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自分の強みや得意を考えるヒント

「あなたの強みや得意なことは何ですか?」

突然そう聞かれて、即答できる人はどれくらいいるのだろう。

私は長い間ずいぶんそれについて考えてきたけれど、いまだにハッキリと答えられずにいる。

実は最近、ある人に「アウトプットが得意なんですね」と言われることがあった。

え?アウトプットが得意?そんなこと考えたこともなかった。アウトプットか……いや、きっと嫌いじゃないし、好きな方かもしれないけど、これは「得意」と言っていいの??

たしかに私は編集・ライターとして書く・発信する仕事をしているし(そういえば)、こうしてnoteも280日以上毎日更新しているし、Twitterも2年近く毎日ツイートしている(ゆるいけど)。

文字ベースのアウトプットに限れば、客観的には得意に見えるのかもしれない。そして客観的に得意に見えることは、それはもう十分得意と言っていいのかもしれない。

“なんやかんや続いていること”は「得意」と言ってもいいのかぁ……と、この時知った。それは私にとって意外な発見だった。

自分の強みや提供できる価値は、意外と自分では分からない。

というか、私を含めた多くの人は、「得意」や「強み」という強気なワードに対して、必要以上に構えているところがあると思う。だからこんなにも自己分析のコンテンツが人気なのだろう。

たとえば、

・そんなに苦じゃないこと
・まぁ悪くない感じにできること
・怒られないこと

みたいに、OKラインをもっと低くすれば、色々と見えてくるのかもしれない。水面を下げれば、水中に隠れていた凸の部分が姿を現すように。

小さい頃、母に「アメリカ人はね、指一本でピアノの『ド』を押せるだけで『I can play the piano.』って言うとよー!」と教わったことを鮮明に覚えている(今となっては偏見的発言)。

母はそれぐらい、少しでもできることに自信を持ちなさい、と伝えたかったのだと思う。私は大人になればなるほど、その記憶を何度も咀嚼するようになっている。

それでは、また明日。



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