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ノルウェーワーホリ|仕事探しについて

3月15日、熱烈なオープンCVを送ったオスロで人気のラーメン店でトライアルがあった。
そして1週間後、面接を受けてきた。

そして、先日メニュートライアルを受けて、今週末から本格的に働くことになる。

仕事探しについて、渡航前はかなり心配をしていたので、ここまでの経緯をまとめてみた。

◆仕事を見つけるまで約2ヵ月半


想像通りに、ノルウェーでの仕事探しには苦戦した。
苦戦といっても、3月中には仕事を見つけたいと思っていたので、計画の範囲には何とか収まった。

仕事探しを始めてから初シフトが決まるまで、ほぼ2ヵ月半かかった。
ワーホリ経験者と話すと、「到着して2ヵ月ならば、仕事が見つからないのも仕方ない。」という反応をもらうことが多かったので、結構平均的なのかもしれない。

とはいえ、前回の投稿で書いた通り、ワーホリの資金にしては不十分な貯金額で渡航したため、一日でも早く仕事を得て安心したかった。


とりあえず出来ることから、というのをいつも考えていたので、渡航前から英文のCVを用意し、前職の上司とアルバイト先のオーナーに推薦書を書いてもらっていた。 

日本とは違う就活方法に戸惑いながらも、ChatGPTフル活用しながら、知人のネイティブに英文チェックしてもらったりと事前準備は抜かりなく行った。

◆応募をしてみる


ノルウェーでの仕事探しやビザの取得には、経歴と学位の内容が大切になると聞いた。
この参考になるように、私の経歴やスキルを簡単に説明する。

  • 服飾専門学校 中途退学

  • アルバイト・派遣・正社員それぞれ経験あるも継続年数は最長で2年弱。

    1. コスプレ・舞台衣装の制作

    2. ゲームセンターのホールスタッフ

    3. カフェの店員

    4. 古着屋の販売員

    5. コールセンターの管理職

    6. 営業事務

    7. フォトスタジオの受付

  • 英語はB1レベル/ノルウェー語はA1レベル(ほぼ喋れない)

転職経験が多いので、経歴書のアピールポイントを探すのだけは本当にうまくなった。

◇Finn.noを活用

1月中はFinn.noで求人応募を試みた。
日本のリクルートやマイナビのように、プロフィールと経歴を登録し、
企業の応募ページに志望動機や連絡先、CVと推薦書を添付して送った。

Finn.noの機能を使って応募した求人は3件、Finn.noで検索し企業のHPで応募をした件数は5件ほど。
返事が来たのは2~3件で、すべてが不採用の内容で、自動応答のような文面だった。

現地の学生は、「この方法は簡単にできる応募方法だ」という。
しかし、ワーホリ経験のある日本人はみんな口を揃えて、「CVは直接持って行ったほうがいい」と言う。

◇直接お店に配ってみる

National Number(D-number)を手に入れてから、CVと推薦書を印刷して気になるお店に配り歩いた。

配りに行ったお店は全部で12件。受け取ってもらえたのは6枚。
そのうち、4件はフォローアップのメールも送った。
お店によっては、直接受け取れないのでHPやSNSで応募状況を確認してほしいと言われた。

トライしたのは日本食レストラン、カフェ、スーパーマーケット、アニメ漫画のお店、バー、古着屋と幅広く。

◇Linkd.inに登録してみる

Finn.no同様にプロフィールや経歴を登録。
日本ではあまり活用されていないが、日本の企業の求人や企業の活動を観ることができるので、今後のためにもキープしておこうと思っている。
特に応募はしていないので、動きは無し。

◇Facebookに投稿してみる

以前の投稿にも少し書いたようにノルウェーではFacebookが良く活用されている。
仕事探しのグループに参加すると求人の情報や小さな手伝いで日給をもらえるような投稿も見かける。
スパムもあるので投稿する内容には注意したいが、私はここでプライベートの日本語クラスの宣伝を行った。

◇知り合いの伝手で機会を得る

知り合いの伝手で面接をしてもらったのは2件。
1件は6か月しか働けないという点で不採用。
ワーキングホリデービザのデメリットはやっぱり影響してくる。

もう1件は採用が決まったものの、音信不通に。早々に仮内定をもらい浮かれているのも束の間、2,3日に1度メールを送っても、契約内容や出勤日の連絡は全く来なかった。
2週間ほど待ったが諦めた。

◇連絡はだいたい遅い


「連絡が遅いだけかもよ、ノルウェーだからね。」とよく言われた。

実際に、どの企業でも連絡がもらえるのは早くて3日後、前向きな内容でも1週間以上経っていたこともあった。

そして、ちょうど2月の冬休みと被ってしまったというのもあり、CVを配りたい場所が開いていないということもしばしば。
もちろん、連絡自体ないところもあった。

気長に待ちつつ、CV を送れる場所を探したり、実際にワーホリで働いている人にアドバイスをもらいながら、今後ビザを更新することを考慮に入れて新しいCV の作成を行った。

◆ついに仕事が決まった


◇熱烈なオープンCVをおくってみた

1月25日オスロで人気のラーメン店に熱烈なオープンCVを送ってみた。
ラーメン屋のHPに掲載されていたメールアドレス宛に「求人が出ていないことは承知の上だが、空きが出たらぜひ連絡してほしい」という内容で送った。

そして、ラーメンへの愛とその店のラーメンにどれだけ感動したかをCV と推薦書を添付して送った。これもまた、ChatGPTフル活用である。

もちろん、メールの返事は全くなかった。

◇直接CVも渡してみた

とりあえず、読んでもらえていないことを前提に、2か所店舗のあるうちの観光客の多そうな店舗に出向き、CVを直接渡した。

これも、2月上旬ごろに渡したものなので、まさか3月中旬になってかメールの返事が来るとは思わず驚いた。

メールをもらって2,3回やり取りを行い、次の週にトライアルを行うこととなった。
「配膳や清掃をしながらお店の雰囲気をよく見て、トレーナーの手伝いをしてね。」とのこと。

◇トライアルを受ける

ピークタイム前の2時間、CVを手渡した店舗でトライアルを行った。
メールで伝えられた通り、お店の説明を受けて、配膳や清掃からこなしていく。
それから、ドリンクを作ってみたり、オーダーや席案内など、やらせてもらえることは一通り試してみた。

英語での接客は初めてなので、とりあえず見よう見真似ではあるが、レストランでよく聞くフレーズを使ってみた。意外と大丈夫そう。

特に大きな問題はなくトライアルは終了。
店内のカウンターで感想を話し、「不慣れなのが心配だけど楽しかった」と伝え、トレーナーからも「これから学べば経験は心配しなくていいよ。今日は何も問題なくできていたよ。」と伝えられた。

結構、好感触ではあったので一安心したところで、トライアルで働いた分、好きな料理をご馳走してくれるという。

トライアルの後にディナーをする約束をしてしまったので、泣く泣くラーメンチャンスを逃すも気になっていたサイドメニューを2ついただき、無事にトライアルが終了した。

帰宅後、トライアルのサンクスメールも送った。

◇トライアル後の連絡

それから5日後、全く連絡がなかったので、不採用だったのかも、とものすごく落ち込んでいた。ついでに風邪まで引いていた。

布団に包まりながら風邪症状と闘っていると、
「明日、13時に会える?」と採用担当者から超カジュアルなメールが届いた。
すぐに承諾の返事。
幸いにも風邪は悪化せずに、薬が効いてくれた。
メンタルは不安定のまま、面接がうまく行くか心配で全く眠れなかった。

◇面接を受ける

次の日、さっそく面接に向かってみる。
緊張しすぎて予定の15分前にはお店の前についてしまい、5分周辺を散策して暇をつぶす。

それから指定された店舗で面接がある事を伝えるも、誰も知らないという…。
とりあえず、店内で待たせてもらうことになった。
それから15分後くらいに採用担当の方と会うことができ、近くのカフェでお話をしようということになった。

面接は、かなりカジュアルでお店の近くのカフェでコーヒーをごちそうになりながら、私自身についての話と、オスロでの生活について話してと言われた。
あまりにも緊張していたのと、前日の夜から心身ともに絶不調で、頭がうまく回らず、話したいことが簡潔に伝えられなかった。

それからお店の詳細について説明をしてくれて、給料や時間帯といった契約の具体的な内容を話してくれた。

(日本とは違い、ノルウェーでは週何回という契約ではなく、フルタイムを100%として、パーセンテージで勤務時間を管理するようだ)

それから、この話を聞いて働きたいと思ったらぜひ連絡をしてほしいと。
メールアドレスしかもっていなかったので、電話番号も控えさせてもらい面接は終了した。

◇メニュートライアル

面談をしたその日のうちに、働きたい旨の連絡を送った。
それから、本格的に働くためのトライアルを受けることになった。
だいたい1時間ほどで、メニューに関する注意点や説明をするときの表現方法などを学んだ。

日本の食べ物ということもあり、私にとって理解は容易かったと同時に、
英語でどのように味や触感の表現をしたらいいかを学ぶことができた。

そして、シフトを管理するためのツールについての説明を受けてトライアルが終了した。

◇初シフトが決まる

こうして初出勤の日取りが決まった。
奇跡的に私の誕生日、当日だ。

神様からの誕生日プレゼントかなと思いながら働くことになるだろう。
とても楽しみだ。 


◆仕事探し、結構大変

こうして、仕事を手に入れたわけだが、日本の仕事探しとは違い、直接CVを配ったりメールを送ることがかなり有効な方法だった。

あまりにも馴染みのない方法ではあったが、2〜3件こなして行くと慣れて行くものでCV配りも苦ではなくなっていく。

ひとまず、ノルウェーで働く経験ができそうでホッとした。

これとは別に、3月から日本語のプライベートレッスンをはじめた。
こちらについてもそのうち記事にできたらいいなと思っている。

ノルウェーではこれからPåskeというイースター休暇に入るので、シフトと授業はほとんどないので存分に休暇を楽しもうと思う。

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