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思いがけないチャンスに出会ったら、どうする?

思いがけず、生活や人生を変えるようなチャンスが舞い込んできたとき、今のあなたはそれにどう対応するでしょうか?

ビジネスのチャンスに気づき、いち早くそれを掴むことは、経営者にとって必須のスキルです。その瞬間、洞察力や決断力、実行力が試されます。

日頃から、そういう機会に備えて時間管理している方もいれば、なるようになるという気持ちで過ごしている方もいると思います。

もしくは、備えないといけないと分かっていながら、後回しになっている方もいるかもしれません。

以前の私がまさにそうで、思いがけないチャンスに備える大切さを頭で理解していたにも関わらず、家庭のこと、仕事のこと、日々の忙しさにかまけて後回しにしていました。

その結果、大きなビジネスチャンスを逃しました。
もう少しで掴めたはずのもの。私の手からすり抜けた瞬間の後悔は相当のもので、数か月仕事に身が入らない日々を過ごしました。

「あの時こうしていれば…」

私の備えの甘さ。ただそれだけで、未来が変わってしまったのだと痛感しました。

そして、
「チャンスは待ってくれない」
この言葉を身をもって理解した瞬間でした。

考えられる3つの行動の選択肢

タスクに追われ、時間がない忙しい日々を過ごす中で、思いがけないチャンスが現れたとき、以下の3つの対応が考えられます。

①なるようになる精神で既存の事業やプロジェクト、タスクを持ちながら、新しいチャンスに飛びつく

(メリット・デメリット)
チャンスを逃すことはないが、心の余裕がなくなり、キャパを超えているのでそのままいくとどこかでつぶれる可能性がある
(デメリットへの対策)
新しいチャンスをつかんだうえで、どこかのタイミングで事業やプロジェクト、タスクを整理する

②既存の事業やプロジェクト、タスクのどれかを瞬時に手放して余裕を作り、新しいチャンスに飛びつく

(メリット・デメリット)
チャンスをつかむことができるが、即座の判断が求められる。手放した後で、手放したものに対して後悔のリスクが高まる
(デメリットへの対策)
常日頃から、価値観と長期的な目標を整理しておくことで、自分がほしいものを明確に分かっていれば、即座の判断ができる

③自分のペースは崩さない。チャンスを保留にして、既存の事業やプロジェクト、タスクをしっかり整理し、たっぷり余裕を作ったうえで、チャンスを手にする

(メリット・デメリット)
心の余裕は確保できるが、チャンスを逃すリスクは高まる。

私は③の選択をして、その結果、強く後悔しました。今思えば、考えられる選択肢の中で最悪の選択をしたのでした。

その時に備える視点が大事

ここまで「タスクに追われ、時間がない忙しい日々を過ごす中で、思いがけないチャンスが現れたとき」という前提で、考えられる選択肢を言葉にしてきましたが、
そもそもタスクに追われ、心と時間の余裕がない状態がデフォルトなのが問題なのかもしれません。

つまり、

④いつかくるはずの思いがけないチャンスに備えて、常日頃から余裕のあるタスク量と時間の使い方をする

こうすることで、チャンスが来たときに何のためらいもなく、狼狽えることもなく、チャンスをつかむことができます。

合わせて、自分の目標や価値観についても、日頃から明確にしておけば、より早くチャンスをつかむための意思決定ができます。

①~④以外にも、選択肢があるのかもしれませんが、最近の私は④の方法で、タスク量と時間の使い方を調整しています。
④の方法をとることで、結果として間違った選択をしたとしても「十分に考えたうえでの選択だから」と納得でき、後悔が少なくなると思うからです。

訪れたチャンスをつかむために

日々頑張っているあなたのもとには、いつか必ず思いがけないチャンスが訪れます。それなのに、もしかすると、一心不乱に頑張っているからこそチャンスを逃しやすくなってしまう方もいるかもしれません。

今にもチャンスを掴めそうなとき、あなたはどんな選択をするでしょうか?その問いを事前に考えておくことで、取るべき行動がわかり、後悔しない選択ができるようになります。

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