発達障害グレーゾーンと自分実験(6)「WAIS-Ⅲ 大人の発達障害の可能性を測る知能検査(その4)」
だいぶ期間が空いてしましました。
眼鏡の仕事や企業コンサルの仕事でバタバタしていて、時間が取れませんでした。
ようやく少しまとまった時間が取れたので、続きを書きますね。
前回のおさらい(言語性IQと動作性IQの結果)
さて、前回書いた内容のおさらいからです。
詳しく見たい方は、下記を見てくださいね。
「言語性IQ」とは
・耳で聞いた情報を処理する能力や
言葉を使って考え、表現する能力
を示すIQであり、
「動作性IQ」とは
・目で見た情報を処理する能力、
非言語的な知識や空間的な動きを把握する能力
を示すIQです。
その結果について、前回お話ししました。
言語性IQ:104、動作性IQ:126 でした。
僕は、言語性IQは「平均」であり、動作性IQは「高い」といった結果でした。そしてこの2つの差が「22」で、これは発達障害グレーゾーンに当てはまる、といった話をしました。
それがゆえに、どんな人生を送ってきたかといったヒストリーと考察を前回のnoteではお話ししました。
言語理解、作動記憶、知覚統合、処理速度という群指数の結果
そして今回は、「言語性IQ」と「動作性IQ」を構成する4つの群指数の結果発表です!
「言語性IQ」は「言語理解(VC)」と「作動記憶(WM)」で構成され、「動作性IQ」は「知覚統合(PO)」と「処理速度(PS)」で構成されます。
それぞれ、こんな内容です。
・「言語理解(VC)」・・・言語力(よら造語)
言語による知識を状況に応じて利用する能力を示す
・「作動記憶(WM)」・・・耳処理力(よら造語)
注意を維持して耳で聞いた情報を処理する能力を示す
・「知覚統合(PO)」・・・視覚力(よら造語)
目で見た情報を取り込み、要素を関連付けてまとめる能力を示す
・「処理速度(PS)」・・・目処理力(よら造語)
目で見た情報を事務的に多く正確に処理する能力を示す
この群指数のバラツキで、発達障害の疑いを見ることが多いとのです。
発達障害ではない場合、群指数の差は15以内に収まると言われており、群指数の差が15を越える場合は、「発達障害の疑いあり」と判断されるとのことです。
詳しくはこちらにて解説してます。
さて、私はどうだったのか・・・?
じゃん!!!
言語理解:100
知覚統合:119
作動記憶:123
処理速度:121
という結果でした。
まずさっとわかるのは、言語理解100と、他の3つとも、「15」以上の差があるというところです。
はい、完全グレー確定です(笑)
これが凸凹の正体でした。
生きにくさの正体でした。
言語理解が「平均」
言語理解が、超人並み「平均」でした。
言葉を聞いて、読んで理解することが苦手というなんとなくの感覚が、こうやってデータで締められると、すっきりしますよね。
特に、ほんと「聴く」のが苦手なんですよね。
おそらく人並みにはできてるんでしょうが、僕の場合、そこそこ「できる風」に見られてしまうことが多くて、この「聴いて理解する力」の僕なりの低さがすごく生きにくさを生んでいました。
言ってる言葉がよくわかんない。意味が分からない。
文脈がつかめない。言葉をそのまま鵜呑みしてしまう。
だから、わかってないのに、わかったふりをする。
空気感や相手の表情などで、言いたいことをつかみ取る。
そして、それっぽいことを相手にぶつけて確認する。
そうやって相手の言っていることを確かめながら、理解していきました。
ぱっとわからないんですよね。特に難しい話が。
雑談もできません。みんなの話の流れがつかめないんです。
だから、言いたいことを持っておいて、準備しておいて、その話になった時、さっと言葉を発する。そんな感じです。
あー、めんど。
がんばってきたな、おれ、って思います。
知覚統合は「平均の上」
その代わりといってはなんですが、知覚統合はまあまあ高め「平均の上」でした。
視覚は優れている感覚は昔からあって、だいたいを画像イメージや映像でとらえる思考法でした。
仕事で人に話をするときは、頭の中にパワポやエクセルをおいて、それを説明する、という方法を編み出してきました。
文章を話す、ではないんですよね。
絵や図を頭の中で見て説明する、そんな話し方、伝え方です。
これは僕のオリジナリティだと思ってきました。
想像力だったり、着想力につながったんだと思います。
そして、言語理解が低いので、すまり理解力が低いので、話すときも、中学生がわかるくらいの言葉で話すことが得意になりました。
といいますか、そういう話しかできないんですw
とにかくわかりやすく。僕でもわかるように。
それが僕の話し方の特徴です。
作動記憶と処理速度は「高い」
作動記憶:注意を維持して耳で聞いた情報を処理する能力を示す
処理速度:目で見た情報を事務的に多く正確に処理する能力を示す
「処理する能力」は「高い」んですよね。
だから、そこそこできる風に見られてしまいました。
言語理解が低いので、人の数倍かけて本を読んだり、何度も聞いたりして、やっと理解する。
でも、理解したことはかなり腹落ちするので、処理行動は高いレベルで遂行できる。
はい、そんな生き方してきました。
僕は、自分のペースで時間をかけてインプットするのが、自分の取り扱い方法なんでしょうね。
だから、頭のいい人たちとの会話にはついていけません。
ついていっているふりをするのに精いっぱい頑張ってました。
そして、新しい領域の話にはついていけません。
だから、自分の領域で話す場所を選ぶようにしてきました。
いまだったら、眼鏡ですね。
眼鏡の領域なら、知識先行できる。
だから、相手に話を聴いてもらえる。
そんなに難しい言葉の話を聴く必要は最小限になります。
これは、僕の活かし方です。
こんなふうに、2012年にこの結果を見てから、意識して生きてきました。
うまくいったところもあるのですが、抗って失敗してきたこともある2022年までの10年です。
言語理解が低い人の特徴
言語理解が低い人の特徴がわかりやすいサイトが二つあったので、紹介しておきますね。
これは子ども向けの解説ですが、これ、俺も一緒じゃん!と思ったところを乗せますね。
はい、会話の際に相手が何言ってるのかわからないとき多いです(;^_^
はい、一般常識が「非常に」ずれています(;^_^
(もはや、あえてズラしにいってます、個性としてww)
はい、数日たつと忘れます(;^_^
2つめと3つめは、訓練によってカバーできていると思いますが、残る三つは今でもそのままですね。
これもわかりやすい記事です。
うわー、まさにですww ↓
こちらのサイトには、言語理解についてこう書かれています。
私はこういった不具合を感じていたのですが、まさに言語理解が低かったんです。
検査から10年たって、ようやく理解できることが多いですよね。
この検査を踏まえ、内省の旅に出ます。
いろんな「自己を見つめる」場やセッション、学びをしていきます。
そうやって自分を変容させていく努力を積み重ねます。
そのあたりは今後書きますね。
そして、今年は脳波測定まで行き、脳波治療までしています。
そうやって自己変容の実験をしてます。
そのあたりもおいおい書いていきますね。
今回はかなり長くなりました。
YouTubeもやってるので、見てくださいね。
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