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サロマ湖100kmウルトラマラソン後書き

だいぶん遅くなってしまいましたが。。
一応振り返っておきましょう。


1.準備について

(1)ここまでの練習について

4月から5月の練習は以下の記事に書きました

6月初めの60km走もやりました

以降の6月は少しずつ距離を下げて。。
6月3日~6月9日 総距離 116.60km    総時間 12:24:25
6月10日~6月16日 総距離 101.30km 総時間 10:04:59
6月17日~6月23日 総距離 76.10km 総時間  7:33:49
6月24日~6月29日 総距離 40.36km 総時間 4:03:02

急に極端に距離を落とす事なく、ほぼ想定通りの推移できた
ただテーパリングで練習量を落とすに従ってHRVステータスも低下
6月22日をピークになんと6月30日朝のHRVステータスは
これまで経験した事ない数値まで低下。。
55km走った翌朝の方が普通に戻っているので。。
ちょっと自律神経の数値がかなり悪化した状態で本番を走る事になっていました

(2)装備について

・白のランニングキャップ(ミズノ)
・日焼け止め(アスリート用のもの)
・皮膚保護クリーム
・アシックスの袖なTシャツ(肩が出るタイプ)
・サロモンのボトルポーチ付きウェストポーチ
・RxLの多ポケット短パン
・ナイキのインナー(少し長めで擦れ防止)
・RxLの滑り止め付きメリウール5本指ソックス
・Goldwinのゲーター
・アシックスエボライドスピード2
・パラチノース3本
・アミノサウルスジェル 白1本黒1本
・俺は摂取す1本
・経口補給パウダー5本
・プチハサミ
・小銭(700円ぐらい)

中間エイドに送ったもの
・日焼け止め(スタート前に塗って)
・皮膚保護クリーム(スタート前に塗って)
・RxLのアームカバー
・RxL袖無しTシャツ(ポケット付)後半用の予備
・グローブ
・アシックスのクリアーウィンドブレイカー
・パラチノース3本(前半3本、後半3本)
・アミノサウルスジェル 白1本 黒1本
・経口補給パウダー5本

2.当日スタートまでの状況

前々日

今回は金曜出発で月曜戻りのサロマ湖のツアーに申し込みをしたので、
金曜朝8時に自宅を出発
11時15分発のエアドゥ便で女満別空港へ

東京は雨だったけれど、北海道は梅雨前線の遙か上で、良い天気。しかも暖かい空気が流れ込んでいたので気温は急上昇中



金曜着で自分が泊まるホテルには、この便では1名だったらしく
空港から北見駅接続の路線バスに乗って、そこからタクシーでホテルに行ってくれとツアーガイドの人にお金を渡された
現地の勝手はだいたい分かっているので、そのまま路線バス、タクシーでホテル入り。ホテルの部屋はちょっと古くさいけど、まあ普通の部屋だ。

同じ階にランドリー室もある。本当は温泉付きのホテルを希望したのですが、希望者が多く、こちらに回されてしまったのだった。
でもそのホテルは、次の日に借りたレンタカー屋に近く、真っ直ぐいけば
サイクリングロードがある河川敷も近い。
目の前の道は、元実家があった場所に繋がる道でもある、考えようよってはラッキーだった。その日はコンビニで買い物してレンタカー屋の場所確認で散歩するぐらいで、ホテルの夕食を食べて早々に寝た。

前日

翌日の事を考えて、朝4時に起床
お茶にMCTオイルを入れて、いつものルーチンで4時40分に走りに出た。
週の振り返りでも既に書いたが、6kmを気持ち良く走り。


心拍130前後で5分/kmを切る感じ。。。心肺機能的には思っていた感じに仕上がっていると感じたのでした。

ホテルに戻り朝食を食べて、9時にレンタカー屋へ行き
ゴール会場のある常呂へ(北見中心から30kmぐらいの距離で約40分)
ゴール地点の会場設営を見ながら、出来上がった足型の写真を撮影



常呂で昼食をと思っていたが、まだ10時で早すぎる。
とりあえずワッカのネイチャーセンターに行き、ソフトクリームを食べ。

ワッカネイチャーセンター
ネイチャーセンターで買ったソフトと自分



55km付近にあるサロマ湖展望台を訪れてみた

パノラマ写真 今年も良い景色でした

ここはサロマ湖が綺麗に見える

山を下りて、近くの道の駅で食事を済ませ
ホタテカレー普通盛り(朝ホテルの食事を結構食べてたのでそんなにお腹減ってなかった、今回は無理して食べない感じで)

道の駅で食べたホタテカレー550円だったか?

一路北見に戻り、花屋に寄って、仏花を購入して
お墓のあるお寺訪問
お参りを済ませ、レンタカーを返し、ホテルに戻る
翌日の準備をして、先に風呂にも入り(食べたら後は寝るだけの状態に)
夕食は5時半開始となっていたので、(この日からサロマの客が大量に宿泊なので、別会場)15分前に会場に行ってみたら、
もう大丈夫ですよと言われて、2番目ぐらいに食事ができた。

前日のホテル夕食

できるだけ早く食事を済ませたいと思っていたのでラッキー♪と思いつつ
美味しく食事させて頂きました。
後は、部屋に戻って、日本陸連の日本選手権などを見つつ、いつものストレッチなどをして19時には就寝

当日

1時にGarminの目覚ましをセットしていたけど、0時半に目が覚めた。
まあまあ。。ウルトラ当日としては寝られた方だと思う
Garminの数値を見るとHRVステータスが激下がりだったが、もう気にしない

弁当を受け取って(フルーツ、おにぎり、サンドウィッチなどまあまあ豪華だった)

当日朝?(夜中)の食事

2時前に下のフロア-に出る(2時半に出発予定)
15分前にはバスが到着して、早々に乗り込んで一路スタート会場へ。
前半は少しウトウトしながら、バスに乗って、現地へ

会場で合流した大久保さん

会場の体育館で、大久保さんと合流。
荷物など預けていざスタート地点へ

会場の朝日
スタート地点

気温17℃ぐらい。2010年の完走率50%以下の時よりは、まだ涼しい。
いざスタート

3.スタートから54.5km地点まで

スタートして2km目で4:53 心拍 130台前半 うんうん楽に走れている
5kmぐらいで5:00/km前後で心拍135付近に落ち着く
過去走った中でも、まあまあ速い方だ

隣を9時間15分の完走Tシャツを着ているおじさんがいたので、
自己ベストの記録ですか?と聞いてみたら、(62歳の方だったかな?)
いやいやベストは3位入賞です!だった。。ひゃ~恐れ入りましたという感じでしたが、100kmはあまり得意じゃなくてすぐガス欠になってしまうとか
で、50kmの方によく参戦しているとの事だった。
60歳過ぎても5分/kmを楽に走れるというのもなかなか凄い事です。

ボトルポーチに経口補給パウダーを溶かしたのを持っているので、しばらく止まらず走れる。

10km通過 50:25   ここまでは順調

10km過ぎて日差しが強くなってきたが、まだ大丈夫だ

10km前後の木陰区間


15kmでボトルが空になったので、エイドで水を入れて、経口補給パウダーとここで初めてパラチノースも入れる。(袋が切れずにプチハサミを持ちだしたので30秒ほどロス)
18kmぐらいで1回目のトイレ(小)を済ます。(これは60~90秒ぐらいか)

19km付近

20km通過 1時間43分 (ラップ 52:28)

ここまでもまあまあ順調、でもここから一気に日差しが照りつけて暑くなってきた。ふと心拍を見ると心拍が147と急に上がってきていたので、
ここからはペースセーブして5:20/km付近に落とす。

ほどなくして去年60kmから95kmまで一緒に走ったFさんが追い付いてきた
またしばらく一緒に走っていたが、Fさんがトイレ離脱したので、
また一人走り続ける

もう水被らないととてもじゃないけど走れない。。
30km手前になると、日差し隠れるところもなく、暑くて力が入らなくなってきた。。
35kmすぎた時はもうヘロヘロである。
え~こんな前半で走れなくなるか?と思うが、全く駄目
この時Fさんも同様の状態で、しばらく座り込んでしまったのだとか
40km手前で、歩きが入ってしまう
ふと横を見ると自動販売機がある。あっそうだ今回小銭持ってきたのだ
緑茶を飲むと復活する事あるんだよな~と思って
500mlの緑茶を購入して、ボトルに移してチビチビ飲みながら走ったり歩いたりしてたら42km手前でまたFさん遭遇。
お互い少し復活してゆるゆる走りを再開したところだった

42km付近 日差しが強烈


しばらく行くと、今度は自分がトイレによって、離れてしまった。

今度はこちらが追い付こうと思って、遅いものの走っていたが、
50km手前にサロマで一番のアップダウンがある地点に差し掛かる
ここはオクムの感じで淡々と上って降りようと思って2つほど山を
上ったところで、頭がクラクラしてきた。。
う。。ちょっとヤバイかもと思って降りたところのエイドの休憩イスに座り込んだ。

ちょうど収容車が止まっている・・・
あれに乗っちゃうかな~と正直思ってしまったが、
エイドのおばさんが氷を持ってきてくれたので、首筋を冷やしていたら、少し頭がスッキリしてきた。ウルトラは諦めなければ、いつかは復活する。
とりあえず完走を目指し再スタートしようと思い直した。
エイドで少し食べて、ボトルに氷と水を入れて

再スタート

景色は綺麗です

がしかし。。しばらく行ったところで、少し胸につかえる感覚が出てきた。
マズイと思って心拍計に目をやるとどんどん上昇して180を超える数値に

さっきのエイドに戻るか。。でもあと2.5Kmほど行くと54.5kmの荷物受取りの大きなエイドがある。とりあえず歩く分には苦しいなどは出なくて気分も悪い訳ではない。。

そこまで行けば、確か救護場があったはず、そこで判断しようと前に歩き出す。
前に一度茨城100kmの40km過ぎでも同様の事象が出て50km地点まで歩いた経験もあったので、そこも前に行く判断のポイントだった。

2km程歩いてるうちに、風の向きが変わり(陸地からの風が海からの風に変わったようだ)少し涼しくなった。
この時、身体全体自体は結構回復していて、軽く胸がつかえる感じと高い心拍以外は、特に問題ないようだった。苦笑いしながら歩いていると、応援している人が余裕だね~と声をかけてきたほどだ。

中間エイドにつき、荷物を受取り、救護場にその状況を伝えると、
まずは横になって、いろいろ確認してもらう。
血糖値なども計測してもらったが、そこは平常の範囲だったが、高い心拍はまだ下がっていない。
医者は状況的に、それほど深刻な状況ではないが、なかなか下がらないねと言って深呼吸したりしても、なかなか下がらなかったが、経口補給水を貰ってゆっくり飲み始めたら急におちついて平常に戻った。
医者は、今日は止めておいた方が良いと言うので、ここは無理せずDNFとして、収容バスに乗った。

バスはすぐ満席になり、リタイアする人がかなり多そうだ。

ゴール会場に到着して、同じく30km関門で引っかかりDNFとなった大久保さんや近くに座ったおじさんなどと談笑し、会場で使えるサービス券で食事などをして会場を後にした。

Fさんは無事完走し、サロマンブルー達成 おめでとうございます!!

4.感想

ここまでの練習は4月500km、5月600kmと走り込んできて、6月の頭大会4週前には60Km走もして、問題なく積み重ねてきた実感がありました。
暑くなることや寒くなる事もあるのも、過去11回のウルトラの中で経験して、遅くなることはあってもDNFになるとは思っていませんでしたが。。。

5月、6月と暑い日はあったものの、このサロマの様にカンカンに照りつける太陽の中で急に気温が上昇する条件には、身体がまだ慣れていなかったかなという感じがあります。
いつもサブ10やサブ9でウルトラマラソンを走っているウルトラプロジェクトの新澤さんも10時間38分かかっており、
富士五湖100kmマラソンで7時間台で優勝した女性ランナーもリタイア
YouTubeで有名な、クレイジーカロさんもリタイア(ちょっと体調不良だったらしい)とかなり厳しい条件であった事は確か

これまで大会でこの様な問題出たのは、茨城100kmと今回のサロマのみ
茨城100kmも朝は0℃以下から、日中16℃~20℃ぐらいに気温が大きく変化した大会で、前日からの移動が多く(現地に連続2往復した)そのため、自立神経に乱れが出たのかなと思っており、今回はたまたま自律神経の低下の波と大会が重なり、気温差の大きかった影響かなと思っております。

次の健康診断で何か出たら、専門医に行ってみるかという感じですかね
※先週から今週にかけても、ポイント練含め継続して走っていますが、負荷を適切にコントロールしていれば、特に問題は出ていないです。

最近、大会では思う様に結果が出ていませんが。。
4月、5月の練習で強度を少し落として走り込みをするというパターンは続けられると感じているので、しばらくはそれをやっていこうと思っています。



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