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辛いつわりを軽減したい!タイプ別のおすすめ対策

妊娠初期に起こる「つわり」。症状には個人差があり、全くない人もいれば重症化する人もいます。原因はホルモンの影響とも言われていますが、まだはっきりとは分かっていません。

つわりの時期は早ければ妊娠5週頃から始まり、ピークを迎えるのは妊娠8~11週頃。そして妊娠16週頃までに落ち着くケースが多いようですが、なかには出産まで続いたという人もいます。

このnoteでは、そんな辛いつわりを乗り切るための対策を紹介します。自分に合いそうなものから無理なく試してみてください。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

つわりの種類

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つわりと一言で言っても、タイプはさまざまです。よく知られているのは以下のような種類でしょう。

・食べると吐いてしまう「吐きづわり」
・空腹になると気持ち悪くなる「食べづわり」
・匂いに敏感になる「匂いづわり」
・眠気や体のだるさが続く「眠りづわり」

「吐きづわり」対策

吐きづわりは、つわりの代表的な症状でもあります。この場合はとにかく自分が食べられるものだけを食べましょう。辛い期間は、ひとまず栄養バランスは後回し。固形物が食べられない場合は、せめて水分補給ができていれば大丈夫です。

口の中がすっきりすると多少ラクになるので、氷やアイスなど冷たいものを食べるか、炭酸飲料を飲むのもよいかもしれません。

それでも食べられない時は諦めて、体を休ませることを優先的に考えましょう。TVやYouTube、音楽、読書、ゲームなど、少しでも気が紛れるものを探してみてください。

「食べづわり」対策

お腹がすくと気持ち悪くなる食べづわりの場合は、空腹を感じる時間をなるべく減らしましょう。食事を何回かに分けたり、ガムを噛んだりするのがおすすめです。

ただし摂取カロリーには注意したいところ。食べづわりの場合は、意識しないとあっという間に体重が増えてしまうため、できるだけ低カロリーの食べ物を選びましょう。

特に朝の空腹時に気持ち悪さを感じやすいため、枕元にすぐ食べられるクッキーやゼリー飲料などを置いておくのもいいですね。

「匂いづわり」対策

つわりの症状として、匂いに敏感になることもよく知られています。特定のものや場所で気分が悪くなる場合は、できるだけ避けることです。マスクで軽減できる場合もあるでしょう。

代表的な例は、ご飯の炊ける匂いでしょうか。 この場合は炊飯器を遠い場所に置いたり、蒸気レスの炊飯器に替えたり、麺やパンで済ませることもできます。

あらゆる匂いを受け付けない場合は、なるべく無香料の日用品を探してみてください。歯みがきが辛い場合はブラッシングだけ、口をゆすぐだけでも構いません。

「眠りづわり」対策

妊娠初期にはとにかく眠い、体がだるいといった症状も多く見られます。この場合は、状況が許すなら眠ってしまうのが一番です。できるだけ体を休めてください。

仕事や家庭の事情などでどうしても休めない場合は、気分転換する方法を見つけましょう。軽く体を動かしたり、おしゃべりをしたり、何かを食べて口を動かしたり、冷たい水で顔を洗ったり。少しでも気分がスッキリすること、気が紛れることを試してみてください。

私の体験談:妊娠悪阻について

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さて、一児の母である私自身の話をすると、約6年前にとても重いつわりを経験しました。種類でいうと、吐きづわり+匂いづわりのパターンです。

とにかく何も口にすることができず、水すら全く受け付けない状態でした。吐くものもないのに、四六時中絶え間なく吐き気に襲われ、布団からトイレへもまともに歩けず…。たった10日間で5kgも痩せてしまい、必死の思いで病院に行ったところ「妊娠悪阻」と診断されました。

「妊娠悪阻」とはつわりが重症化したもので、妊婦さんの0.5~2%に起こる症状だそうです。私の場合は脱水症状がひどく、病院で点滴を受けることに。仕事を1ヶ月半ほど休むことになりましたが、診断書が下りたことで傷病手当金も受け取りました。

重いつわりに悩まされている場合は、私のように妊娠悪阻という可能性もあります。決して無理をせず、産婦人科に相談してみてください。

おわりに

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つわりの期間は「これがいつまで続くのか…」と終わりが見えず、本当に辛いですよね。私の場合は「どんなに長くても産めば終わる」と自分を励ましながら、なんとか乗り切りました。

まともに食事が取れなかったり、自分の具合が悪かったりすると、赤ちゃんが心配になることもあるかもしれません。けれど自分を責めることなく、焦らずゆったり過ごすことが何より大切です。

お腹の赤ちゃんからの「ママゆっくりしてね」のサインだと思って、少しでも自分が快適に過ごせる工夫をしていきましょう。


▼今回のnoteはこちらのマガジン内記事となります。


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