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毎日読みたい 365日の広告コピー


じぶんがわかると じぶんがかわる


・・・すみません。ついコピーらしきものを書きたくなってしまいました。

私は『 ことば 』を大切にしたい、と常日頃おもっています。

会社で使うことばも微妙な違いが気になるので、『上司』といいたくないから『上長』といったり(どちらも役職が上という意味は同じですが、上司の対比で部下を思い浮かべてしまうので、つい上司ということばを避けてしまいます。。上下関係が嫌いなんです。。)、メールで『!マーク』をわりと乱用したりします。(表情というか、エネルギーが伝わればいいなぁと!)

この本は、カラフルさに惹かれ手に取りました。

「広告コピー」は言葉の天下一武道会。広告会社のエリートたちの汗と涙と腰の痛み?の結晶なので、すーっと胸に届くものが多いはず、というある種の信仰のような信頼と期待が私にはあります。通勤中もスマホをみるより、毎週のように変わる中吊り広告をみるほうが好きです。(スマホみてると酔うっていうのもありますが。。)

ではでは、いくつかおすすめの広告コピーを紹介させてください。

関係の質

「失敗したらダメ」
「失敗しても大丈夫」
人はどちらの方が
がんばれるのだろう。
(東京海上日動火災保険 新聞 2015年)

「失敗ダメ」といわれたら萎縮してしまうし、そんな命令されたら歯向かいたくなるのが人のサガです。「大丈夫」と言ってくれる関係なら、勇気づけられるし、この人のためにも頑張りたい!と思ってしまいます。(いつか誰かに言ってみたい)

会社では、まず目標を定めて「結果の質」を求める成果主義になりがちですが、成功のサイクルを回していくには、はじめに「関係の質」を高め、次に「思考の質」、「行動の質」、最後に「結果の質」につなげていくことが必要になるらしいのです。(MIT組織学習センターのダニエル・キム氏の受け売りです)

たしかに力を合わせられる人間関係がベースとしてつくれていない組織は、成果がでにくくなると、関係の悪さが思考と行動にも影響して、さらに成果がでにくくなるので、ダニエルのいうことは納得できます。

次いきます。

言い訳

やらない理由を
探すのがうまくなると、
成長は止まる。
(GLIP/リクルートキャリア ポスター 2014年)

「会社がわるい」「景気がわるい」「コロナがわるい」

たしかに。やらない理由で、自分を責めないで済むような安心感をつくっているのは、自分自身かもしれません。朝のランニングが続かないのも、「足がいたい気がする」「雨が降りそう」「寒い」と理由をつくってしまうからですが、いったい誰に言い訳してるんでしょうね。

挑戦者たれ

反省しつつ、次いきます

嫌々働くほど、
人生は長くない。
(富士タクシー チラシ 2010年)
摩擦を恐れるな。
摩擦は熱になる。
その熱だけが
情熱になる。

(TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ自動車 雑誌 2015年)

・・・私、けっこうアツクルシイ・コピーが好きみたいです(笑)

(上司上長のくだりでご承知おきの通り)偉そうに上から目線だったり、うまいこと言ってやった感あるものは苦手ですが、もがきながらも前に進もうとする『挑戦者』の生き様に憧れてるんだなぁ、と自分のことがわかってきました。

お休みなさい

さいごに1つ。

体という字の
ほとんどは
休むという字で
できている。

(カンロ飴/カンロ 新聞・HP 2011年・2016年)

これは、うまいこと言ってるシリーズですが、嫌いじゃないです。体はいつだって休むを欲してますよね。

自分の好きなものとか、自分が大事にしていることが分かると、自分に足りてないこととか、自分が見落としていることにも気付かされます。

自分がわかると、自分はかわる。

・・・ここでしめると、「自分もうまいこと言おうとしてるやん!」とツッコミを受けそうですが、今夜もほどほどにして、休もうと思います。

おやすみなさい!