カラダぽっかぽかの 十全大補湯作ってみた
足りない物を補ってくれる代表格の薬膳
疲労困憊で倦怠感のある人、精力をつけて元気になりたい人、冷え、皮膚の乾燥、食欲不振
病後の体力回復パワーチャージのスープ
薬膳
を勉強し始めて最初の実習で試食したのが、この十全大補湯でした。
最初は、ウムム‥この黒いグロテスクな色と生薬の匂いにやっぱり薬だからまずいんだろうな〜と思いひと口。。。え〜!イケる!!ほんのり甘くじんわりと身体が温まってきて見かけによらず美味しくて一気に食べてしまいました。
台湾に行くと町のあちらこちらにあるそうで、疲れた時は、十全といわれるほどポピュラーなのが頷ける!癖になる味です。
食べた後は、冷え性の私でも暖房なしでもぐっすり熟睡、朝起きる時の足の冷たさが無くなり、二日酔いもなく快適な朝を迎えられるのを実感しました。薬膳料理の醍醐味がこの一皿で味わえ、健康優良児の私ですら身に沁みる美味しさですから、病後の人には体力回復にもってこいだなぁ〜と思います
。。。
今日は、友達4人でこの寒さを乗り切って免疫力UPパワーチャージの会という事で、皆んなでワイワイ飲んで味わって貰いました!
作り方は簡単なのでご紹介します。
まずは、ベースの生薬の紹介です。
10種類の生薬の分量
四君子湯ー気を補う生薬
人参(朝鮮にんじん)5g
白朮(びゃくじゅつ)5g
茯苓(ぶくりょう)5g
甘草(かんぞう/リコリス)3g
四物湯ー血を補う生薬
当帰(とうき)5g
芍薬(シャクヤク)5g
川芎(せんきゅう)3g
塾地黄(じゅくじおう)5g
+黄耆5g
桂枝3g
気血両虚の症状に良い生薬で作られ、体力と気力を補い、元気を取り戻すのを助けてくれます。
気を巡らし滋養強壮の良い四君子湯と黄耆。
血行をよくして貧血症状を改善する四物湯。
水分循環をよくする茯苓、白朮が含まれて、10種類の生薬が一緒に働くことで効果を発揮し、気血水のバランスを整えてくれます。
川芎は、頭痛の要薬といわれてます。
白朮はむくみを取ってくれます。
ワイン6本も開けてしまった二日酔いに効いたのは、この生薬のおかげです。(笑)
材料 4人分
作り方
下ごしらえ
出来れば一晩、生薬を水で洗いパッ
クに一まとめにして、成分を抽出
させる為、水に浸しておく。
鍋に水、生薬、酒、塩、手羽先、ネギ、キノコ類を入れ中火でコトコト2時間
青ネギを入れてコトコト1時間
で出来上がり
ポイント
生薬は念の為、一度洗ってから水に
浸しておくと成分が出やすくなり
ます。
鍋は、土鍋がお勧めです。
鉄鍋などの場合、生薬に鉄分などが
反応する時があります。
じっくりコトコト薬効を煮出して
いきながら煮込むと、具材に味が
馴染んで美味しくなります。
生薬の効能を存分に引き出す事が
できます。
美味しいワインを飲んだせいもありますが、全身にスープの美味しさが沁み渡り体中ポカポカで暖房を切ってしまったほどです。
具材の話も少ししときます。
鶏肉 体を温め気を補ってくれます。
食欲不振や産後の体力がない時
にもよくコラーゲンも多く含ま
れいます。アミノ酸・ヘム鉄など
含まれていますが、脂質は少な
く美容におすすめの食材です。
ねぎ 体を温める胃を守ってくれます。
風邪の症状に効くといわれ、
辛味成分に血行促進・疲労回
復・殺菌作用・免疫力を高める
効果があります。
青い部分には、ビタミンC、
βカロテン、カルシウム、葉酸
が多く含まれています。
黒キクラゲ 血を養い気を補ってくれ
ます。疲労倦怠感・産後の
虚弱・高血圧・免疫力低
下させる効果があります。
具材は、スーパーなどで揃えられる
食品です。
今回は生薬を沢山使いましたが、薬膳の理論に合っていれば、身近な食品だけでもその時の症状や目的で使用する食品を変えていく事で立派な薬膳レシピになります。
食べたり飲んだりした物で自分の体はできているから、自己責任も含め毎日楽しくオイしく、食事を取っていきたいですね。
これからもゆらりゆらりと投稿していきます。
最後に、素敵なワインを持ってきてくれた友達に感謝です。最高の白ワインでした〜🥂
ご馳走様でーす💕
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