見出し画像

『間(ま)』とは何かを考えてみた

『間』ってなんでしょう?
プレゼンが『間』の使い方で良くもなったり悪くもなったりする。
会話の時もちょっとした『間』を作ることで盛り上がったり、話題を変えたりもできる。
絶妙な間があったり、微妙な間ができちゃったり。
状況を色々と変えてしまう『間』についてちょっとだけ考えてみました。

『間』とは?
1 物が並んでいるときの空間。あいだ。あい。すきま。「車と車との間を置く」
2 家のひと区切りをなしている部屋。「次の間に控える」
3 畳の大きさを表す名称。「京間」「江戸間」
4 連続している事と事のあいだの時間。ひま。いとま。「食事をする間もない」
5 話の中に適当にとる無言の時間。「話は間が大切だ」
6 邦楽・舞踊・演劇などで、拍と拍、動作と動作、せりふとせりふなどの間の
 時間的間隔。転じて、リズムやテンポの意に用いる。「間をとる」「間を外す」
7 ちょうどよい折。しおどき。ころあい。機会。「間を見計らう」
8 その場のようす。その場のぐあい。
9 家などの柱と柱との間。けん。

ここで考えてみようと思ったのが、空間的な『間』ではなく時間的な『間』
しかも、喋っている時に作る『間』に絞って考えてみる。

『間』の正体

冒頭にもあるようにプレゼンのうまい人って、しゃべり続けているのではなく適度に『間』をちりばめている。もしかしたら『間』というより『タメ』っていうものなのかもしれないが、ここはしっかり覚えておいて欲しいことを言う前に一瞬『間』を作ってから言うとそのポイントがより強調される。
プレゼンの時って無言の時間を作るって結構、勇気が必要なんだけど、それを敢えて入れていくと伝えたいところがしっかり伝わる。
プレゼンの時は、勇気を持って『間』を作ってみましょう。

「私は人前でプレゼンなんかしないから」と思う人もいるかもしれないけど、普段している会話でも『間』を作れるか作れないかで相手に与える印象って変わる。
人が話している時に食い気味に話割り込んでくるような人の話はあんまり面白くない、と言うより興味を持って聞けない。
ちゃんと話を聞いて聞き終わった後、即座に話し始めるのではなくて、ちょっと『間』をとってから話し始めた方が、なんだか気持ちいい。なので話が盛り上がったり、深い話ができたりする。

『間』を作った方がいいのはなんとなく分かるけど、『間』の長さは注意した方がいい。あまり長すぎると「ちゃんと話聞いてるの!?」ってなったり、何か微妙に雰囲気になってしまったりする。もし『間』がちょっと長くなってしまった時には、思い切って誰かが吹き出して笑ってしまうか話始めるまで黙ってしまうと言うのも手である。うまくいけば、面白い『間』となるかもしれない。

『間』の使い方

自分は、人と話をしている時、意識的に『間』をとるようにしている。
それは、ただ単に無言の『間』でなくてもいいと思っていて、例えば「そーですねぇ〜〜〜〜」と言うように、適当な接続詞を使ってその語尾を伸ばしてみると言うような『間』の作り方もあると思う。特に質問を受けた時などは、無言の『間』より語尾を伸ばして作る『間』を設けた後に回答するようにしている。即座に回答するより、ちゃんと考えてから回答してくれたみたいな印象を相手に与えることもできるし、実際にその『間』でちゃんと考えているので、回答した内容も質問者にとって満足できるものになっているんだと思う。

まとめです。

人と人が社会生活を送る上で、コミュニケーションは大切な言動。
そのコミュニケーションの質を上げるためにも『間』は重要な役割を果たす。使い方によっては良くも悪くもなるので、『間』マイスターになれるように『間』の使い方にはこだわっていきたいと改めて思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?