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気持ちの乗っかったサービス

ふらっと立ち寄ったお花屋さん。
ちょっと珍しい観葉植物もあり沢山のグリーンに癒されながら見ていた。
そして、種類ごとにプライスカードがついていて、そこに添えられているメッセージに心をずきゅん♪と奪われた。


「風情ありますねぇ。。若い方にもこの魅力をお伝えしたい!!」


「待ってました〜!寄せ植えに入れるだけでグーンとおしゃれ度UP!お花もカワイイしハーブとしても◎」


「葉脈の美しさよ!!!」

もっと素敵な言葉がたくさんあったのだけど写真を撮り損なって残念。
とにかくお花屋さんの愛が伝わる言葉が並んでいた。
ちなみにこの写真のフィットニア購入!
本当に葉脈が美しいの。
「葉脈の美しさよ!!!」と書いてくれたお店の方の感動が「!」が3つもついていて伝わってくる。
そして、フィットニア自身も褒められているものだから誇らしくも見える。

これを見ながら買わせてもらうお客さんも嬉しい気持ちになるのはもちろん。
私、これは、植物たちもこんな風に自分を褒めてくれる人がいたらどんなにか嬉しいだろうと思った。親に愛されてお嫁に行く感じだろうか。

百日草と日々草とギボウシとフィットニアを連れて帰らせて頂いた。
購入時、レジで「カードに書いてあるメッセージがとても素敵ですね♡」と伝えた。
「ありがとうございます」と店員さん。
それ以上の話はしなかったけど・・・
我が街にもお花屋さんはたくさんあるけどきっとまたこのお店で買いたくなるはず。

・・・・・・・・*

こんな感じでメッセージを乗っけて売っているお店はちょこちょこ見かける。

ついこの間も神宮前の青山ブックセンターに行った時にもメッセージがたくさんあった。ヴィレヴァンことヴィレッジヴァンガードの商品説明のメッセージもついつい読んでしまう。
こういうのがウザいという人もあるとは思うけど・・・私は好き。

私がもし何らかの商品を売るとしたら惚れ込んだ商品しか売らないだろうから思い切りその愛を語りたくなるはず。

・・・・・*

因みに今日は、もう一つのサービスを受けてきた。
隣り街にある整体に行ってきた。
体が故障していた時にチケットを買っていたので思い出して久々に行ってきた。
それこそ我が街にもたくさん整体はあるし、オープンしたての整体がとても安い値段で提供してくれるというチラシがよく入っている。
安いのはとてもありがたいのだけど私は、はじめてこの整体に行った時にしばらくこちらに通いたいと思った。
私の担当の先生は、おそらく30歳前後の若いお兄さん。

手技が特別すごいかと言ったらもしかしたら普通なのかもしれない。(ごめんなさいよー)
もちろん気持ちはいいけど、気持ちのいいのは一時的なことだと思っている私は、ちゃんとよくなりたい!という気持ちで行っているので一時的な気持ちよさはあまり求めていなかった。
体のメンテナンスに職業柄、とても興味があるので質問魔に変身していた。
その質問にちゃんと答えてくれたのはもちろんのこと、私が興味があるジャンルや人たちのことをすでに知っていて、本も読んだりセミナーにも行かれていたりと勉強熱心な方だった。だからお話がとても楽しかったのも一つ。

そして、一番ありがたいのは、私の体の状態を見てくれた上でこういうストレッチがいいというのを教えてくれること。
わかりにくい時には動画もラインで送ってくれて・・・。
YouTubeにもたくさんストレッチ動画などはあるけどそれが自分のカラダにとって必要なのかどうかはわからない。そしてその運動やストレッチが効果的に実践できているのかもわからない。でもそれをちゃんと確認してもらえるのは嬉しいサービス。
同じサービスを受けても満足度はその人それぞれだと思う。
求めているものがそれぞれ違うから。

私が、レビューでその先生を褒めちぎった文章を書いたらその先生はブログに載せてくれていた。
先生もフィードバックが嬉しかったのかもしれない。それをきっかけに更に素敵な整体師さんになってくれたらいいなっという想いも込めてレビューした。
嬉しかったことやよかったなぁと思うサービスに対しては、私はできるだけフィードバックするようにしている。

逆も然りで・・・
最近、あるセミナーとかセッションを受けていて半年コースで申し込んでいたのだけど値段と内容がマッチしなくて途中でキャンセルをさせて頂いた。
満足度が全く上がらなくて・・・。
その方はYouTubeでも最近は登録者が伸びていて勢いも出てきている人だった。

その若い先生のセッションに通っているうちにクエスチョンマークがどんどん出てきて・・・
このまま続けて通うことで比較的大きな金額を払っていたこともあり不満が残ると思ったのでお互いのためにここはキャンセルしたほうがいいと判断した。
その会社のキャンセルポリシーはちゃんとしていてキャンセル料はなくて残りはちゃんと返金して頂いた。これはありがたかった。

担当の方ではなく会社の方が「もしよろしければキャンセルの理由をお伺いできますか?」と書かれていた。
YouTubeも流行ってきているのでどんどんこれから広げていきたいのだと思う。
ただ・・・一緒にセミナーを受けた人にも先日お会いしたけど私と同じような感想を持っていた。
私一人の感想ではないとしたら・・・老婆心で伝えたいなぁということがあった。
正直に言うと全然大切にされていない気がした。ま、これは言えないけどね。
人気が出すぎてたくさんのセッションをされていて、一つ一つのセッションが大切にできていなくてこなしている感を感じた。提供されているサービスにその先生の気持ちが乗っかっている感じが伝わってこなくて、半年コースなのだけど、その都度適当にその日のプログラムが決まる感じとか、毎回説明しなくてはいけないのでそれで時間が過ぎていく。おやおや・・・と言う感じ。
それをキャンセル理由として長々と言葉を慎重に選びながら傷つけないようにご本人が読んでも大丈夫なようにメールを送った。
クレームとかではなく想いが伝わりますように。。。と。
嬉しいフィードバックではなかったとは思うけど、愛は込めた。
この青年がこれから先、素敵な形で進化していけるようにと。
送信ボタンを押す時にも「愛よ、届け」とポチった。

でも

返事がなかった(笑)
会社からも担当の先生からも。

これで返事があったらめっちゃ素敵だなぁと思っていたけど。
まー、大きなおせっかいおばさんとして映っていたのだと思う。
なぜかそれからこの方のYouTubeが観れなくなった。気持ち的に。
これでよかった。

・・・・・・*

サービスって深い・・・。

私もサービスを提供する仕事だけど。
“サービスと対価“のことはよく考える。
お客様は、この対価を払ってサービスを受けてくれている。
ただ、訪問看護の場合、医療保険や介護保険で入らせてもらうわけなのだけど医療保険も介護保険もお客様が払ってくれているのは、全額ではなくて1〜3割のご負担。1割の場合は、大体お客様の感覚で言うと1000円くらいだから払えるという感覚なのだと思う。それでも多いと言う人は30分にして欲しいと言われる。
私の実家の親も今、訪問リハビリのサービスを受けている。
週1回でひと月に4000円前後だろうか。
それなら年金暮らしの彼らにもなんとか払える。
だからその感覚はよくわかる。
本当は自費なら1回8000〜1万円近いサービス。
私は、1回1000円分の仕事でいいと思えなかった。
できれば私がサービスを提供している間はできるだけ価値を高めたいと思った。
満足していただけるように。

・・・・・・

少しスピリチュアルな話になり、話が逸れるかもしれないけど・・・
いい機会なのでちょっとシェアしてみたい。

目に見えない世界が思い切りみえるかたのセッションを時々受けているのだけど
「にゃむさんは、仕事を誠心誠意一生懸命やっているけどにゃむさんがやっていることとお給料が全く見合っていないですね」と言われた。
「お客さんも生身の人間で、いろんな方がいらっしゃる。にゃむさんが頑張れば頑張るほどエネルギーを吸い取っていく人もいらっしゃる。お客さんはそこまでの対価を払っていないので、やりすぎることでバランスが悪くなってにゃむさんが消耗することになる場合もありますね」と言われた。
とても衝撃だった。
いいことをしているような気になっていたので。“ 勘違い“

「そして、会社からもいいように使われていてその分のお給料がもらえていませんよ」と。まー確かにお給料は薄給。

“お金はエネルギー“とよく聞くけど本当だなぁと思った。
私の親も1割しか払っていないから求めすぎず、約1000円分のサービスをしてもらったらいいということなのだろう。
私も10,000円分頑張らなくていいということで(笑)
ついつい喜んで欲しくてねー、やってまうのよ。
私の場合は、本当は、会社に雇われるのではなく自由にフリーランスの看護師として働くほうがいいと前々から勧められている。
うーん、お金の不安がなければ本当は私も自分にはそのほうが合っているような気がする。会社の方針とかではなく自分の信念でサービスを提供できるのはとても魅力的な話。いつの日かそんな日が来るといいなぁ。

・・・・・・*

冒頭のお花屋さんの話に戻ると
素敵なプライスカードを作ってくれていることは、優しい言葉をちょっと添えるだけでお花やお花屋さんの価値をぐーんと爆上げしている。
お花は、比較的リーズナブルな価格であったから対価としてはどう?と思うけど、
私のように「またあのお店に行きたい」という連鎖が生まれることで
いいエネルギーは循環するのかもしれない。

私たちは、モノやサービスを買う時に無意識にこれはこの値段を出すに値するのか?と考えてしまっているかもしれない。
あるいは、これを買うのはこのお店でなら買いたいと言う場合もあるだろう。

ご近所に絵本屋さんが何軒かあるのだけど、この間、絵本屋さんのおじさんとしばらく立ち話をしていた。
編集者を経て絵本屋さんになったおじさん。
絵本がどれだけ素敵かをいっぱい語ってくれた。
惚れ込んでいる作家さんの作品を説明してくれる時、その作家さんの作品がどれだけハイクオリティなのか、他の作品と何が違うのかをキラキラした目でお話ししてくださった。「あ、でもね、買ってください!ってことじゃないんですよ、僕がいいなぁと思っているだけなので話したくて」と。
いやいや、そう言う話が大好物なのよ、私。

だから今、子供の頃に読んだ本をもう一回読みたいと思っているのだけど買う時は、メルカリやアマゾンやポイントのつく大型書店ではなくあのおじさんの絵本屋さんで買おうと決めている。
そして、また絵本の話を聞かせてもらうという特別なサービスもありがたく頂いて・・・。

サービスを提供する人の気持ちがちゃんと乗っかっている時に人はそのサービスを受けたいと思うんじゃないかなぁ。

世界が、そんな素敵な気持ちのお店で溢れますように。


今日のランチは、ネパールの家庭料理のお店。

ご馳走様でした。
言語が違う人たちの中に1人でいて、お国の映像も流れていて異国感を味わえたひととき。


我が家に来てくれたフィットニア。誰かが白いペンでお絵描きしたんじゃないか?くらいの模様。来てくれてありがとねー♡他の子達は、お庭へ。











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