夢のような一日。

こんにちは、Chaiです。

昨日、一夜限りのショーガール体験、無事に終演しました。

11:55 キャスト入店。

他に色々行ったのに、到着は3分前！優秀！
ちょこっとウロウロして、行ってみたら、事前メイクサービス利用者の方以外では一番乗りでしたw

席に案内されて、まずは本日の体調チェック。コロナ禍ですからね、きちんと書きます。
その後続々本日の体験者が到着し、インストラクターズの自己紹介と、体験ショーガール候補生たちの自己紹介。
ここでの内容が、後々ショータイムに名前をコールされる時の軽い紹介に入ってきたりします。そして同時にステージネームもここで決まります。
写真に写っているのはその名札なのでした。
私はもう、板に乗る時はChaiと決めておりますので、今回も「Chai嬢」に即決。

この回の体験者は9名。
2組友人同士で参加のメンバーがいましたが、半数以上は一人での参加。
でもここからは怒涛の4時間で、人見知りで喋れなくても大丈夫。喋る暇がないです(笑)

ちなみに、今年の二月にこのプログラムを始めてから、毎回メンバーの個性が濃くなっているとのことで、今回も安定の記録更新だそうw

まずは衣装に着替えます。
レンタルを申し込んでる人は、ここで衣装を選びます。
早い者勝ちなので、一番奥に座った私は若干出遅れましたが、結果として1番理想に近い衣装をGET。お腹が出ちゃう衣装だったからですかねw残り福です。
というのも、私は着たい衣装が手持ちにあって、上からそれを羽織るので、お腹は結果出ないんですよね。コルセットも手持ちのものを付けるつもりだったので、着るべき人のところに行った、という感じです。

衣装に着替えたら、今度はメイクを始めます。
一人、フルメイクサービス申し込みの方をモデルに、レクチャーを受けながらメイクしていきます。
私は舞台メイク経験者ですが、最近は普通に近いメイクしか必要ない本番が多かったので、若干不安もありました。
ただ、近くでメイクのプロでもあるインストラクターが常に見てくれているので、相談もできるし、ちょっとなら手伝ってくれます。

個人的にすごく良かったのが、つけまつげ。
海外のものだそうですが、100均とは比べ物にならないくらい、綺麗でバッサバサ(いい意味です)なんです。
今まで100均ばかり使ってきたんですが、こういうメイクの時は絶対これ使う！と思いました。

ヘアメイク完成✨
半分隠したのは、アイメイクの失敗の跡を消してなかったからですw
このタイミングで撮るあたり、時間ギリギリでパニクってるのがよくわかりますねw
ヘアセットの時間無さそうだなーと思って、ウィッグにして正解でした。
事前に、アップスタイルとかは家で済ませてくるようお知らせされてます。
巻くだけなら、大量にアイロンが用意されているとのこと。

メイクが終わると、いよいよダンスレッスンに入ります。
とはいえ、メインインストラクターのミラ嬢は、自分も振り付け覚えるのが苦手だから、ということで、全員共通のパートは事前に動画で共有してくださっています。
事前予習が出来なくても、ここで何回も8カウントずつゆっくり教えて貰えるので、普通に覚えられる方なら追いつけると思います。
私は本当に苦手なんで、みっちり家で自主練やってきました…

何度か全員パートを繰り返し、後半はチームに分かれます。
基本、2人ずつステージに乗るので、偶数人ずつ3チームに分かれ、それぞれインストラクターが1人ずつつきます。
このチームで、ショー全体の序盤、中盤、ラストを分ける形となり、一発目に呼ばれた私は、ベニ嬢、サファイア嬢、H嬢と共に、ミラ嬢のレクチャーを受けることに。
あ、H嬢のみイニシャルです。
なぜなら、彼女はプロのパフォーマー(ステージネーム=芸名)なので、顔出しはOKと言ってましたが、念の為伏せておきます。

でですね、先にやる人、後にやる人を決めないといけないので、早々にペアが発表されまして、私はH嬢とペアを組むことに。
理由は、「個性の強さ」w
ウィッグ込みで衣装を準備していたのが2人だけで、H嬢の黒のロングトレーン＆パープルゆるふわウェーブロング＆ティアラに負けないのは、金髪ボブ&着物片肌の私であろうという…ですよねw
更に体験者ショーのトリを飾ることになってさあ大変。
ここから、本当に今日初めて付けられる、しかもソロの振り付けが始まります。

ちなみに、この日の私の衣装はこちら。

お借りした衣装(2枚目右)の上に、OZZONESTEの2年くらい前のスマホアプリゲーム＆アニメ「なむあみだ仏っ！」コラボの着物羽織を着て、同シリーズの帯風コルセットをして踊る。
これがこの日、私がやりたかった1番のことでした。
金髪ボブは、以前の体験レポートでつけている方がいて、いいなと思ったのと、自分に一番似合う髪型は多分この長さだろう、というほぼ確信があったので。
前日の土曜日、新作を見に横浜のOZZに行って、前から欲しいと思っていた、ハンドメイド作家の花美鈴さんの羽織紐と和金具チョーカーのいい色がたまたまあって、即決購入し、羽織紐を髪飾りに。
チョーカーは動くと鈴が鳴って可愛い✨
すっっっごく褒めてもらいました❤
私的にも完璧💯💮。
お借りした衣装もすごく可愛かったけど、本番では半分しか見せてないので、最後の撮影タイムにティーズっぽく脱いで撮ってもらいました。せっかくガーターしてるので、この丈が良かったの♪

普通、バーレスクショーに和装って発想ないですよね。
このルーツは、私の初舞台とその次の舞台の時の講師かつ演出の、金田誠一郎先生にあります。
2回目の舞台でCHICAGOをやることになり、みんなボンテージに網タイツでやるんだろう、と思って(実際その格好が出来ないと辞退する方もいた)稽古を始めた2ヶ月後くらいに、先生が突然、「白塗り和装でやる(中身はボンテージスタイル)」と言いだしまして。
一同、へ？？？ってなったんですが、やってみるとすっごい素敵な舞台になりまして。
私は1番古株の女囚役だったんですが、かの有名なCellbrock Tangoがもう、最高でw
お客様から再演希望までいただくほどで、私の中ではかなり印象が強い舞台なんです。
今回、コルセットにチュチュスカートのスタイルが基本と聞いた時、すぐにOZZの着物羽織を着よう！と思いました。
何着かあるので、もう1着持っていき、それも捨てがたかったんですが、色かぶりもあったのでこちらにしました。

17:00 私のMCにT月が合。
N火星金星に、T水星がオポジション。
ドラゴンヘッドにT火星が合。T冥王星がスクエア、T木星がトライン。
前のnoteにも書きましたが、すっごくキラキラした感じの星回り。
そんなこんなで、いよいよOPEN。
楽屋がないので、丸見えなのがちょっとアレですが、今回はこの企画のオリジナルメンバーかつ常連さんの、しばみ嬢オープニングアクトがあり、「しばみ嬢推し」のお客様がたくさん。
客席が埋まるのは、舞台人としては嬉しい限りですが、自分の出番の後、チップタイムがあってですね…
いや、素人にチップなんて、無いでしょ！
って、思ってたんです。

見事に裏切られました。
もちろん、とってもとっても、いい意味で。

ここからは想像なんですが、しばみ嬢推しのお客様のうち何人かは、かつては私たちと同じ、体験メンバーだったんじゃないかと思うんです。
その時同じようにチップタイムを経験して、嬉しかったからこそ、私たちにそれを味わわせてくれてるんじゃないかなって。
だって、チップはここでだけ使える「ごっこ」ですが、タダじゃないですから。

ずっと、舞台に出なかったのは、今なら理由が分かります。
アマチュアなりにお稽古をして、舞台に出て、自分の姿を後で見返す度に、もっと上手くなりたい、もっと素敵になりたい、そう思ってお稽古を歌、ダンス、芝居別々にし、基礎を叩き直してきました。
舞台も、出たいと言って出られるものだけではなく、オーディションを受けて役をつけてもらったり、ソロで歌ったり、プロの方と歌う機会をいただいたり。
でも当たり前ですけど求められる基準、更に自分に求める基準がどんどん上がっていき、努力の結果が追いつかなくなっちゃったんですね。
理想と現実が噛み合わなくなって、出来ない自分が嫌いになって、周りの評価が厳しくなって、冷静に考えれば当たり前なのに、思うように認めてもらえないことに落胆して。
8ヶ月間、何も見えなかった。
そんな時この企画に出会って、何かわからないけど強烈に惹き付けられて。
実は2年前に出会ったAfterwork Musical Project(これについてはいつか書きます)もそうだったと今なら思うけど、自分にとって「等身大で精一杯頑張って、それを誰かがありのまま受け止めてくれること」は、自分が舞台に立つにあたって、とても大切な「初心」なんだな、と。

話が逸れましたが、一生懸命やったことに対する、誰かの賞賛が見える喜び。
SNSのいいねよりずっと感動するこの体験を、私も次の誰かに繋ぎたいから、絶対に観客として、ショーガール体験イベントを見に行こうと思ってます。

本日の師匠、ミラ・スワロウテイル嬢。
このポジション、とってもいい匂いがするのは秘密です🤫

左から、アミリ・フィリップス嬢
主宰 レディ・ナナ嬢
ミラ・スワロウテイル嬢
ユリ・ザ・スター嬢
マスクが本当に惜しいですが、皆さん本当にキラキラしていて、同性でもドキドキしますw

会場は新宿のDj Bar  Neo Masquerade

舞台への意欲もさることながら、
女性として生まれてきた喜びをめいっぱい感じられた一日でした。
夢のような時間と元気をくださった全ての皆様に…

ありがとうございました✨