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財団法人 ちょうどいい感じだね 協会

オリンピックやってます。金メダル、銀メダル、最高記録、一位、二位とかうるさいです。将棋界の話もそうです。史上最年少何冠とか、そりゃめずらしいことなのはわかるし、将棋ファンの人にとっては大事なことなのだろうと思う。だけど、興味もない普通の人に、その結果だけを称賛しろ、あがめろ、トップニュースや速報にするくらい重大なことだ、なんていうのは、なんかおかしい。
人々の嗜好や興味の多様性が増したはずなのに、それに逆らうように必死に押し付けてくる。鬼退治炭太郎は自然にブームになったでしょ、でも恨み呪いナントカ師なんてのも大ヒットだブームだって押し付けてくるのはおかしいよね。とにかくメディアが劣化して、いやな世の中になった気がする。
話はもどって、すごい人、珍しい人、ハーフモデル、美人美男子、史上最高齢、年収うん千億円、16歳で大学合格とか、秘境に暮らす一軒家とか、そんなエッジばっかりもてはやして、そうじゃない人に価値がないみたい。
普通でよくないか?
標準的な年齢で普通にすることして、一生懸命に夢を追ったり、夢がかなわなくても楽しく暮らしたり、そんな善人でも悪人でもないし、
100人中50番でも40番でも30番でもよくないか?

そこでビジネスアイデアです。
普通な人たちを表彰したり、普通をいいねってニュースや記事にするメディアを運営する「財団法人 ちょうどいい感じだね 協会」です。
クラウドファンディングで集めた資金で運営できるといいでしょう。
広告収入も期待できるかもしれません。
ちょうど真ん中辺の成績を残した人たち全員を表彰したり、そういう人たちのちょうどいい感じの生き方を紹介します。
普通の人が自信をもって普通でいいんだなあ、とあたりまえに思えるメディアになるといいです。

なんだか、すごくないといけない、何者かでないといけない、何かを成し遂げないといけない、努力はかならず報われるとかいう成功者を崇めなくてはいけない、既存メディアが作ったブームに乗らなきゃいけない、芸能人やへんてこコメンテーターを信奉しなければいけない、オリンピックの記録だからルールも知らない競技を見て感動しなくてはいけない、常に環境に配慮しレジでサステブルな商品か確認する人間でなくてはならない、そんなのおかしですよね。
そんな息苦しい風潮から逃れて、ほっと一息つけるニュースや場所が提供できるといいと思います。

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