#04 オンラインというレッドオーシャンで私(たち個人事業主)が生き抜くには。
YOUTUBEを見て愕然とした。
中田敦彦ことあっちゃんが、武勇伝!ならぬ「自己肯定感!」と声高に叫んでいたのだ。
中田敦彦のYouTube大学
【自己肯定感①】自己肯定感が高まれば人生が楽になる。
https://www.youtube.com/watch?v=JjxxZU4FmnM&t=1301s
オンライン化とはつまりこういうことなんだ、と現実を突きつけられた気がした。
しがない心理屋が日本の地方の片隅で「自己肯定感がね、、」とつぶやいたところで、いったい誰に届くというのだろうか。
今日は、そんなオンライン化の荒波の中で生き抜くための方法について考える。
社会的信用という驚異
あなたは誰の話を聞きたいと思いますか?
家族?友人?尊敬する先輩?
誰の話を聞きたいか人それぞれだろうが、キーワードは信頼だと思う。
「この人のことは信じられない」と意識的無意識的に感じる人の話は絶対に聞かない。
一方、信頼がなくても話を聞くことがある。それは権威だ。
好き嫌い、信頼しているいないに関わらず、社会的信用のある人の話は聞きいれやすい。
ビジネス書やYoutubeの動画コンテンツなどはそれに当てはまる。
あっちゃんの例で言えば、社会的信用や人気という点、もちろん実績もトーク術も、素人には敵わない相手だ。
彼が「自己肯定感」についてレクチャーする動画の再生回数は34万回。
一方、私が発信するフェイスブック投稿のいいね数は、頑張っても100。同じことを言っていたとしても、彼を通して伝わる世界のほうが広いのは事実だ。
そんな有名人と比べることはまるで意味がない。ふふん。(鼻でわらう音)
そうお思いになるだろうか?
自己啓発が生活必需品になる日
いわゆる「自己啓発」と呼ばれる類のものは(本当は自己啓発ではなくOSのアップデートだと思っているのだが、それについては別の機会の) 重要だが緊急ではない事柄に分類され、積極的に取り組まれることは少ない。
私たちのような専門家が自己啓発(自己理解)は今を生き抜くための生活必需品だと言い張っても、世間的にはまだ贅沢品か嗜好品のように思われている悲しい現実。
贅沢品や嗜好品のように、そうでなくても日常で出番の少ないものを扱う仕事をしている私たちにとって、いかに自分を選んでもらうか知恵を絞り行動を起こし、日々研鑽をしている。
そんな中、34万回再生という形で一度にたくさんの人の心にメッセージを届けるあっちゃんは「ただのYoutuber」ではなく、同業他者でありれっきとした競合なのだ。
ああ、苦しい。
あっちゃんどうか芸人に戻ってくれ、と願ってもしょうがないので、見方を変えてみることにした。
オピニオンリーダーあらわる
あっちゃんは敵ではなく仲間。
自己肯定感の大切さを伝えてくれる「オピニオンリーダー」だとしたら?
私たちが小さなセミナールームで何千回と声高に叫んできても届かなかったメッセージが、あっちゃんのおかげで多くの人(しかも視聴者の多くは若者だと推察される)に届くのだ。
「リフレーミング。すごい効きます」
その一言で救われる人が日本中にいる。
なんて素晴らしい活動!
あっちゃんかっこいい!
そんなあっちゃんにもできないことが1つだけある。
それは、そういった悩みを抱える視聴者1人1人の自己肯定感を高めるフェイスtoフェイスの伴走支援だ。
彼にはこれができないし、たぶんやるつもりもない。
出版やオンラインサロンなどでカバーできるかもしれないが、私たちほどパーソナルな支援はできないはず。
私たちにできること
というわけで、私たちが
オンラインというレッドオーシャンで私(たち個人事業主)が生き抜くため
にやることは
流行りに乗って「Youtube」を始めることではなく
「あんなの私たちに関係ない」と見て見ぬフリをすることでもなく
彼のメッセージで「よし、私も変われるかも!」「なにか始めたい!」という気持ちになった目の前の1人に対して、これまで通り、これまで以上の心を込めた関わり合いを行うこと。
オンラインでもオフラインでも構わない。
助けを求めている人がいれば、力になれる方法を考える。
そのためなら慣れないオンラインツールだって使う。ただそれだけ。
私が日頃からオンラインの可能性について声高に叫んでいるのはそういうことなのです。
「人と話すのは、やっぱり対面がいいよね」
私だってそう思います。今は特に。
でもね、こだわるところはそこじゃないんですよ。
今の時代、あなたの力を必要としている人はどこにいるか分からない。
そんな誰かと出逢う可能性を秘めているのもまた、オンラインなのです。
追記
あっちゃんは、ご自身のオンラインサロンでかなりパーソナルな支援をされているようです。汗
この人すごいよ!立派な教育者だ!