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【読む朝活】Ep.2 二兎追って三兎めも得る人の思考と行動について考える(2020/5/8 #364)

「二兎追うものは一兎も得ず」という言葉がある。
これは、二つの物事を欲張って得ようとすれば、失敗をして一つも得られなかったり中途半端になってしまったりするということを示した言葉である。
しかし、世の中には「二兎追って三兎めも得る」ことができる人もいる。それは一体なぜなのか?その思考と行動について考えてみよう。


【次の機会…は二度と来ない!】

何事もアクションを起こすには、多少の準備が必要になる。
目標を設定し、そこに向けて段取りを組んでいく中で、突如舞い込んで来る想定外のチャンスもある。自分にとってチャンスであることは明らかだが、準備ができていないという不安から、そのチャンスを自ら手放す人が多い。

しかし、考えてみてほしい。
突然舞い込んだチャンスがまたやってくることはあるだろうか?
例え自分の準備が万端になったとして、そのタイミングでチャンスが舞い込んでくることはあるだろうか?
準備不足だから…を理由にするのは簡単だが、そうすることによって、自分で自分のハードルを上げていることにも気づかなければならない。
チャレンジすることに、準備は不要である。大切なことはそのチャンスを掴みに行くこと。勇気をもって踏み出すことだけである。
なぜなら、同じチャンスは二度と来ないのだから。


【欲しいものとその在り処を知っている】

自分を理解していなければ、自分が何を欲しているのかを知ることはできない。
だから、いつでも自分の気持ちに目を向けておく必要がある。今自分が何を必要としているのかを、常に分かっていることが重要だ。
そうすることによって、無意識のうちに自分が欲するものの「在り処」と求めるようになる。そして自然とその方向へ歩み出す。

例えば、熱帯魚を見に行きたいとする。それなのに、北の海に行ったとしたらどうだろうか?
熱帯魚を見るどころか、寒さで疲弊して帰ってくることになるかもしれない。無駄な労力を費やすことになるだけだ。
自分が欲しているものさえしっかりと理解していれば、それがどこにあるかが分かる。だから無駄に行動せずに済む。最短ルートを選んで、あっという間に到達することができるかもしれない。また、偶然にもチャンスに恵まれた時、それが欲するものの在り処だといううことにすぐに気づくことができる。そして、迷いもなく掴みに行ける。
自分の欲するものが何なのかを理解しておくことが大切だ。


【自分に対する信頼を持つ】

自分に迷いがある人は、自分の判断・決断に自信が持てない。だから、常に周りを気にして行動する。周りの指示に従う。しかし、これではいくら行動に起こそうとしても、他者の意図する行動になるだけで、本来の自分の意思とは似て異なるものになる。

いつまでも「他人まかせの人生」で良いのだろうか?
すぐにできることではないとは十分理解している。けれど、まずは「自分に対して信頼を持つ」ことから始めるのはどうだろうか?
自分のことを一番信頼してくれる人が自分であるということは、自分を決して裏切らない人もまた、自分であるということ。「自信」という言葉にしてしまうと、少しニュアンスが違ってくるのだが…。
自分を信頼することは、何をするにおいても重要な基盤となることは間違いない。

二兎だけでなく、三兎も四兎も五兎も追って得られる人になるためには、自分の欲するものを理解し、チャンスを逃さず、自分を信頼して一歩踏み出すことが大切だ。
さぁ、できることから始めよう。意識するだけで、私達は一歩踏み出せているのだから。

出典:【朝活2.0】2020/5/8(金)364回めの配信
https://www.facebook.com/yano.keika/videos/2636781156427892/


◎編集後記◎

この記事を選んだ理由は、単純に自分のことを褒められて嬉しかったから。
自分としては、二兎追おうとか三兎めも捕まえようとか思って行動したことはないけれど、それが結果的に四兎や五兎を得る方向に向かっているのだと分かり、とても嬉しくなった。
圭夏さんのお話を記事に起こしてみて感じたのは、例えば~という話が盛り込まれていて想像しやすいため、文章にもしやすいということ。途中、あいさつやコメントへの返答が入り混乱するときもあるが、「何について語っているのか」を忘れずに聞いていれば聞き逃すことはなかった。
自分の考えも入ってしまいそうになる。もちろん、「なるほど!」とか「賛成!」という内容なのだが。
ありがたいお話を壊さないように気を付けないといけないと感じた。
(永野まみ)

#17 ライブ配信「朝活」書き起こしライター紹介
https://note.com/chakka/n/na75fb00f77d6


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