法律や条例に思うこと

市役所職員は基本的に法律や条例などで身分や業務が定められています。
 
そのため、法律や条例などを読むことが多いですし、時にはそういったものを作ることもあります。

その法律や条例というのは非常に読みにくいものが多いです。

特に、引用条文などはその法律だけじゃ完結しないので、複数の条文を同時に読むような形になり、テクニカルになりがちです。

業務などで法律などを目にする機会が比較的多い市役所職員でさえそう感じるのですから、一般の方々なんて呪文にしか見えないのではないかと思います。

日本語で書かれているけど、伝わらないことが往々にして生じているような気がするのが、法律や条例といったものだと思います。

法律などを作る際には、お作法的に決まりごとがあり、それに沿った形で条文が出来上がっていきます。

そうやってできた法律は言葉で書かれているのではなく、文字の羅列で、国語というよりかは数学のほうが近いイメージのような気がします。

日本は法治国家なので、法律とは切っても切れない関係ではありますが、作る側と読む側には大きな隔たりがあり、さらに理解までするのには手間と時間が相当かかる作業であると個人的には思います。

この隔たりを埋めるのも市役所職員の仕事ではないのかなと最近感じているところであるので、法制執務の研修には出席しようと思う今日この頃です(笑)

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