新潟女児殺害事件地域より、貴方が住んでいる地域の方が危険地域です！

１、新潟女児殺害事件、不審者情報

　新潟女児殺害事件に関する記事は

【児童に防犯指導をする前に、大人が防犯を学んで下さい！！！】

を参照下さい。

　今回はこの事件において、その地域での不審者情報に関するモノです。

　ネットでは

「不審者情報があったのに、警察は何もしなかった！」

「警察は不審者情報をキチンと把握しているのか？」

「警察の怠慢じゃないか？」

と言う声を多く見掛けます。

　そこで、今回は新潟女児殺害事件に関連して、不審者情報について少々記事を書きます。

２、新潟市西区の不審者情報件数

　ネット記事やニュースでは概ね半年間の不審者情報件数が報道されています。

　集計期間の区切りによって多少の差異はありますが、事件のあった地域は概ね、半年で１０件前後不審者情報がある地域のようです。

「この数字は多い！」

と感じる人が沢山いるから警察批判が多いのかと思います。

　ハッキリと言い切りますが、この件数はかなり少ないです。

　この件数は恐らく県警の不審者情報に関するメルマガを集計したものだと思います。

　私の住んでいる地域だと、約２週間あれば余裕でこの数字を超えます。

　何なら実際に私のところに配信されてきた、５月（１０日間）だけの近所の不審者情報を言いましょうか？

◎　女児がランドセルを引っ張られる事案

◎　女性が抱きつかれる事案

◎　住居敷地内に人がいた事案

◎　女性が体を触られた事案

◎　女性が体を触られた事案

◎　陰部露出事案

◎　女児が声を掛けられる事案

等々。

　不審者情報と言っていますが普通に犯罪だったり、実際に誘拐目的としか考えられないような事案も配信されてきます。

　これを見ればわかるように半年で１０件は少なく、一般的には平和で治安が良いと言われる部類の地域です。

　私が住んでいる地域も、比較的大きな事件の少ない、平和な部類の地域と警察的には有名な地域です。

　それでも、新潟女児殺害事件のあった地域とは比べ物にならないくらいの不審者情報は上がってきます。

　いかに事件のあった地域が平和な部類かわかりますよね。

　そのため、

「事前に不審者情報があったんだから、警察の怠慢だ！」

は少し違うかと思います。

　細かい部分は具体的な内容等を精査しないと言い切ることは出来ませんが、最低でも不審者情報の件数だけで警察の怠慢と言う意見は違うと思います。

３、新潟女児殺害事件を受けてどう行動するか

　事件の責任の所在とか、警察批判をするくらいなら、防犯意識につなげて欲しいと思います。

「事件のあった地域の不審者情報は少ない」

と言うことを言って

「普通はここまでの事件にならないし警察も仕方がないよね」

と言いたいわけではありません。

　それだけ普段平和で治安の良い地域ですら、このような事件が発生すると言うことが言いたいんです。

　つまり、日本全国どこでもこのレベルの事件は発生し得ると言う事を言いたいんです。

　同様の事件に対して、貴方ならどう対処しますか？

　今すぐ、何も見ずに答えられない場合、貴方の防犯能力も、意識も低いです。

　貴方や貴方のお子さんが同じ目に遭うリスクが高いです。

　決して他人事ではない状態です。

　それだけ危機的状態なのに、警察批判で終わりですか？

　それで何かあれば警察のせいにして、感情は納得できますか？

　自分のお子さんが同様の被害に遭って欲しくないなら、今やるべきことは警察批判でも、事件の総評でもありません。

　今やるべきことは、キチンと防犯知識を身に付けることです。

　ちなみに、護身術や武道・武術を始めさせるのは二の次、三の次です。

　兎にも角にも、第一に重要なことは防犯知識を大人である貴方が身に付けることです。

そのことについて書いた記事が

【児童に防犯指導をする前に、大人が防犯を学んで下さい】

です。

４、最後に

　ネットニュースも、テレビ番組も、さも警察の怠慢のような報道をしガチです。

　他地域の不審者情報件数や平均的な件数、情報等は報道されません。

　もしも、この誘導的な報道・情報に貴方が流されていたなら、改めて下さい。

　キチンとした判断をするためには、キチンとした情報や知識が必要です。

　流されていると言うことは、それがないと言うことです。

　何度も言いますが、危機感を持って下さいね。

　そして、少しでも悲惨な目に遭う子供を減らして欲しいと思います。

　私の記事が少しでも役に立った、面白い等ありましたらスキ、フォロー、はてブ、拡散などを宜しくお願いします。

　他にも色々と記事を書いていますので、それらも宜しくお願いします。