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なるべくしてなった肉離れ

最近の趣味はもっぱらバレーボールなんですが、
練習中にチームメイトの一人が左足のふくらはぎを肉離れした。

肉離れをしたチームメイトは
「流石に歳を感じる」
と、肉離れを歳のせいにしていた。

僕は「肉離れはもっと重大な原因があるのになぁ」と思いつつ、プライベートの時間だったので、その方の発言を傾聴するだけだったのだが。。

ただ肉離れは、不運でもなければ、歳のせいだけではない。

不運も歳のせいも、自分ではどうにもできないファクターなだけに、そこまでで思考を止めてしまうと見えてくる世界を狭めてしまう。

肉離れを生じやすくする要因は、強力な筋収縮と遠心性収縮(筋肉が伸ばされながら収縮する)である。
その他には、筋疲労や筋の柔軟性低下、筋損傷の既往がある。

今回の肉離れの発生機転は、ボールをアンダーで受けるために、右足で一歩踏み込んだ時の軸足である左足で発生した(たまたま一部始終を見ていました)。

つまり、軸足である左のふくらはぎの筋肉を伸ばしながら収縮させて、右足を一歩前に出すという動きである。

この時に、左のふくらはぎの筋肉に強力な筋収縮が発生し、しかもそれは遠心性収縮であったことで肉離れが発生した。

これによる肉離れは、不運でもなければ、歳のせいでもない。

単純に、ふくらはぎの筋肉に頼った軸足の使い方になっていることが原因だ。

そのせいで、ふくらはぎに強力な筋収縮需要が高まってしまう。
もし歩行ですらふくらはぎに頼りきっていたとしたら、ふくらはぎの筋疲労を起こりやすいし、慢性的な過剰使用は筋肉の微細損傷や柔軟性低下にもつながる。

『なるべくしてなった肉離れだな』

この現象は日本人によくある傾向である。

『足は太ければ太いほど良い』

僕も高校時代に部活の監督に指導されていました。
なんらな自分の太い足を自慢していました。笑

しかし、ふくらはぎが太い人は、
肉離れを起こしやすい。

普段からふくらはぎの筋肉を過剰に使用しているから、だんだんと太くなる。

裏モモのハムストリングスや体幹、位置エネルギー、脱力といった身体操作スキルが不十分だと、今回の肉離れのような怪我につながりやすくなる。

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