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旅行記 ~面接から逃げてブラブラ編~

一ヵ月ぶりです。3933です。
この記事は面接をばっくれて、都内をフラフラしていた際の旅行記です。
今回の記事は6,155文字です。


【前置き】面接から逃げた話

5月記事でもふんわり書いたのですが、前回面接を受けた施設に圧迫面接をされてたんですよね。
もう一箇所、今回行く予定だった所とも日程を調整している途中でした。
先方の担当者の体調不良や、転職エージェントとの連絡の行き違いや先走りなどで延びに延びて、前回から一ヵ月の間を開けての面接となる予定だったのですが…。

面接の数日前、転職エージェントと模擬面接をもう一度と言われて実施したのですが、前回の記憶が蘇り、動悸や冷や汗、極度の緊張状態が再現されて、「あ、これ無理なやつ…」になりました。
用意していた答えも、「前回これを言ったらこう返ってきてそれで詰められて…」となってその場で別の答えに変えて言ってしまったり…。
当然「他には?」「動機が弱い」「もうちょっと欲しい」と言われるわけで、でももう前に詰められた答えは口から出せなくて、「ハアハアハアハア!!!」にしかならない。

俺が持たないと思い、悩んだ挙句、転職エージェントへ面接辞退の連絡を入れる。

転「お気持ちお察しします。一度電話でお話したいです」
転(仕事中に不在着信)
俺「嫌だーーー!!!!!」

転職活動させたい転エ、俺を手放したくない現職、どうしたらいいか分からない俺、壮絶なバトルが繰り広げられる。

先方にも状況が伝わっていたらしくて、心配されて、その上でも会いたいと言われたのですが、そういう言葉すらも信用する事ができない状況まで精神が追い込まれて…。
いや、元々大して付き合いのない人間の優しい言葉なんか、大概信用してないな。生来のものです。
「そんな甘言で無理やり呼び出して圧迫面接するんだろ…!!詰めて来るんだろ…!!」という気持ちがゼロになったら行ったかもしれません。

結局3ヶ月くらい転職活動して分かったのは、他の施設から見てもやってる業務内容は多いし、スキルもあるし、専門卒多い職種で四大卒、経験も十分で市場価値もかなりあるという事。
それと、メンタルが最近安定して強くなってきたなと思っていた部分、豆腐メンタルを傷つけない方法を覚えただけで、お豆腐のままである事。
それに加えて、今の職場の条件や福利厚生の厚さ、といった部分ですね。

前回の面接の記憶が薄れたら、また活動するかもしれません。
面接に伴った遠出は今回が最後です。

何度か行って分かったのですが、行く気になれば思ったよりサッと行って帰って来られるんですよね。
なので、この気付きによって遊びに行く頻度は以前より増加するかもしれません。

元々面接のためだけに都内へ行くつもりはなく、2日遊んで1日面接の予定だったのですが、3日間遊ぶ事になりました。


【1日目】神保町編

前日の夜に高速バスに乗り込む。
乗り込む直前まで「面接辞退したい俺vsなんとか面接させたい転職エージェント」の電話をしていてかなり参っていました。
乗る直前まで
「ハアハアハアハアハア!!!!!無理だ!!!!!楽しめないかもしれない!!!!!」だったのですが、
座席に座ってバスが動き出してしばらくすると、
「ま、ええか!ワハハ!」になってきた。
この解決後の切り替えの早さ、人間としての成長なのか、ただ加齢とともに愚鈍になっていっているのか、未だに判断がついてません…。

左隣の方が、髪の毛を掴んだまま股を開いてガックンガックンしていて、とても寝られたものじゃないな…!?になりましたが、そういう時の為に通路側へ半身を投げだせるように通路側の席を取ったのだ!

反対通路のおじいちゃんが頻尿持ちで夜中に何度も席立っちゃうから、通路に足投げだせないねえ!?

トホホ、もう夜行バス四列シートはこりごりだよ~(アイリスアウト)

明朝、東京駅に到着。
今回の目的は、古本の街と言われる神保町の空気を味わう事にあります。
友人と神保町駅で待ち合わせです。
かなり時間があったので、徒歩で現地へ向かいます。

徒歩でトホホ

歩いているとお腹がすいてきました。
神保町といえばカレーのイメージだったので、朝からカレー出してるお店ないかな?と思ったら「朝からカレー」というお店が!あったのですが、お休みでした。
結局、喫煙できる・座れる・飲食ができるの三拍子揃ったドトールコーヒーに吸い込まれました。

ドトールに朝から行く事がないので、モーニングセットを頼む事で旅行気分を保とうとする図。
旅行先でswitchで遊び出す異常者

いや、だって、朝7時前後に都内に放り出されてもする事ないよ!!

待ち合わせまでコーヒーを飲んだり、タバコを吸ったり、ゲームをしたり、のんびり待つ。
11時に起きてなかったら連絡して!と言われていたので11時に連絡を入れ、起床を確認。
確認したんですが、二度寝しちゃったみたいです。
今回は時間に追われてあちこち行く予定ではないので、全然平気です。
相手が遅刻すればするほど、自分が今後遅刻した時に許してもらえそうじゃないですか?

寝坊しちゃったみたいですが、結局ほぼ定刻通り落ち合う事ができました。
お昼ご飯を食べに向かいます。

手前:ナポリタン(大盛)
奥:ナポリタン(普通盛)

神保町で有名な「さぼうる2」へ行きました。
喫茶利用ができる「さぼうる」は長蛇の列…。

名物のナポリタンを注文。
お腹がすいていたので大盛にしたら、とんでもない量が出てきてひっくり返った。
小食の友人だと普通盛りも完食できないぐらいの量でした。
味は…うまい!

神保町をお散歩ぐらいの気持ちで落ち合ったので、お散歩開始。
軒先に乱雑に並ぶ古本のワゴン、本棚、古書の香り…。
良すぎる…。
古書の匂い大好き…。

冬目景のポスター

自称冬目景のファンなのですが、冬目景の新作が連載されているのを知らなかった。
しかも神保町が舞台らしい。
ちゃんと読んできてたら、聖地巡礼感も出てもっと楽しかったかも…!
物理媒体の本を以前、保管場所の問題で大処分した事があり、その時にかなり心苦しくなりながら仕分けをしたので、なるべく紙の本は増やさないようにしているのですが、旅行から帰ってから単行本を買いました。紙で。
どうやら一年に一度、街歩きマップを作って無料頒布しているらしい。
1部貰って帰った。
冬目景で一番有名なのは「イエスタデイをうたって」だと思うのですが、俺が一番好きな作品は「ACONY」です。

各所にあったのですが、これは何…?

雑貨を見たり、古本屋の軒先で本を漁ったり、本屋に入ったり、休日のおさんぽといった感じでかなりよかった。

友人に連れられて行った「PASSAGE by ALL REVIEWS」という書店がかなり面白かった。

本棚を月額で貸し出して、好きな本(や、雑貨)を売れるらしい。
一つ一つの棚に棚主がいて、それぞれ見せ方が違い、見ているだけで楽しい。

主張が強すぎる平棚

そろそろタバコが吸いたい気持ちになってきたので、喫煙所を探していると、こんなものを発見。

喫煙所を探していた時に見つけた。
「ジャンプ編集部の喫煙所ウケる」といって職場の後輩に見せたら、
「モクモクの実の能力者がいますからね」って言われて更にウケた。

結局ここには入っていいのか分かんなくて、ドトールに行きました。
喫煙所マップに記載があるって事は、ジャンプ編集部、普段は出入り自由なんですか?

時間的に夕食になってきたので、夕食を食べる所を探す。
朝食べ損ねたカレーにしようかな?という気持ちはありつつも、昼のナポリタンが胃に残り続けている。
友人も「カレーぇ?カレーのおなかじゃないな…」だったので、考え直す。
結局決まらずに、目についた居酒屋に入る。
なんか、なんか全部味が薄い…!精進料理か?
はずれくじを引いたなあと思ったんですが、隣のお客さんが肴になる会話をしていて面白かった。

お腹にナポリタンがずっといたのと、薄味なのと、ちまちまと料理が出てくるので、十分食べたのか、食べてないのか、よくわからないな?もうちょっと食べた方が良い気がする…。とお互いに言いながら食事をした。

本日の宿「BOOK HOTEL 神保町」

ブックホテルという事で、館内には多くの蔵書があり、客室にも本が並べられている。
今回は1日1室限定の、猫だらけの部屋にした。

ねこの出迎え
室内もネコに関連した本が置いてある

本とコーヒーとチョコレートがセットになった、「ブックペアリング」というサービスがあったのでこれも利用した。
大まかに3つのジャンルから1つを選んで、紙袋に入った状態で渡される。
開けてからのお楽しみ!みたいなサービスは好きだ。

ホテル内にある本を何冊か室内に持ち帰り、荷物を整理してシャワーを浴びた後、パラパラとめくったり、室内に置いてあった猫の本をめくったりして、本に囲まれてニコニコしながら寝た。


【2日目】銀座六本木編

10時チェックアウトだったので、8時には起きようと思っていたのですが、9時30分に起床してしまいました。
最近本当に起床するのが下手くそでダメダメすぎる。
急いで身支度をして、室内に持ち込んでいた本を返却し、チェックアウトする。

この日は六本木にある文喫へ向かう。

神保町からの通り道にある「銀座ブリッヂ」へ、パンケーキを貪りに向かう。

メロンパンケーキ(手前)

見た目がめちゃくちゃにかわいい。
中にはパンケーキとメロンの果肉が入っている。
密度の高いパンケーキなので、しっかりお腹が膨れる。

喫煙もできるし、コーヒーもおかわり貰えるし、たすかりすぎる。
朝はばたばたしてしまったので、ここでゆっくり落ち着いてから、「文喫」へ移動する。

文喫の立て看板

仕事をする人、談笑する人、寝ている人、色んな人がいます。
店内の本は自由に読めるし、購入する事もできる。
煎茶とコーヒーはサービス。置いてある水はレモンとハーブで風味がついていておいしい。レモン水大好き。
想像以上に居心地がいい。
気になっていた本を手に取り、席に戻り、読んで、戻して、また取って来て…。
時間が溶ける~!!!
溶けた。

入館料を払った人に渡されるバッジ

半日ほど過ごし、夕食をとって解散するぐらいの時間になってきたので、夕食へ向かう。
またしてもリサーチをしていないので、じっくり探す。

「CUCINA ITALIANA ARIA」というお店へ向かう。
ここが想像以上によかった。ニッコリ。

ウニと、なんだっけ…あの、ユッケ的なやつ。
おいしい。
自家製ソーセージ。プリプリ。
おいしい。
トリュフ…多分トリュフ。カルボナーラ。
おいしい。
ティラミス。
おいしい。

おいしいとうれしい!

友人を駅まで見送ってから、自分も今日の宿へ移動する。

本日の宿。とにかく安い。何故かは分からなかった。
旅行先でも鮭、滅ぼすぞ。

本来であれば、翌日が面接だったのですが、逃げたためにフリーになってしまいました。

明日の夜ごはんだけでも、と思って別の友人に声をかけたら、有休を取ってくれた。
感謝…!圧倒的感謝…!!


【3日目】面接を逃げた人と有休をとった人

8時頃に起床する事に成功。チェックアウトギリギリまでやっぱり粘る。
帰りの高速バスが東京駅から出るので、東京駅に大きな荷物を預けるために寄り道。
本来なら1時間ぐらい待ち合わせまで余裕があるはずだったのですが、東京駅で迷子になって1時間の余裕はなくなりました。

東京、もう何度目か分からないけど、ようやく東京駅の正面を拝んだ。

乃木坂へ移動。

枯れてる部分がなく、綺麗に揃って咲いてていい感じの紫陽花。

1時間の余裕はなくなったものの、近くに座れる場所もないのでフラフラと散策をする。
霊園や葬儀場、雨と紫陽花、全体的にしっとりしているな、と感じた。

「ウエスト青山ガーデン」で合流する。
この人とはほぼ1年ぶりぐらいに会った。
平日の昼間だからとお互いナメていたら、めちゃくちゃ人がいてびっくりした。
予約券を発行して、「東京ミッドタウン」へ移動する。

今回は友人の贈り物を一緒に選ぶ事になった。
詳細は割愛するが、高額な買い物をする必要があり、シチュエーションも難しいものであったが、無事に購入する事ができた。
商品の準備に少々時間がかかるようで、予約の呼び出しもかかっていたので、ウエスト青山ガーデンへ一度戻る。

メニューを開くと1ページ目が飲み物で、飲み物だけでも良いお値段で若干気圧される。
気圧されたものの、そもそもセットで頼む事前提の値段設定である事が2ページ目以降から分かった。

モンブラン!
トースト!
パンケーキのおこぼれを貰う俺
二日連続お昼時にパンケーキ人間になった

トースト、焼きを入れるか入れないかとい言われて、じゃあ焼いてくださいと言ったのですが、焼かれてないのが出てきた。
まあ別にいいか?と思いながら食べ終わると、店員さんが申し訳なさそうにやってきて「焼いてないの出しちゃいました…!よろしければ作り直しますので…!」と言われて、びっくりしてしまった。
もう胃の中に入れちゃったので大丈夫です!!!!

前日のパンケーキは重量感があり、ぎっしりしていたのだけれど、ここのパンケーキはふわっふわで、空気が多く含まれているので多分カロリーゼロだった。

東京ミッドタウンへ戻り、商品を受け取る。
次は「国立美術館」へ向かう。

ルーヴル美術館展 愛を描く

普段美術館へ行くタイプではないのですが、嫌いなわけではないんですよね。
なんで足が向かないんだろう?というような会話をしている中で、幼少期に祖母が、家の近くの美術館へほぼ毎週のように「常設展示」を見せに連れて行っていた時期がある事に原因があるように思い至った。
「小さい頃に同じ物を何回も同じ場所に見に行かされた」事によって、「美術館=退屈なもの」という刷り込みが行われていたらしい。
実際、かなり久しぶりに美術館は本当に面白かった。

ここもなぜか平日の昼間なのにとても混雑していた。
展示最終日であった事もあるかもしれないが、それにしても多かった。

死ぬらしいです
愛は、ありまぁす!(STAP細胞)

次は「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」へ。

ポスター

撮影OKだったんだけど、じっくり見てたら全然写真撮ってなかった。
正面、左右に映像が映し出されて、床にも映像が反射して、シャボン玉とか飛んでて、うわうわうわ!すごいねぇ!って思った。
こういうテーマパーク感の強い映像表現、あまり経験がなかったから新鮮で楽しかった。

日も落ちてきたので、「ゴリゴリバーガー」へ向かう。

以下の写真は全て「わー!おいしそー!」と叫びながら撮った写真です
アメフトォ…
ビール
ゴリゴリバーガー

めっちゃ肉…!!おいしかったです。

この日のプランは友人に全て立ててもらっていたので、本当にありがたかったです。
バスの時間に合わせて解散。
東京駅へ戻ります。

広いスペースにめちゃくちゃ置かれてる空也上人像のパネル
狂気

高速バスに乗り込み、帰路へ…。

平日の夜行便は座席スカスカで快適

おわりに

遊んでくれる友人の方たちには、本当に頭が上がりません。
いつもありがとうございます。
次はあなたの街に、現れるかもしれませんよ。

最後に、長距離移動バスは、あんまり頻繁に、頻回乗らない方がおすすめです。

それでは。

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