日記#93 植物学者と行くジョトコ保護林フィールドワーク 2020/10/06
今日はちゃちゃっと書いてはよ寝たい。
最近生活リズムが2時間後ろ倒しになっていて、大変よろしくない。原因はわかっている。エヴァンゲリオンを見始めてしまったのだ。ちゃんと見るのは初めてかもしれない。(同じことを前回見た時も前々回見た時も言った。要するに集中力がないので見てるのに見ていない、という現象が発生している。)
さらに昨日は夜中にコーヒー飲んだせいで朝の5時まで眠れなかった。
ちょうど深い眠りに沈んだ6時、スマホが鳴り起床。
7時に家を出て向かったのはカリ市から北に20ー30 kmに位置するジョトコ市(Municipio de Yotoco)。人口2万人以下の小さな自治体でそのほとんどが山に覆われている。
というのも、不思議な縁で私は某大学の植物学教授と一緒にフィールド調査をすることになった。そしてここジョトコ(リリックを刻んでるわけではない)に大学所有の保護林兼研修林がある。農学部や生物学部の生徒がたまに街からやってきてフィールドワークをやるらしいが、現在は全てオンライン。今日も私たち以外にだーれもいなかった。
そこへなぜ大学生でもない私が呼ばれたのか、と思うだろう。実は私にもわからん。縁とはそういうもんだ。そして人生とは往々にしてそんな感じである。(実にフワッとした説明だ。)
私はほうれん草とチンゲンサイの違いもわからない、植物の”ど”素人なので、なんの役にも立ちはしないのだが、「一緒にくるか?」と誘われて断るほどの世間知らずではない。
もちろんだが、これは教授のオフィシャルの仕事ではなく個人的な趣味だ。しかしこれぐらいの専門性になると仕事と趣味の境界なんてとうの昔に消え去ってしまっている。
天気には恵まれた
(恵まれすぎた、といっても良い。復調しつつあった私の肌は無残にも焼け落ちてしまった。)
ここら一帯の山のドンであるウンベルト氏(慣用的表現でなく文字通りの意)がでっかい刀を振り回して道を作ってくれる。
コロンビアの田舎の人間は、この刀一本で全てを解決する。木を切るのも、穴を掘るのも、チーズをスライスするのも。
教授の専門は菌類・きのこらしい。
何かしらのきのこの写真を撮っている。
私にもビッチリ説明してくれたが、完全に忘れた。
ドローンも戦線投入。
高い木の上部に重生するきのこさんたちの記録に使われた。
鬱蒼とした森にモノクロのドローンが浮かんでいるとSF感が物凄い。
犬はデカければデカイほどいい。
イチジク
グアジャバ
ミックスナッツ、干し葡萄入り(スーパーで購入)
テントウムシさん
でっかいうろ。
中にホイホイ入ったら大量のコウモリさんが出てきた。
安眠妨害してしまって本当に申し訳ない。
担ぐ犬はデカければデカイほど良い。
陸か海かで言ったら、陸。
陸か海かで言ったら、岩。
この質感でリアルフラワーなの信じれる??(造花じゃないよ!)
がてぃこ。
そんなところかな。
また来週あたりにも呼んでもらえるかもしれない。もちろん私の働きがよかったから、とか私の助けが必要だからというわけではない。
部屋で静かに死んでいってる日本人の若者に同情して誘ってくれるのだ。
ありがて〜ありがて〜
今日は感謝の気持ちを忘れずにエヴァを見て、早めに寝る。
2020年10月6日
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