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模擬国連の流れをまとめてみた
海外留学中の私が、人生で初めて模擬国連に参加したのでそのお話をします。
合わせてこちらの記事もお読みいただけると嬉しいです:)
(この記事は下の記事を読んでくださったことを前提に話が進んでいるところがありますのでぜひ!!)
今回は全体の流れについてお話ししようと思います!
模擬国連に挑戦したい人を読者として想定しているので、おもろい感じよりは説明的な文章になる予定です。
そしてこちらは海外で参加したものなので日本のものとはいくつか異なる点があるかと思いますが新鮮な気持ちで受け入れてくださると嬉しいです!
それでは早速。
全体の流れ
参加決定〜開会
まずそれぞれの委員会で話し合うトピックが3つずつあります。
私が担当したHISTORICALのものはこれでした。
The Instability in Rhodesia(ローデシアの不安定)
The USA Invasion of Iraq(アメリカのイラク侵攻)
Kosovo's Declaration of Independence(コソボの独立宣言)
模擬国連開会までにこのトピックについて綿密に調べます。
私がこの3つのトピックを見たときは...
「コソボってどこだっけ」
「ローデシアってなに」
コソボの場所もわからず、ローデシアに至っては聞いたことすらありませんでした。
その後、背景や出来事の詳細などを調べました。
ちなみにコソボはヨーロッパの国で2008年にセルビアから独立した国です。結構最近ですね。
ローデシアは今のジンバブエ。元々はイギリスの植民地だったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1683398657386-oO9cgsblUb.jpg?width=800)
そして、時間に余裕があれば1〜2ページ程度のResolution(決議案)を提出します。
私は今回の参加が初めてで形式も何も分からなかったため提出はしませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683398658146-8z6wFp7dWH.png)
準備はこれだけでは終わりません。
私たちは特定の国を代表しているためその国のことももっと知らなければいけません。
今回、私の学校が代表したのはスイスでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683398656829-Xo5ObazsFf.png)
スイスといえば永世中立国。そのスイスが、それぞれの出来事に対してどのような対応を取っているかを調べます。
これを踏まえて会議でどのように行動するかを考えます。
似たような考え方を持っている国などの動きも参考にすると良いと思います。
そこまで重要ではないかもしれませんがもう一点。
模擬国連は正式な会議の場所なのできちんとした服装でいかなければいけません。初めて社会人のような服装をしたので新鮮な気持ちに!!
![](https://assets.st-note.com/img/1683398657319-O812pYWn1M.png)
さて、会議の内容までお話しするととんでもなく長くなってしまうのでここらへんで今回の記事は終わりにしようと思います。
続きをお楽しみに!!
Opening Ceremony (開会式)
会場に着くと、お名前カード、国旗が書かれたプラカードを配られます。
お名前カードは首からかけるために、プラカードは、会議中に発言をしたいときや投票の時に掲げるためのものです。
開会式にてそれぞれの委員会の議長さんたちの紹介などをして正式に開会したらいきなり夕食の時間でした。
混雑防止のため委員会ごとだったのと、初めての参加だったので友達が一人もおらず一人で着席。このときはメンタルがボロボロでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1683399587907-sk6CuIHMma.png)
その時に隣に座ってくれた同じ委員会の子が話しかけてくれてかなり救われました。年下ですが模擬国連のベテランで、とても頼りになりました。ちなみにその子はのちの閉会式にて表彰されていましたがその話はまたあとで;)
Session (会議)
会議のために、同じ委員会の誰かが提出したResolution(決議案)が紙媒体で全員に配布されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1682971546063-wT1Fg3JhBJ.png)
会議はこのResolutionをもとに進められます。
まず、最初はResolution作成国からのスピーチです。大事なところを説明します。
それが終わったら議長がPOIを募集します。POIとは、”Point of Information”のことで、Resolutionやその作成国への疑問、明確にしておきたいことなどを直接聞くことができるのです。挙手制で、大体3人くらいが議長に選ばれます。
POIのやりとりが一通り終わると次はAmendment(改善案)の募集が。
POIを踏まえて、元のResolutionを主軸にみんなが改善案を提案します。
大きな変化を加えるものもあればちょっとした違いのものもあるわけです。
そしてこのAmendmentに対してもPOIの募集があり、それが終わると投票タイムです。なんの投票かって?
その改善案を採用するか否か、です
(棄却されたらその改善案は無かったことになってしまうのです)
これを何度も何度も時間の許す限り続けます。
そして最後の最後にできたみんなの話し合いの賜物のResolutionを採用するかしないかのドキドキ投票タイムがっ!!
こ、こ、で、自分の国がどう動くかを知っておくことが大事になってくるのです!
賛成、反対、パスがあり、パスは1回しかできません。ただパスした国の数が投票結果を左右するほどのものでない限り2回目をすることはないです。
だがしかし!!!
もし2回目に食い込むようだと、いろいろな国の人から「こっちに入れてよお願い」みたいな感じのお誘いが来ます。それも模擬国連の面白いところなわけです。
これで終わりです。
議題が全部で3つあったので2日間かけて(と言っても丸2日ではないが)これを3回やりました;)
General Assembly (総会)
さて、まだまだ模擬国連は続くのです!
今までの会議は委員会ごとの会議でしたがこれからは全員集まってのGeneral Assembly(総会)が始まります。
これまでの会議と同じように議題がありますが、それらはすでに委員会で話し合ったことの一部を引っ張ってきたものです。
数としてはひと委員会につきひとつくらいですが、今回私の担当だった委員会からはトピックが選ばれませんでした。まぁそういうこともあるんですな。
ただ流れとしては委員会のものとほぼ一緒なので割愛!
Closing Ceremony
長いように思えた2日間の模擬国連もあっという間に終わりを迎えようとするわけです。
閉会式ではいろいろな表彰がされます。
それぞれの委員会から3人ずつ表彰、総会の時に良いスピーチをした人にも表彰。
やはり選ばれる人たちは会議中に爪痕を残した素晴らしい方々ばっかりでした。
的をついたPOI、しっかりした改善案、心を引き込む演説力。
全てにおいて尊敬できる部分があったので自分の成長に活かします!
以上が模擬国連の流れでした。
実際に行ってわかったことも含めて詳しく書いてみました。
参考になれば嬉しいです!!
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