22 客観的評価と主観的評価

皆さんは評価をどうとらえていますか?
テストや評価教育を受けてきた子供たちは中々その呪縛から逃れるのは大変だなと改めて思っています。
今回はそんな評価をどうとらえれば良いか?良い意味で気楽に生きていくための考えを書きました。


評価とは!?

Wikipediaによると

1 物事・性質・能力などの良し悪しや美醜などを調べて価値を定めること。
2 品物の値段を定めること、またはその値段。
3 1または2の意味で、高い価値や高い値段を付けること。

テストの点数
学年順位
体力テストのスコア

世の中にはわかりやすく比較をして優劣をつけるシステムが沢山あります。
この評価って何のために必要か考えたことはありますか?
誰のために必要なんでしょうか?

多くの学生と接していてその評価のシステムを間違って活用しているなと感じます。

分かりやすい例でいうと。
  他人と比較して自分が劣っているので落ち込んでしまう。。。
  (しかも立ち上がりが遅い・・・)

こんなパターンが非常に多いです。
逆にこの評価を上手に活用できている学生は優秀な結果を残している傾向がかなり高いです。

上手な活用ってなんか?
って思うと思うので少しだけ掘り下げていきます。

客観と主観

評価には客観的評価と主観的評価があります。
先ほどの物は主観的評価になりますね。

実は気楽に生きていくにはこの違いを理解する事がとても大事です。
駄目なパターンの多くは大体主観評価をしています。

では客観的評価とはどういうものか?
自分が見ている評価とは別の軸に沢山の相手が見ている軸を認識して、その沢山の評価を比較して総合的に評価する方法です。

雑にまとめると
自分以外の視点をも持って冷静に俯瞰して判断・分析出来る。

こんな感じだと思います。

不安の正体をどう解消するか?

主観評価しか出来ない人はとにかく不安になります。
特に自分より優れたものに怯えます。

ある程度客観的に見ればなんてことないものでは、本人は周りが見えていませんからとにかく不安になるのです。
それが良い効果を生むこともあるのですが、悪い効果の場合が多く、不安で喉も通らない状態なわけです。やるべきことに集中できずに時間を浪費してしまうなど、折角のポテンシャルを発揮できない状態になっている学生などは勿体ないので、あの手この手でサポートを考えます。

外部からのサポートも大事なのですが、まだ本人に自覚がある場合には自力で乗り切ってもらう方法をとった方が望ましいです。

 ① まずは他人の視点を借りる方法を学ぶ
 ② 視点を真似する
 ③ 視点をコントロールする

①はまず素直に意見や話を聞いて、自分と違う意見や感想がある事を知る事が大事です。まずは視野や世界を広げます。

次に②は色々な意見を真似してみます。誰誰だったらどうするか?
これを考えるだけでも良いトレーニングになります。
男性だったらどう思うか?老人だったらどうおもうか?子供だったら・・・
など
沢山の視点を真似してみます。

次第に慣れてきたら、必要に応じた視点を借りてくることが出来る様になります。自分が置かれた状況や立場などに合わせて、自由に視点を引き出し主観とは別の意見を総合して判断できる様になるでしょう。
ここまで来ると、今まで不安に感じていたものがかなりちっぽけで無駄な悩みだと気づく人も多いようです。

時間がかかるので、一番手っ取り場合解決方法は信頼できるメンターに頼るのが一番です。
誰からどう思われるかも大事ですが
信頼している人の意見や感想に救われることも多いです。

もし悩んでいたら
自分が普段どう考えていたか振り返るだけでも
かなり不安がやわらぐかもしれません。
評価はシステムでしかないので
評価する側の為にあるものです
むやみに比較して評価するだけ落ち込むことも増えるので
もっとのんびり生きて行ってほしいなぁと思いながら
日々教育にあたっています。

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