家でできる養生法 〇〇湿布
【コンニャク湿布】の方法をポッドキャストでお話しました。
コンニャク湿布???何それ?
と思われますよね笑
これは、昔から伝わる、『肝・腎・脾臓』の手当て方で、
慢性病や腫瘍のできた病気などにも大きな効果がある、というものです。
いわゆる民間療法ですが、多くの方がこれの手当てを根気よくされて、病気が改善、快癒したという話も実際にうかがいましたので、ここに紹介します。(もちろん、これだけで回復されたわけではありません。)
普段は、薬膳茶、漢方のお話を中心にしていますが、
冬の『腎養生』には、温める!ということが重要になりますので、温湿布のひとつ、『コンニャク湿布』も知っていただきたいと思います。
まず
①普通にスーパーで売っている長方形のコンニャクを3枚鍋で茹でます。
沸騰した状態から10分くらいに煮ると、熱々になります。
②熱々のコンニャクをタオルなどで水気を取ってから、乾いた手ぬぐいタオルなどで包みます。タオルの厚さによって、2枚、もしくは3枚で包んで、火傷をしないようにします。
ここからは図解した方が分かりやすいと思いますので、イラストを見てください。
肝臓、腎臓、脾臓 コンニャク湿布による養生
長方形の斜め線が、茹でたコンニャクをタオルで包んだものです。
この図でもあるように、『脾臓』は冷やします。
脾臓は、胃のうしろの左上腹部にあり、にぎりこぶしくらいの大きさです。ここが弱ると、身体の、細菌、ウィルス、異物に対しての免疫力が下がります。その結果、盲腸炎、中耳炎、中耳炎、関節炎、胆のう炎、伝染病にかかりやすくなります。甲状腺の働きにも問題が出ます。
脾臓が弱ると、脾臓が腫れたり炎症したり、疲れやすくなります。
炎症を起こさないように冷やすことが大切なのです。
脾臓は10分程度、冷たくしたフェイスタオルをたたんで冷やす程度で十分です。
まず図の左側のように、仰向けに肝臓、丹田の温湿布を30分と脾臓の冷湿布10分をしてから、右側のように、腹ばいになって、肝臓と丹田のコンニャクを腎臓に2つ乗せて湿布します。
コンニャク湿布をするときの注意は
①排尿しておく
②満腹時はさける
③入浴後はさける、すぐに入浴しない
解毒作用を高め、代謝を助ける、腎臓病、肝臓病、糖尿病、疲労回復、睡眠の改善に期待ができますので、
少し手間がかかりますが、副作用がありませんからやっていただきたいですね。
※最初に行った後は、好転作用として、疲れがでることがあります。
私も子どもが小中学生のとき、ハードな運動と学校生活で疲れが取れないときには、よくやってあげていました。
そして私も自分の養生で行っていたのですが、身体の中まで熱くなり、肝臓、腸、腎臓の働きがぐんと上がるような気がしました。もちろん、温湿布中は気持ちが良くて、すぐ眠ってしまいます。朝まで寝てしまうとコンニャクが冷えてしまうので、タイマーをかけて行った方が良いかもしれません。
私は、背中の腎臓に当てるのが好きです。疲れが取れる感じもありますし、顔色がワントーン白くなります。
1度使ったコンニャクは、少し水を入れたタッパーに入れて冷蔵庫保存すれば、2-3回使えます。
他の人が使ったコンニャクは使用しない方が良いです。
コンニャクの効能
なんでコンニャク? と思われている方多いと思います。
コンニャクは食べても「腸の砂おろし」「胃のほうき」と食物繊維豊富で体に不要なものを掃除してくれるすぐれた食材です。
コンニャクになる、こんにゃく芋は、できるまで土の中で3年もかかります。大地の強い力の入ったコンニャクですから、身体にも良い影響を与えるのでしょう。
このお話はスポティファイでもしていますので、よろしかったら聴いてください(^^)/
自分にはどんな薬膳茶が合っているのか、現在の体質はどうなのか、など、気になることがある方、体質改善したい方、カウンセリングもご用意しています。
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上級漢方養生士、医薬品販売業者、登録販売者、生態生薬研究会会員
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