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脳科学×多言語×多様性!脳から考えることばの育て方!

6/12㈰にオンライン講演会に参加しました。
今回は、「脳から考えることばの育て方」というお題で、
東京大学の酒井邦嘉教授がお話をしてくださいました。

なぜ東大の酒井教授が講師?と思う方もいらっしゃると思います。

それは、多言語の自然習得を実践しているヒッポファミリークラブが
2016年から、東京大学の酒井邦嘉教授と
マサチューセッツ工科大学(MIT)のスザンヌ・フリン教授との
共同研究を進めていたんです。

そして、「外国語習得の脳科学的効用」に関する研究論文が
Nature誌の姉妹誌にあたるイギリスの科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されて、昨年共同発表を行いました。

その共同研究論文のはなしも踏まえて、多言語の自然習得についてお話しをしてくださいました。

この共同研究論文の内容は、ヒッポファミリークラブのホームページから
見られるのでリンクを貼っておきますね。
ヒッポファミリークラブ 公式 » トピックス » 共同研究論文がSR誌の神経科学分野でTop100に! (lexhippo.gr.jp)

私自身、多言語の自然習得を自分の身体で実験しているんですが、
それが科学的に実証されたとなると、
間違いないんだな!と納得して、さらに多言語環境を深めています。


今回の講演会、酒井教授がとってもわかりやすくお話ししてくださったので、難しい話が苦手なわたしも聞きながら、なるほど~となんとなく理解できました。

言語の習得は、すぐ出来るものじゃないですよね。
わたしも何度も何度も挫折していました。
でも、心の奥では、英語がしゃべることが出来たら良いなぁ。
という思いがず-っとありました。

その思いに気づいたのが、子育て真っ最中の4年前。
多言語の自然習得を行っているヒッポに出会って
多言語環境で過ごしていたら、英語だけじゃなく
韓国語やスペイン語やいろんな国のことばを話せるようになってきています。

しかも、わたしだけじゃなく、子ども達もいろんな国のことばで
自己紹介が出来るようになっていて、
あらためて多言語環境始めていてよかったと感じています。

共同研究論文の一部の中に、

日本の義務教育では英語が必修科目となっていますが、自然な音声に触れるよりも、単語 の記憶や文法の学習に頼る傾向が顕著です。さらに「国語と英語」という二項対立のため、外 国語全般に対する苦手意識が助長されやすくなっています。しかし、二言語話者より三言語 話者の方が新たな言語を柔軟に習得しやすい、という本研究の成果は、英語とそれ以外の言 語を同時に習得することの相乗効果を明確に示しています。その可能性は言語の「自然習得」 という考え方と合致しており、現在の語学教育に一石を投じるものです
出典:U-Tokyo_LEX_PressReleas20210331.pdf (lexhippo.gr.jp)

この多言語の自然習得は、共同研究で明らかになったように、
2言語より3言語以上の方が言語習得に有利に働く、

つまり、
日本語vs英語で対立した関係で言語習得するよりも、
日本語x英語xスペイン語x韓国語のように3言語以上の環境の方が、
早く言語を習得出来るといったことなんです。

うそー!?と思うかもしれませんが、
これは言葉で言うより、自分で体感してみるとわかります。

・英語学習をがんばっているのに身に付かない、、
・がんばりたいのに継続できず挫折した、、
・子どもに英語を教えたいけど、自信がない、、

などの不安や悩みが多言語を始めて、
自分の経験として解消されてきています。

いろんな国のことばや人、いろんな世代の中、家族一緒に
多言語の自然習得をしていると
ことばだけじゃなく、多様性や自己肯定感も上がってきています。

先生や親といった対立する関係はなくてみんなフラットな立場で、
勉強じゃない、宿題もない、
あるのは多言語の音源と一緒に遊ぶ仲間だけ

「言語習得は大変なもの」
という考えを
「言語習得は楽しいもの♪」
にして、いろんな国のことばや人、いろんな年代の人、多様な中で
壁を作らず、ことばも人も育てていきたいとあらためて思いました。

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今日は多言語活動の日、家族一緒に遊んできます♪
多言語活動の無料体験や相談も随時行っているので、
気軽にのぞいてみてくださいね♪
ヒッポファミリークラブ西日本 | 多言語でことばも心も育てよう。 (hfcw.jp)








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