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マツコの知らない「お取り寄せ餃子の世界」に出演しました

焼き餃子協会 代表理事の小野寺です。
2020年3月31日、TBS「マツコの知らない世界」に出演いたしました。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛などが続く近頃ですが、そんなご時世だからこそ「お取り寄せ餃子」を世の中の多くの方に知って頂けたことを嬉しく思います。

番組をご覧頂いた方には、お取り寄せ餃子により興味を持ってもらえる補足情報を、まだご覧頂けていない方には、ぜひ見てみようと思ってもらえるように、この記事を書かせて頂きます。放送の見所は、私がマツコさんに「かわいがられてる」ところです笑

見逃し配信は、こちらからご覧頂けます

餃子は食べるもいいけど 自分で焼くと最高に楽しい

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美味しい餃子を自分好みに焼き上げれば、世界で一番美味しい餃子になります。この後に美味しいお取り寄せ餃子をご紹介しますが、まずはそれを上手に焼くことがとてもだいじ。ということで、まずは。

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餃子を美味しく焼くコツは、それほど難しいことはありません。ポイントは

- フライパンに予熱を入れて、冷まさない(水ではなくお湯をいれる)
- 米油をしっかり多めに使い、餃子の平らな面にしっかり油をつける
- フライパンの中からパチパチいうまでフタを開けない
- お湯がなくなった頃から餃子を揺らしておくと、餃子が離れやすい
- 餃子のふちが茶色くなったら焼き目はOK。あとはお好みの焼き加減で

です。詳しくは番組の映像をご覧頂くとわかりやすいかと思います。または、私の焼き方をご紹介してくださっている記事がありますので、こちらをご参考ください

ロケットニュース24

楽天ソレドコ

この焼き方のご紹介をする際に使用した餃子は、群馬県太田市にある金星食品さんの「特撰生餃子」です。

これまで色々試してきた中でも、とても焼きやすい(焦げにくい)のと、餃子のバランスが非常に関東っぽくて好まれやすいということで、よくこの餃子を使って焼き方をご紹介しています。餃子を焼くのは初めてという方は、ぜひこの餃子から始めるのがオススメです。

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群馬は隠れた餃子王国

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都内の人に「群馬の餃子を食べたことがあるか」を聞いても、たいていの人は「ない」と答えると思いますが、実は都内のスーパーに並んでいる餃子の多くは、群馬で製造されているものが多いのです。味の素冷凍食品や大阪王将は群馬に関東餃子工場がありますし、他にもみまつ食品二幸などが都内に餃子を多く出荷しています。その理由が以下の2点。

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さらに、餃子の生産が多いだけでなく購入頻度も高いのです。

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実は、この10年間で見ても群馬県前橋市はほぼトップ5に入ってます。

これで、群馬が餃子王国だということがお分かり頂けたかと思います。先ほど餃子の焼き方のところでご紹介した金星食品も群馬県ですし、その他にも群馬県で有名な餃子屋さんとして、ハッスル餃子餃子工房RONをご紹介しました。

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ハッスル餃子は高崎市でソウルフードの一つと言われるぐらい愛されている餃子で、味はキャベツたっぷりであっさりしたシンプルな餃子です。毎日食べるのには、こういうのが良いんです。

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餃子工房RONは、実は母体がみまつ食品さん。なので、大手らしい安定感のある餃子が多いのですが、あえて「にらまんじゅう餃子」をご紹介。ニラは群馬県の特産品の一つ。しっかり茹で蒸して、焼き目をパリッとつけて、ジューシーパリパリな餃子になります。
どこまでが餃子で、どこからまんじゅうなのかという議論は、いったん置いておきましょう。言われると思ったけど。

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宮崎・高鍋餃子戦争

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2018年に宮崎市でストリート餃子フェスを開催するほど、高鍋町の餃子の虜となっている私です。宮崎の餃子はとてもレベルが高く、その中でも高鍋町は聖地と言っても良いぐらいのレベルです。さらに、高鍋での餃子フェス、宮崎市での餃子まつりを開催するなど、宮崎の餃子人気をリードしているのが高鍋町にある餃子専門店の2店舗です。

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同じ地域の餃子で、創業者が同じ店で修行した2店舗なのに、もはや味・食感が別物です。ぜひ食べ比べしてみてください。

餃子の馬渡
1967年創業の餃子の馬渡さんは、「もっちり皮」が特徴の餃子。職人が毎朝しっかり練ったもっちり皮で、契約農家から仕入れた新鮮な野菜と宮崎のブランド豚・黒毛牛肉を包み込み、さらにそれを極上のラードで焼き上げる餃子です。良い食材を惜しみなく使い、さらに熟練の職人が丁寧に仕上げる餃子です。

たかなべギョーザ
1971年創業のたかなべギョーザさんの特徴は、よく練られた甘みの溢れる餡を薄皮で包み込み、マツコさん曰く「5噛みで液体になる」という口溶けのよさ。番組では紹介されませんでしたが、上海棒餃子というえびや大葉も加わってさらに贅沢な餡の餃子もあります。
たかなべギョーザさんの餃子と棒餃子は、焼き餃子協会の頒布会で5月にお届けする予定です

高鍋町のどちらの餃子も、高鍋町を代表する酒造である黒木本店の焼酎と一緒に味わうのがオススメ。㐂六、中々、百年の孤独などが有名です。

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ご当地食材を使った激ウマ!餃子

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ご当地餃子とは言いません。ご当地の食材を使った餃子です。しかも、餃子としてちゃんとできてる餃子を選びました。

岩手県岩手町 粉夢 しんいちろう餃子「ねばり」

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製麺所の社長を奥さんに譲ってまで麺職人になりたかったしんいちろうさんがどうしても作りたかった餃子、名付けて「しんいちろう餃子」。「しんいちろう餃子 ねばり」はねばり芋を使ったシャキシャキ・とろりな食感を楽しむことができます。

長野県諏訪市 テンホウ 野沢菜餃子

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長野県で長年愛されているテンホウさんの餃子もお取り寄せすることができます。創業者である百代おばあちゃんの味を受け継ぎながら、長野県の漬物の老舗「松尾商店」の野沢菜を包んだ餃子です。野沢菜は大きめにカットされているので、シャキシャキ感を楽しむことができます。

広島県広島市 餃子家龍 塩レモン餃子

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西日本では餃子の皮メーカーとして有名な井辻食産が立ち上げた餃子店である餃子家龍。「広島の『ぶちうまい』を包んどるけぇ」と宣言して、広島名物「塩レモン」を鶏肉とともに包み込んでいます。塩レモンの酸味と塩気を楽しめる餃子です。蜂蜜をつけてもうまいというのが、意外性があって面白いでしょう?

栃木県宇都宮市 青源味噌 柚子みそ餃子

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宇都宮の味噌屋さんが、宇都宮名産の柚子を使って作った餃子。餡に柚子が入っているのと、付属の味噌タレにも柚子が入って、柚子の風味がダブルで鼻腔を抜けていきます。皮も柚子色でおしゃれ。

千葉県 房の駅 鯵さんが餃子

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千葉郷土料理である鯵さんが(なめろうみたいな料理)をキャベツなどとともに包み込んだ餃子。餃子としてのバランスが意外に良く、美味しい餃子です。

北海道千歳市 天のびろく とかちマッシュ

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北海道産の小麦粉「春よ恋」を手打ちした皮に、北海道産の鶏肉をベースにした餡、そこに十勝産のマッシュルーム加わって他にない風味を楽しめます。この餃子を作っているのは、実は千歳のガス屋さんというのも意外なポイント。

北海道帯広市 幸大 行者にんにく餃子

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行者にんにくを使った餃子は最近良く見かけますが、ここの行者にんにくは天然もので香りが良く、しかも匂いが残らないというところがポイント。ベースとなる餃子も、北海道産の小麦粉や豚肉で、新鮮な甘みも溢れる餃子です。

沖縄県 琉珉珉 イカスミぎょうざ墨ちゃん

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伊江島の近海でとれたソデイカのイカ墨やヒレを使用した餃子。伊江漁業協同組合やコープおきなわとの共同開発し、化学調味料も使ってないことからOisixでも売られているという、地域特産品餃子のモデルと言える餃子です。
このメーカーの人に一度会ってみたいのです。

北海道 音更ぎょうざの宝永 北海道とうきび餃子

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北海道の音更町から生まれた宝永餃子をベースに、宝永餃子を販売する札幌の会社のプロデュースで作られた餃子。にら不使用、にんにく少なめな餡に、北海道産の甘いとうもろこしが粒のまま入って子供でも食べやすい餃子です。元祖音更餃子と同じく、音更工場で手作りされています。

熊本県熊本市 JSファーム 桜ぎょうざ

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熊本といえば馬肉(桜肉)。熊本で馬牧場と精肉を営む馬肉のスペシャリストと、熊本で餃子を作る会社が協力しできた、珍しい馬肉餃子。脂っぽくない上品な餃子です。皮も桜色にそめられて美しい。

ということで、ここまでご紹介してきた餃子は変わり種でありながら、餃子として完成しているものをご紹介してきました。餃子はバランスの料理ですので、変わり種を美味しく仕上げる努力の積み重ねの結果、これらの餃子が生まれてきています。基本的に餃子はスタンダードなものが良く売れるのですが、こうしたチャレンジが日本の餃子のレベルを高めているということを、多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。

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餃子の組み合わせによって、パーティーは数倍盛り上がる!

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全国各地で、多様な餃子が作られていて、それをお取り寄せできるとなったら、きっと全国からいくつか餃子を取り寄せて友達や家族とパーティしたいと思う人もいるでしょう。TPOに合わせた餃子ポートフォリオをご紹介しました。

【女性に「わ〜こんなのはじめて❤️」って言わせるための餃子】

自分の焼いた餃子で女性を落としたい。そんな男性の思いを叶える3種類の餃子をラインナップしました。一つ一つが個性的でありながら、それぞれの組み合わせも絶妙となっています。ぜひお酒とご一緒に。

先発は、
鹿児島県 餃子のビッグファイブ 鹿児島県産黒豚入り しそ生餃子

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最初に口に入れるものこそ「こんなのはじめて」と言わせたい。
ということで、鹿児島黒豚のジューシーさと、宮崎県産しその爽やかさをハーモニーにしたこの餃子。皮も薄皮でとろけるような食感でありながら、焼き目も広くパリッと焼き上がるので、餃子の複雑な旨味が溢れ出してきます。確実に、これまで食べたことのな餃子になるはず。

マツコさんは「ビッグファイブ」という社名に興味を持ってもらいましたが、その理由はぜひ番組放送をご覧ください。

中継ぎは、
兵庫県芦屋市 芦屋伊東屋 芦屋一口餃子「壱心」

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中継ぎは、女性の小さな口でも楽しめるようにという優しさと、酒が進むピリッとした餃子を。一口餃子といえば大阪や京都のイメージが強いですが、あの芦屋でも作られています。伊東屋さんの一口餃子は、黒胡椒のピリッとしたパンチの効いた餡と、焼き目がパリッとした皮のバランスがとても良く、いくつも食べたくなる餃子です。
一口餃子以外も美味しいので、まとめて買っちゃうのもいいかもしれません。パッケージもデザインが素敵です。

クローザーは
北海道苫小牧市 ぎょうざの宝永苫小牧 宝永チーズ餃子

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「こんなのはじめて」と言わせる、日本で最高のチーズ餃子。世の中のチーズ餃子はチーズ食感ばかり目立つものが多いのですが、宝永チーズ餃子は餃子としてのベースがかなりしっかりしていながら、濃厚なチーズの風味と食感がしっかり入っていること。音更宝永の親戚にのれん分けされた苫小牧工場で、しっかりと宝永餃子らしいパンチ力を残しつつ、チーズを際立たせるためににらを抜き、3種のチーズを餡に練り込みながらサイコロ状のチーズブロックが包み込まれています。完成度の高い餃子でありながら、さらに違う次元を見せてくれる餃子です。

なお、この宝永チーズ餃子は焼き餃子協会の頒布会で2020年4月にお届け予定です。

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【ホットプレートでも美味しい、ファミリーのホームパーティー向け餃子】

餃子は家族が集まって食べるシーンも多いですよね。大人から子供まで満足できて、しかも育ち盛りはご飯のおかずとしても美味しい餃子を好みます。老若男女が楽しめて、さらにホットプレートでも美味しく焼ける餃子3種をご紹介。

愛知県豊橋市 夏目家 和風あん餃子

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育ち盛りの夏目兄弟に手早く餃子を食べさせるために、先に餃子の餡を炒めておいたというところから、和風あん餃子が生まれました。あんかけのようなとろみのある餡の中に、ゴロゴロと入った豚と鶏ひき肉。予め餡に火が通っているため、ちょっと茹で蒸して焼くだけで美味しく食べられます。さらに少し熱が落ちても美味しい。
マツコさんはあんかけ焼きそばと表現してましたね。個性的でありながら美味しい餃子です。

京都市右京区 ほぁんほぁん点心餃子工房舗 古都の元祖焼き餃子 

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京都の嵐山の方にある人気中華料理店の餃子大好きな店主が、毎日手作りしている餃子。全国から良い素材や調味料を探してきて吟味して選び抜き、それを毎日よく練って作った餃子ですので、コクがありながら軽やかな食感。1口目より、2口目の方がより美味しく感じられる餃子です。私が2018年に3ヶ月限定のお取り寄せ餃子ポップアップストアを開いた時にも、一番人気でした。

北海道室蘭市 室蘭製麺 どさんこもち・プリタコ餃子

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餃子らしからぬ形状に、餃子らしからぬ「タコ」のミンチが入った餡。そして、皮には青海苔が練りこまれています。これが餃子なのかは置いておいて、皮は焼き目がカリッとできますし、焼き目じゃない部分はもちもち。食感としては、確かに餃子です。たこ焼きのようなアレンジもできますし、茹でても美味しい。タコの苦手なマツコさんも「意外と気にならない」という感想でした。

冷凍餃子は長期の保存が可能ですので、ぜひご家庭の冷凍庫に入れておいてはいかがでしょうか。

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オリジナルのタレで味変を楽しめる!

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餃子は基本的にしっかり味がありますので、まずは何も付けずにお召し上がり頂いて餃子の味を楽しんで欲しいと思いますが、もっとたくさん食べたい時に味変したくなる時がありますよね。醤油・酢・ラー油以外にあうタレをご紹介しました。

結論から申し上げると、以下のとおり。

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マツコさん曰く、僕のセレクトが「つまんない男」という評価でした(単純に感性がマツコさんに似てるだけなのかも)笑
ここら辺のマツコさんとの「小競り合い」を、ぜひ番組放送でご覧頂きたいです。

さらに言えば、マツコさんのおすすめするタレが出てきます。最初、私は否定的でしたが、実際食べてみると美味しい(ただしご飯とセットで)ので、それも試してみて頂ければと思います。

実際にこれらをマツコさんに食べ比べして頂きましたが、
その時に食べて頂いた餃子がこちら

宮崎県都城市 ぎょうざの丸岡 生ぎょうざ

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丸岡さんの餃子が素晴らしく安くて美味しい、シンプルな野菜中心の餃子なので、様々なタレを食べ比べするのにもちょうど良いのではと思ってここに選びました。そもそも、丸岡さん自身もベーシックなタレ以外に日向夏たれとか柚子胡椒たれとか味噌たれを販売していますが、それ以外のタレも相性よく合わせやすいのです。

丸岡さんは餃子愛好家にとても有名なので、前のパートで「宮崎の餃子」としてはあえて紹介しなかったのですが、マツコさんには改めて「宮崎の餃子のレベルが高い」ということを実感してもらえたことが嬉しいです。

ちなみに、丸岡さんの餃子は生冷蔵で発送されるために形が崩れないようコーンスターチがたっぷり入っているのですが、その粉をできるだけ落として焼くとより美味しくなります。私がおすすめする究極の焼き方はこちら。

餃子をさっと水にくぐらせて、粉を落としてしまうのです。そうすると、パリッとクリスピーに焼き上がって、食感が抜群に良くなります。一手間かかりますが、絶対におすすめです。マツコさんに食べて頂いた丸岡の餃子も、この手順で焼いてもらっています。

お取り寄せ餃子の楽しみとしては、お店ではできない食べ方が楽しめるというところです。お取り寄せ餃子は、自由を楽しむものなのです。

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あとがき

このような人気番組で、お取り寄せ餃子を1時間もご紹介させて頂けるなんて、本当にありがたい限りです。ご覧頂いた方からも、とても面白かったというご意見をとても多く頂いております。ご紹介した餃子のホームページだけでなく、紹介されなかった餃子のホームページもアクセスが増えたということで、停滞気味の経済を少し回すことができたのではないかと思います。

本当は、もっとご紹介したい餃子がたくさんあります。
それらはまたどこか、別の機会でご紹介できたらと思います。

私が代表理事を務める一般社団法人焼き餃子協会は、全国で美味しい餃子をきれいに焼いて美味しく食べることを、より多くの人に体験してもらうことをビジョンにしています。ご覧頂いたように、知られざる美味しい餃子がまだまだ日本国内には存在しています。

まずは美味しい餃子が全国にあることを知ってもらうこと。
次に、餃子は簡単に美味しく焼けるということを知ってもらうこと。

そうすると、美味しい餃子を作る職人たちが日本酒でいうところの杜氏のようにブランドを持てるようになり、日本の餃子のレベルはもっと高くなっていくはずなのです。

この活動に共感し、支えあいながら一緒に歩む「焼き餃子協会 会員」を募集しておりますので、ご興味持って頂けましたら、焼き餃子協会のホームページをご覧頂ければ幸いです。

改めて、マツコの知らない世界のスタッフの皆さま、そしてマツコ・デラックスさま、貴重な機会をありがとうございました。これからも、マツコの知らない世界のファンであり続けます!


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