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【節約生活#181】趣味は贅沢品〜節約が趣味でも良いじゃないか

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦中。

趣味は節約

 趣味はひとそれぞれ持っているものということになっている。初対面の人に話すことがなくて何となく趣味を聞いたりするくらいである。
 もちろん「無趣味」という答えもある。趣味を聞かれること自体拒否感のある人だっている。
 自分がそうで、本当に無趣味なまま40年以上生きてしまった。他人の目からすると30歳くらいから始めた仕事が趣味のように見えたかもしれないけれども(それくらいずっと打ち込んできた)、やっている本人からすると趣味のような感覚はなかった。

 ただ、昨年の11月末あたりに、なんとなく節約をやってみようと思いたち、そのまま趣味化した。結構真面目に「趣味活動」に取り組んでいった結果、それなりに節約生活をしていると言えるくらいにまで高められたかと思う(まだまだ一流の節約家にはほど遠いけれども)。
 そして、常識のように「趣味」を持つことが良いこととされることも実感できてきた。

趣味の効果

 実際に趣味活動として節約に取り組んだ6か月で変わってきたことはいくつもある。今回は実感できている主要な効果を3つ列挙したい。

  1.  健康

  2.  心の余裕

  3.  自分の人生を生きる

1 健康

 実はもともとルールに健康と文化というものを入れていた。これは、節約のしすぎで体を壊してはいけないという歯止めのつもりであった。実際に仕事のしすぎで体を壊した経験からくるものであり、その時は節約というものを苦行のようなイメージでとらえている部分もあった。
 ところが、節約の意味を考えていくと、自分の人生の無駄を省くことであり、健康も余計な時間や出費を減らす重大な要素であることに気づくことになった。
 おかげもあり、昨日健康診断を受けたが、結果はまだ先だが褒められる場面が何度もあった。すっかり健康優良児である。

2 心の余裕

 これは趣味の効果でもあるけれども、条件であるようにも思う。今までは何かに追われて生きていた。子どものころは宿題みたいなものであり、今でも課題や仕事、締切といろいろなものに追われてはいる。
 そうやって追い立てられまくられると自分がなくなる。昔は洗脳されたかのように、社会というか周りに流されるままに生きていたように感じる。言われるがままに無気力に生きて、何もかもを適当にやってきていた。ストレスがたまり、できるだけ動かないようにしてだらだらと生きていた。休みの日など、布団の上でごろごろしてトイレに行くのもがまんしていたくらいである。
 だが、趣味をはじめると忙しくなるが、逆に心の余裕ができた。何かに追われるのではなく、自分で勝手に決めて勝手に行動ができる。しかも完全に自分のためだけの時間である。
 今は節約であるが、毎日節約の方法を考え、ゆっくりと自分の行動を見直す時間をとることができている。これは日常ではあるけれども、仕事のような慌ただしい日常から離れている。毎朝に心の余裕が持てる生活になったのは大きい。

3 自分の人生を生きる

 この言い方は大げさかもしれない。ただ、先に自分だけの時間と書いたように、自分の行動や判断について見直して、一日の行動を変えていく計画を立てるだけでも、自分の人生に影響を与えているように感じる。
 自分だけの時間だと感じられることも大きい。
 もちろん、他の人のことを考えて良いことをしたり(仕事がそうなので)するのも自分の人生である。しかしながら、自分にとってだけのことを考える時間を確保できているだけで、自分の人生(生活)を生きているように感じるものである。

 他の人は趣味が大事だとか言っていたけれども、こんなに多くの効果を感じていたのかと今さらながら思っている。遅くはなったけれども、いろいろ趣味に手を出しながら残りの人生(?)を有意義なものにしていきたい。
 そういう意味で、趣味というのは贅沢なものだとつくづく感じる。

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