーも歯磨きもしたかったが誰も起きない。
ベット軋み過ぎて申し訳ないから、みんな早く起きてほしい。
45分経っても誰も起きなかったので諦めてベッドを軋ませながらトイレに行った。
起きたらみんなも起き待ちしていたのか2人のおじさんが優しく話してくれた。
電気の使い方や、旅の目的、他にもいろいろ教えてくれてなんだかほっとした。
シャワーに入ったが、普通に汚いし水圧が弱いし、トイレが近過ぎて便座が絶対濡れる。
日本人宿ということで変な期待をしてしまっていた。
インドで怖いのは腹痛。原因は火を通していない食べ物や水道水と聞いていた。
最初は歯ブラシの水道水も怖く、部屋のおじさんに相談したらどうやら飲み込まなければ全然問題ないらしい。
うんこもシャワーも歯磨きもして超スッキリできた。
シャワーをでたら、大学4年生のロン毛ニキがホテル到着していた。
これも運命の出会い。
ロン毛ニキは今日の朝チェンナイから飛行機で到着したらしい。
オーストラリアでワーホリをして、その後色々経てインドに来たらしい。
後は、昨日の夜充電できなかった携帯が充電されれば完璧!
ただ、海外旅用で購入した変換プラグの使い方がまだわからない。
多機能すぎて、どこにどうさせばいいのかわからないのだ。
なんなら買い間違えてしまったのかと思いつつ諦めていた。
がロン毛ニキが使い方を教えてくれた。
コンセントが、日本のようにしっかり奥まで入らずガバガバでなんか怖い。
8時半からの朝食の前に、やらなければいけなかった仕事を作成した。
そして、8時半過ぎに4階のリビングにむかった。
決断の朝食
既に同室の中年男性3人が話しながら朝食を食べていた。
朝食を食べながら、今日滞在している日本人5人の方とオーナーと色々なお話をした。
話していく中で、スケジュール的に行きたい場所全てを叶えるのはかなり難しいと言われた。
実際に滞在できるのは8日間で、頑張れば回れる。が、鉄道のチケットを取るのが難しいし、遅延もよくある。さらに鉄道のチケットは、その駅のリザベーションセンターに行かないと取れないらしい。
色々方向が違い悩んだ。
ちょうどバラナシで沐浴をした人がサンタナホテルにいた。
その人に話を聞いたところ、鼻と口は手で抑えられる。
けど、他の穴という穴から「大腸菌が基準地の約10倍」のガンジス川の水が入ってくるらしい。
その人は、耳が痛くなってその後5日間寝込んだらしい。
流石に5日間寝込んでしまっては折角の旅が楽しめないと思い、バラナシに行く時は沐浴する時と決めルートから外した。
インドでやってみたかったことは、ラクダに乗って砂漠で寝るキャメルサファリ!
キャメルサファリするためには、ジャイサルメールにある「ホテル東京パレス」に泊まればそこでツアーの予約もできるし安心と聞いたので、そこを今回の旅のゴールに設定した。
ただ、鉄道アプリtaxico で調べると13-14時間かかり一気に行くのは大変だから電車で6時間くらいのジャイプル経由で行くことにした。
色々話したが、何も知らない自分にとって、オーナーはそこまで協力的でなかった。
でも日本人のゲストさんたちが優しく色々な話やアドバイスをしてくれたり、両替までしてくれてめちゃ助かった。
詐欺師が集まるリザベーションセンター
インドの鉄道を取るには主に3パターンある。
1.代理店に頼む デメリット:手数料が取られる
2.reservationセンターに行く デメリット:行く手間と英語での手続きのハードル
3.ネット予約 デメリット:インドの電話番号が必要
この選択肢から自分が取れるものはリザベーションセンターに行って取るのが、1番安くいけるのでチャレンジすることにした。
ただ、ここに行くまでが大変らしい。
特にデリーのリザベーションセンターは色んなインド人にとにかく勧誘され、しかも違う場所に案内されるらしい。
そして高額なチケットを買わされたり、高額ツアーを組まされたりするらしい。本当に困ったものだ。不安も募る。
ただ朝出会ったロン毛ニキがちょうど予約しに行くとの事で自分も一緒について行くことにした。
元々はもう一泊して計画を立ててからサンタナを出ようと思っていたが、スケジュール的に急いだ方が良さそうなのと、デリーの観光は最終日に取っておこうと思い最速のチケットを取りに行くことにした。
10時にとりあえずESiMを0.5ギガ買って、全ての荷物を持ってサンタナをロン毛ニキと一緒に飛び出した。
リザベーションセンターまでの茨の道
あたりは明るくなっていたが、大気汚染のため全然晴れていなかった。
チケット購入までの道中、シャンプーと石鹸がなかったので初めてのお買い物。
紙幣の種類もインドルピーの価値も商品価格もお釣りの計算も何も分かっていなかったが、とりあえず買った。
インドは普通にお釣りを少なく渡してくる。
おそらくこの時もぼったくられていたんだろう。。。
ニューデリーのメインバザールを歩いているとやはりとにかく話しかけられる。
渋谷のキャッチやナンパみたいな感じ。それが大勢なのでとにかくガン無視。
ここでの悪い噂はめちゃめちゃめちゃあるから、相手にしたら負けだと思っていた。
歩き進めていくと今度は、ものすごい車通りの激しい道を渡らなければならず、現地の人の後ろを歩き何とか渡りマップで見た場所に到着した。
到着したが何やら女性が話しかけてくる。
「リザベーションセンターはここでは無いもう一個奥の門だ。」という。
もちろん英語はわからないので、ロン毛ニキが通訳してくれた。
だがインド人どうにも、信じられない。
ただ、どこに進めばいいかもわからず一旦言われた方向に進んだ。
進んでいくと、薄暗い建物のなかにリザベーションセンターがあった。
インドにいると誰を信じ、誰に聞けばいいかほんとにわからん。
なんか裏取引で使われてそうな場所だ。
リザベーションセンターでの出会い
受付で紙を貰いさっきサンタナホテルで教えてもらった通りに書いていく。
この時ボールペンは基本貸してくれない。
人に貸しても戻ってこないから、自分で持っていかなければいけないのだ。
鉄道の番号や時間が分からず、調べようとしたら電波が届かない。
コンクリートの建物内だから通じないのかと思ったが、外に出ても通じなかった。
さっきデータ買ったのにおかしいな?と思いつつ、英語を話せるロン毛ニキもいたので、今日発の最短の列車でとってもらう。
外国人窓口は1つしかなく、そこに観光客が集まってチケットを購入するので非常に並ぶし全然進まない。
紙を書いて待っていると、東大ニキに出会った。
東大ニキは今旅をしていて、イランやシリアなど色々な国を旅した後だった。
その反動で、本来両掛けのリュックが片方掛けのリュックになっていた笑
ニューデリー駅からここに来るまで色んなインド人の嘘つきに出会い騙されかけたらしい。
東大ニキ曰く、インド人の英語と日本語話せるやつはろくでもない奴らしく、ヒンドゥー語の翻訳を頼りにここまで来たとのこと。
色々な話をしているうちに仲良くなり、2時間くらいかけて皆それぞれのチケットが取れた。
自分は15時発のジャイプル行き、ロン毛ニキは次の日のタージマハルのあるアグラ行き、東大ニキはバラナシ途中のラクナウへの寝台列車だった。
さて、チケットが取れたらいいものの電波もなく、翻訳も使えず、不安でしか無かったし、どこの駅からどのホームで乗るかも分からずとにかく不安。
建物内でトイレを見つけたのでトイレを済まして、外に出て考えることにした。
だがトイレに何故かロン毛ニキだけ入れない。
どうやら髪型で女と判断されてしまい、男性用トイレに絶対に入れてくれないのだ。面白い笑
東大ニキと俺だけスッキリして外に出た。
インド鉄道のランク
この時はまだ列車のランクを理解していなかったが、実際はこんな感じだ。
* 1AC=1等車(エアコン付き個室。2段ベッドで2人部屋か4人部屋。寝具カバー付。)
* 2AC=2等車(エアコン付き2段ベッド。仕切りはカーテン。寝具カバー付。)
* 3AC(エアコン付き3段ベッド。体を起こすと背筋が真っ直ぐ伸びないぐらい天井が低い。)
* スリーパー(エアコンなし3段ベッド。知らない人が勝手にベッドに上がり込んできたり、寝てるのに物売りに起こされるらしい。バックパッカーはけっこう使う人が多い。)
* ジェネラル(エアコンなし座席。外から見た感じ、車内灯も無さそう。最安値にして最強にカオス。心配とストレス全開。怖くて寝れないらしい。日本人はほとんど乗らないだろう。お金で買える安心をケチってはいけない。)
イスリや盗難の心配をしていた自分は3A以上の席を取るようにしていた。
これは正に安全を買っていたと思う。
オールドデリーはどこだ⁉︎
気温はインドの割に涼しくフリースを着ていてちょうど良かった。
出会った2人が優しすぎて、俺の電車の出発の15時まで一緒にぶらぶらしてくれるらしい。しかも、出発駅のオールドデリーまで送ってくれることに!
インド初日、本当に心細かったし不安しかなかったので2人には感謝しかない。
ただ、3人ともオールドデリーがどこにあるか分からず、東大ニキが駅の警察に話を聞いてくれた。
聞いたところによるとどうやら、元々デリー駅があり、新しくニューデリー駅が出来たから元々のデリー駅をオールドデリーと呼ぶらしい。
最後お礼に握手をと思ったら、無意識に「不浄の手」の左手で握手してしまった。
インド人にとって左手が「不浄の手」といわれているのは、排便後に左手でお尻を洗う習慣からきている。
今考えたらブチギレられてもおかしくない行動をとってしまっていた。
優しい警察官に命拾いした。