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生きづらい系なアナタに超オススメの良書。坂口恭平さんの『躁鬱大学』を読んでめっちゃ救われた話。

【全国の生きづらいメーンな仲間たちにめっちゃ読んでほしい‼️】

はじめまして。
踊る書道家・佐渡仁美(さどひとみ)です。

昨日、坂口恭平さんの本『躁鬱大学』を読んだら脳みそスパークしてしまって、「たくさんの人にこの大事なことを伝えたい!」という衝動にかられ、個人のFacebookに記事を投稿したところ

思いの外、たくさん共感の反響をいただいたので、『これは他にも必要としている人がいるはず!伝えなきゃ』とナゾの使命感に駆られ

アカウント作ったまま2年間放置していたnoteに
勢いで記事を初投稿してしまいました。

#勢いってすごい

はじめに


今、さどはめちゃくちゃ救われた気分。

坂口恭平さんの『躁鬱(そううつ)大学』

読んで「あ、なんだ、わたしも”躁うつ人”だったんか!!!!」と。

あっでも全然暗い話じゃなく。ポジティブに、ライトにポップに、「躁うつ人、いいやんって感じ。

恭平さんに出逢って本買ったまま、中身濃そうやなーって忙しいまま1年読めずに置いてたけど、

このタイミングでなんとなく読み始めたらむちゃおもろくて、笑いながら一気に読めて、安心したら元氣になった(笑) 

「病名をつけて、弱い者アピールしたい」とか、気つかってねアピール、じゃ全然なくって。

わたしも当てはまるかもーって人には、自分とよりうまく付き合う入口になればと思うし、

全然ちゃうわーって人には、「別に病気じゃないんや」って知ってもらえるキッカケになればって気持ちで書くよ。

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『躁鬱人』の特徴とは


まず「躁うつは病気でも性格でもなく、一種の体質」らしい
やけん、人によって程度の差もあれば、「治す」とかじゃないし、悪いもんでもない。「そういうもの」

どういうものかというと、躁うつ人の特徴は

✅人が喜んだり、人のためになる!ことが基本喜び。場が良い感じなら🆗 人の顔色をみて気を使う平和指向型

✅心が柔らかすぎる。故に、人との交流がインスピレーションになって色んなことをひらめいて、躁になる。自分天才!寝んでもいける、最強。

✅最良の薬は、人から褒められること。否定されたら一瞬で大暴落。「これが自分!」がない

✅浅く広く、多彩が大事。すぐ飽きる。『こっちへフラフラ、あっちへフラフラ』が大変よろしい

✅一人になると退屈で鬱になる。人必要。でも、人といるのも観察しすぎて疲れて、鬱の入り口になる。

✅ちょっと充実しただけで「人生って幸せだあああああ!!!」をめっちゃ感じる

✅自分が主役になれる!活躍できる!と思うと秒で鬱ワールドから抜け出す

✅大勢の会話とか苦手。自分が話の中心にいないとすねる自己中。サシでゆっくり話せるのが一番です

✅すぐ忘れる。元氣なときは鬱なときを、鬱なときは元氣な自分を覚えてない

✅我慢すること、「きちんと、ちゃんとしなきゃ」とか、窮屈に思うことをしていると毒。
 素直にやりたいことだけやって心と体のままに生きることが、良さが生かせる道

✅とにかく「楽しい・気持ち良い・心地よい」ことが好きで大事。「好き/嫌い」な感覚で生きてる。
(※本書をもとに私なりの言葉でまとめています)

らしい

なんしか、躁うつ人は、

 もうこれ以上は無理と心臓が判断したとき、自動的に鬱状態に入ります。つまり、鬱状態は躁鬱人の体を守るためにあります。(中略) 体にとってはとても重要な休息、充電期間です。
 だって、それが不快なものでなかったら、躁鬱人はまたぴょんと跳ね起きて、どんどん外に出て行って、知らない人に声をかけては困っている人を助け、なにかとんでもないことをしたいって思っちゃうじゃないですか。
『躁鬱大学』坂口恭平 p32より引用


ほっとくと常に元氣良く人のためになり続けようとしちゃうので、強制的に『心身休め!モード』で身を守るために、『鬱』って状態が発動されるらしい。🏃‍♂️🍃

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特に

・「こっちへフラフラ、あっちへフラフラがよろしい」
・「気分屋が基本本質ですから、『気分屋的生き方をすると気分が安定する』という法則を大切にしましょう」
・「生活を万華鏡のようにしてください」(p89)
『神田橋語録』より引用された『躁鬱大学』本文より引用

は救われたなあ~ 革命やった。🌈笑

「チャドはいろいろやってて何したいか分からん人」ってたまに見られますが、それで良しと思えた😌🌸
いろんなことに興味あってそれが生きがいやねんからしょうがない!
もう割り切って、そう生きます🍃よろしく。

ここからワタクシゴトな背景(プチカミングアウト)と、
だからこうしていきたい🌟みたいな話になるけど、
ご興味あるひとはお付き合いいただけたら嬉しい😌🤲

#ここまで読んでくれただけでもまじ感謝

HSS型HSPタイプなわたしの事例と引用たち。


子供のころからずっと何かしらの生きづらさに悩んできたけど
自分を「躁うつ病」と思ったことはなかったのよねん

ネットで自己診断いろいろ調べて、ADHDとか「HSS型HSP」はゴリゴリ当てはまって納得したけど、 

躁うつ病は当てはまらなかったし、「重くて大変そうな病気」ってイメージがあったから。

だからこの本も、人の話 ぐらいに思いながら、
でも生きやすくなるヒントがあるんではなかろうかと思って読み始めたら

終始、めちゃくちゃ当てはまりすぎてて、止まらんくなった。(笑)
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わたしは、
人と出逢うことも、話すことも大好き。旅や、新しい経験が何よりの喜び🍃

だから、月のうち家にいるのは1週間程度であとはどこかにいる生活に、結果的になっている。

けど、自分でも気づかんうちに、人に変な気をつかってしまうらしくて、
ひたすら人に会い続ける生活を送っていると充電切れなのか、身体も心も疲れてきて、

(※いつでもどこでもめっちゃ助けてもらってばっかやし楽しいからそれは素直に嬉しいしありがたい❗️自分の内側のもんだいです)

「仕事も集中してやりたいしそろそろ1人でほっとしたいーー」とか言い出して

ふと地元に帰るねんけど、そしたら今度は、まじで鬱すぎて何もできんくなる🌀

人に会いたくなさすぎて、(もはや怖くて)
スーパーすら一歩も外に出たくない。
ので鳥の声しかしない山に引きこもっています。
仕事しやなってパソコン開くけど、何もできん。💻気づいたら寝とるw

山積みになった郵送物と、実家に溜まった果てしないホコリたちを目撃するとこからエネルギー下がって、

1か月旅して帰ったら3日寝たきりになって
4日目ぐらいからやっと脳みそ動き始めて、
元気になったらまた、よし出よう!ってなる。

#回復までに最低1週間を要することが判明した

.

フリーランスの先輩たちはかっこいい感じで仕事こなしてるし、
わたしもそんな風になりたいーーー社会適応したいーーー!「ちゃんとしなきゃ」とか思うねんけど

やりたくないことはまじでサッパリ進まないんですね。

(※本書によると「ちゃんとしなきゃ」は鬱な入り口で、鬱になると、興味のあることしかできないアンテナになるらしい。) 

 「資質に合わない努力はしないのが良さそうです。『きちんと』とか『ちゃんと』とかは窮屈になるから駄目です」
 (中略) ちゃんとしなきゃと感じるのはどういうときかというと、簡単に言うと、やりたくないときなんですよ。そして、飽きたときなんですね。
 (中略) 躁鬱人がそれをやると、ほんとぎこちない人生になるので、やめておきましょう。
『躁鬱大学』坂口恭平 p58-59より引用


何がやりたくないって、事務作業がまず無理で、書類作成なんか本当に地獄すぎる😶‍🌫️

「連絡をとること」これが本当にわたしは実はだめで、凹モードなときはすっっっごくエネルギー使う。

メール一本さえ。メッセージ開封するのも怖いし、返信むちゃんこ遅いときある。電話に至っては、毎度すっごい勇気を振り絞っている、実は。

(しょうもない気楽な連絡は全然大丈夫やし、むしろ元氣になるので連絡ください🥲w)

SNSの更新も、文章とか写真考えすぎて、
全然投稿できないまま過ぎていく。(いろいろごめん)

・好きにやった方がいい。そのほうがラクに生きていくことができます。努力は敵です。やりたくないことをやらないでください。
『躁鬱大学』坂口恭平 p170より引用



ほんまにただただ、何も考えず、
マイペースな旅と、創作と、踊りと、トレーニングだけしていたい。

#沖縄とか最高

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でも、どうやら人には、

「なんでも一人でできそう」「いつもアクティブ」「ガツガツしてる」「悩みないっしょ」

みたいに思われてるらしくて、意外がられる。
それはそれで、有難いけどツラくもあるよ〜🤲

けどそう思われるのは調子が良い時。
アウェイだったり自分が発揮できないときは、声も出ないし存在が無になります(笑)。

楽しかったり良い刺激を追い求めてしまうから、
旅中は、結果ずっと睡眠不足だったりして調子悪くなって病む🙈

いっぱい、やりたいこととか、アイデアは∞に浮かんでくるのに、
タスク処理できるだけのキャパもないし、人にお願いするのも苦手やから、病む🙉

仕事溜まってる状態もストレスやし、「遅い=ダメ」ってすり込みがまた、うぁーーってなる。

そして、すぐ忘れていくから、やりかけたまま
出来なかったことを思い出して、気づけばすごい月日が経っていて、病む🙈

そんな状態で作品なんか書こうとしても良いエネルギーのらないから、
エネルギー調整できるように、どうにかしようとするけど、どうにもならんくて病む🙈

そんな感じで、けっこーな頻度で「自分はなんてダメなんだ」「こんなヤツ死ねばいいー!」なんて独り言が飛び交う🙉

子供のころに、ショゲてぐずっていると「ダメじゃ」「鬱陶しい」と親から言われたセリフが
記憶の中から飛んできて、また自分に矢をぶっさす🎯
(なんなら今も「ダメ」ってワードに敏感すぎておびえる)

そしてこんなエネルギーでいては、
作品を買ってくれた人に申し訳ないと思って凹む🙈

#思考回路ひたすらそれ
#そんな自己管理すらできないことにも病む
.
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このスタイルはしょーじきしんどい❗️
けど、昔に比べたらまだマシかもしれない🤔

大学のころは
「自分がどうしたいか」迷子すぎて(今思えば自分がないのと人を気にしすぎた結果)、

パニクって、洗面台の鏡に頭打ち付けたり、
毎日発狂してわめきながら助けを求めて人に電話したりしていたし、まぁ激しかったやんねー🙄

でもその反動で、「踊りながら書く」ってパフォーマンス生まれたもんね、パワー有り余ってたんやろな。🤥

今思うと、必死に生きてたんやなーって思う  

ちなみに、血は苦手やから切ったことないし、本気で死のうとするアクションをしたことはないです。🤲

「死にたい」=屍のように何もせず現世から隠れてただ横たわっていたい、みたいなことだったりする

死にたいという言葉もつまり、死んだように寝てご飯も食べないでお風呂も入らないで人にも逢わないで仕事もしないでただ寝てたい、ということです。
『躁鬱大学』坂口恭平 p133より引用


そして、
鬱ってるときに「もうやだ死にたーい」みたいなことを自動的に思ってしまうのは、「お腹すいた」と一緒の反応らしい😶‍🌫️

生きやすくなりたくていろんな講座求めていったけど
そんな答えなんか、万人みんな違うねんから、
自分に合うやり方、人生かけて見つけていくしかないやんな。


#そんな大学時代の話を講演で呼んでくれる変わった先生たちががいてくれるのが救いであり生きがい
.

高校まではわりとフツーに生きれてたはずやのになあ、と思うと
本書によると、それは躁うつ人に適した「日課」があったから、ということらしい

時間が細かく区切られていて、それぞれ違う内容で多彩さがあって、
学校という刺激がある環境で、早寝早起きというリズムも作られる環境が、良かったねんて。

「生活が充実してくると波は小さく」なるというわけです。逆に生活が暇だったり、この時間になにをやると決まってないと、波が激しくなるんです。
『躁鬱大学』坂口恭平 p84
 窮屈な環境であっても、細切れに時間が区切られ、いろいろやることがあって、なんだかちょっと充実しているという状態であれば、押し込まれることもなく、波も穏やかになるんです。そして、今度は自分が窮屈を感じる要素はいっさい入れずに、全部自分がやりたいなと思うことだけで時間割を作り、それをやりながら少しばかり汗をかいて充実するという生活を実践してみてほしいんです。
『躁鬱大学』坂口恭平 p85より引用

うまく自分と付き合う工夫

なので  

ここからは、これからの話やねんけど

①まずは、『日課』を作ろう。家にいるバージョンと、外にいるバージョン。
 睡眠不足が一番の敵らしいから、てっぺんまでには寝たい。🛌
 ちゃんと休みながら旅するのが一番、気質にあってるそうです。疲れたら、横になるのが大事らしい。🍃
 その分、夜飲みの付き合い悪くなるかもしれんけど、許してね。🌝
(けど人との時間は大好きやし栄養なので、変わらずお誘いくださいっ🥲)

一ヶ所にいると窒息するので、できるだけ移動しましょう。もちろん移動すると心臓が疲れるので、よく横になるのは忘れずに。
『躁鬱大学』坂口恭平 p177より引用


②やりたくないことはやらない。苦手な努力は一切しない。
 これが一番の薬らしい。 てかまじでそれで生きていけたら最高ね。
 事務仕事とか、連絡とか、段取りとか、そういうの、趣味なひと、いたら教えてください🥲✨(切実)
 ピンときたらこちらからナンパすることもあるかもしれません。

・「資質に合わない努力」はやめ、「きちんと」とか「ちゃんと」することをやめてみましょう。とにかくのびのびと好きに生きるのです。(p211)
『躁鬱大学』坂口恭平 p211より引用



③常に自分の「心地よい」を聴く。「今何したい?」って
 ひとではなく、自分のペースで。そして、それを平和にリクエストするのが良いらしい✍️

・一つ一つの行動をするときや、気になることが起きたときに、自分にとってなにが心地いいか、なにが窮屈なのか、とすぐに聞いてあげて、自分がやりやすいように、自分を変えます、ということを周囲の人に吐露することが大事です。(p66)

・やりたいことはもうからだが知っている。それでもつい人のことを優先してしまいますので、ここは一つ、いつも自分に「今なにがしたい?」と聞いてみてください。(p176)
『躁鬱大学』坂口恭平 より引用


あとは、思ったのは「パートナー」って大事ね。

 ただ話聞いてくれるって意味でも。
 凸なときも凹なときも、出せるひと。
 大学からの一番ひどかった時期を一緒に受け止めてくれた彼に感謝しかないやんな
 やっぱりそういう人がいてくれてるから、凸も凹も、感情豊かにイキイキできるのなー、改めてありがとう。

そんな感じ。

おわりに


果てしなく長くなってしまったけれど 付き合ってくれて感謝

ここまで読んでくれた人は、
「わたしも躁うつかも」もしくは、「躁うつもしくはチャドに興味もってくれている」人
であると認定します。🎉💮

こんな「ダメ」なところを出すのは怖くて、
SNSにもかけなくて(気分を害するからorイメージがあるから書いちゃだめだと思ってて)

けど、われわれは「正義に従って行動してしまう」生き物らしいのと、
「人からのリアクションが栄養になる」生き物でもあるらしいので(ややこしい笑)、

これで救われる人1人ぐらいいたらいーなっていうのと、自己開示してみたい、みたいなのもあって思い切って書いてみた。✍️

(「人のために動く」ってゆーよりは、結果的に「人のためになる自分のため」に行動するらしい。ややこしい笑)

#この記事書くのに気づけば3時間かかったようだ 🙉

でも、これからは、もっと、心地よく、ラクに生きたい。

それを、選択できるんだ、われわれは。


性格のせいじゃなく、自分が悪いのではなく、
社会に適応できてないのが「ダメ」なのではなく。

「めんどくさっ」って思う性質やけど、
この本を読んでから、そんな人種が愛おしくも思えた。

だって、良いインスピレーション湧きまくってて
自分も良い状態だったら、際限なく人をハッピーにしたい
生き物って、すごいハッピーじゃんね。🍃

われわれ躁鬱人は幸福とはなにかを追い求めることができる、希望を狩猟採取する、ハッピーハンターなわけです。生まれてきてよかったね。
『躁鬱大学』坂口恭平 p216

↑ここ。好きすぎてまじ泣きそうになった。


「病名」として診断をされなくても、診断するのは医師によって違うし、なんなら、「発達障害」といわれるものとか、他の性質もいろいろ合わさってオーダーメイドわけで。🎁

「急がば近道を自分で見つけ出せ」です。そちらの方が心地いいのです。
『躁鬱大学』坂口恭平 p60より引用


ただ、そういう傾向なんだーって1つ1つ、知れるだけでも、
われわれ「生きづらいメン」たちにとっては、トリセツできたみたいで、ちょっと救いなわけです。🤲

(そしてコメントもらえると仲間増えた気になって嬉しい)

「死にたくなったら電話してください」と恭平さんの本にもSNSにも、電話番号が公表されてるねんけど、必要な人が必要なときに繋がってほしいから、まだかけてない(笑)。
ほんとに死にたくなったときに頼みの綱にさせてもらいます。🙆‍♂️

平和に、のびのびと生きられる道を、見つけていきましょう。

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はじめてのnote、書いてたら楽しくなって、はりきって、いっぱい引用とか工夫してみちゃいましたが、
そろそろ飽きてきたので、終わります。笑
(飽きる前に辞める、これも大事らしい。)
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※本の内容、全部は伝えられへんかったから、誤解あったらごめん。でも、まじで読んでほしーなーこれ。って、すっごく珍しく思った、良い本。
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ちなみに、ご本人のnoteはこちら。👇

みなさまからのサポート=愛は、大切に日々の活動(表現活動、生命維持活動、事業資金、地域活動)に充てさせていただきます。 (※たとえうまい棒ひとつ、毎度”これは本当に必要なのか?皆さんからの愛を使っていいものか…⁉”とサドは毎度真剣に考えています|:3ミ)