14年
昨日は今の会社に入って14年目の記念日だったという。
普段は私に目もくれない上司や後輩から社交辞令的な「14年目おめでとうございます!」の挨拶で祝福されたので私もガキくさく「辞めようと思ったことは山ほどあるけどありがとうございます」と返事しておいた。
昨日は趣味のサウナに入り整いながらなんとなく考えてた。
14年。
入社14年、ということはイコール、劇団解散して14年
だということを。
ひとり約束した人がいた。その時の現役メンバーと口喧嘩しまくり心もボロボロだった時に、劇団やってる時にしっかり助けてくれた人と
「一旦、社会に揉まれて3年したら劇団を復活させる」
と言ってしまったことを。
14年、中途半端にその5倍約束を無視した形で生きていたことになる。
その人とは劇団解散後に1年に一回大晦日に会って酒を飲む、ということもやっててそこでも今会社でこんなことやってて芝居にここを活かせるかなとか平気に嘘を言っていて、それでここまで生きていたんだなと。
その人とも会わなくなり、電話帳にも気づいたら消えていて。
悪いことをしたなと罪悪感に苛まれつつも、サウナで整っていく快感に囚われて昨日は終わった。
人はこうやって信じてる人、友と思った人を無くして歩いていく。
もし、なんかのきっかけで富士河とかで検索してこのnoteに当たったらどんな気持ちでこの文章を読むのだろうか。
だから反省文、謝罪の代わりに、劇団は復活するつもりはないけど、架空の役者を当てはめて、架空の日付に、架空の作品を、締切もなくここに書き連ねていけばいいかと思っている。
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