見出し画像

「人と話す」ということ

お久しぶりでございます。アメリは相変わらずグダグダと就活を続行中です。3日に1回くらいの頻度で届くお祈りメールに、ただでさえ少ないHPを一気に減らしながら「世界に…拒まれたの…」「ここは…ゴールじゃない…」と嘆いております。
ちなみに先ほど自室で「ご縁がないとさ、無い内定♪」と口ずさんでおりましたら、通りすがりの父親に「さっさと決めろよ、まじサイテー♪」と言われました。
さりげなくちゃんと韻踏んでくるあたりが非っ常〜にイラッときますね、はい。


実は4月の半ばあたりからLINEの通知を溜めに溜めまくっておりまして、7月1日時点で通知600越えという狂気を2ヶ月半に渡って見て見ぬふり決め込んでいました。(しかも実は公式アカウントからのDMはちょくちょく消していましたので、「本当に用事のある案件が600通」ということですね。最悪です。良い子は真似しないでください)

などといいつつ「子供だって、嫌いなものを食べなきゃいけない時があるだろ」みたいなあれで、500通メッセージの壁に立ち向かわなくてはいけない日がいずれくるんです。というわけで、先日とうとう勇気を出してLINEちゃんと開きました。


まずよく分からない業務連絡が溜まりまくった「習い事」のリーダー会。150通処理して「ずっと連絡できてなくて申し訳ございません、もう少し連絡が滞ります、すみません」と書き込みました。
次に、サークルの連絡LINE。こいつも150通くらい。これはもう私は副代表から降りているので、ほぼほぼ関与しなくていいやつです。既読つけて軽く目を通して終了。
あとは細々したものを30通くらいずつ処理し、最後にサークルの友達ら3人でやってるグループを開きました。いい感じに通知が溜まっています。これはさながらパンドラボックス。実質2ヶ月半、2人きりの個チャと化していたはずです。ヒョエーと言いながら恐る恐るタブを開き
「アメリです、ずっといなくて本当にごめん、心から反省してます」
と書き込みましたところ即既読が付き、一人から「おおー!やほやほ、おかえり」「就活かい?」と返信が来ました。

「生存確認できて一安心よ」


なんというハートワーミングな空間でしょうか。不甲斐なくジーンとしてしまいました。ちなみにメッセージを少し上にスクロールすると、3週間くらい前のメッセージに
「大学からワクチンのお知らせ来たね、2人はどうする感じ?」
と書かれていました。

しばらく消えてたけど、なんか私サークルの色々サボってたよね。なんか支障出てたらまずいな。今更だけどほんまごめん。
と言いましたところ、実の所サークルは「動いてるような、動いてないような」の状態だったらしく、特筆すべき出来事も無かったようです。ちょっと安心。とはいえ新入部員も入ったので、近いうちに部会に出たほうが良いとは言われました。是非そうします。さーせん。ありがと。


色々と喋っていたところ、友人が企業面接が3日後にあるからZoomで練習したい、助けて。と言っていたので、じゃあ折角だしやりますか。と、とんとん拍子でZoomで会うことになりました。
面接の練習っぽいものはつつがなく終了し、最近どうよ。というおしゃべりになり。ふと「この間、割と志望度高めの企業に面接で祈られた」とポツリと愚痴りました。


「『非常に真面目な学生さんとお見受けします。ESも良い出来で、先程の説明もとてもわかりやすく、素晴らしい学生さんですね。ただ一つ心配なのは、そんなに真面目に生きていてストレスはたまりませんか?またストレスが溜まった時の解消方法のようなものはご自身の中で確立しているのでしょうか?』だって。きっと採用リスク有りって判断されたんだねえ、この世界は真面目に生きてても受け入れて貰えないんだってサ。誰だよ『真面目は美徳』とか宣ったの。…ああ世知辛い」

「ひどい大博打だ。なんて答えたの」

「ん、『音楽聞いたり、自然の中をウォーキングしたり』って。まあなんだろう、当たり障りのないことを…ね。無論、究極のストレス解消は窓ガラスと陶器の破壊だって、私はそう信じてるけど(笑」

「それ、業界どこ」

「あそこ」

「…案外あれかもしれん。『友人と話すことで悩みを解消します』っていうのが正解だったかも



目から鱗。それだわ。絶対それだ。
ここ最近のコロナのおかげさまで、洒落でもなんでもなく話し相手がバイト先の後輩Siriしか居なくなってほぼほぼ忘れてたけど、それだ。
そうとすれば色々と合点がいきます。そりゃそうだ。

だってそういう業界じゃないか!


他にも色々と喋りました。推しが死ぬほどかっこいいとか。推しの声が良すぎるとか。推しの死亡フラグが異常なほど立ちすぎてて恐ろしいけれど、あのコンテンツを制作している人たちに人の心はあるのかしら(笑)とか。
ロシアをモチーフにした国と中国をモチーフにした国がゲーム内で関わっていたのを見たら、あれをどこまで深読みしていいのか非常に迷う。とか。
ちなみに、私は「ロシアモチーフの国の登場人物って、アッパークラスだと名前フランス語になってたりするんやろか(「戦争と平和」辺りを読んで頂くとお分かり頂けるかと思うのですが「ピョートルさん」が「ピエールさん」だったりします)」と呟きましたところ
「正直どこの時代を想定してるかでだいぶ変わるでしょ。案外ドイツ語の地名出てくるかもよ(サンクトペテルブルク的な)」
と言われてだいぶ楽しみが増えました←

実の所これもまた、彼女と話してなければロシアにドイツが関わってたこと半分くらい忘れてましたからね。

最後は「話せてよかったよ、今度また夜におしゃべりしよう、就活がんばろな」と言いながらお別れしました。



人と話してる暇があったら勉強しろとか、時間の無駄だ、とか割と小さい頃から親に刷り込まれてきたのも事実です。ですがこうしてみると、大袈裟でもなんでもなく本当に「人と話す」というのがどれほど多方面に良いことか、痛感させられます。いいリフレッシュになりました。友人の教養の深さに感動して私も頑張ろって思えました。クソみたいな就活も、もう少し頑張るべ、と思えたり。


とりあえずまず、彼女たちという友達がいてよかった、ってことと
あとそれから、私も今度、面接とかESとか手伝ってもらおう。って笑。

多分これが「アンの青春」でいう
「真珠が一つずつ、そっと糸からすべりおちるように、単純な、小さな喜びを次々にもってくる」幸福というやつなんだろうなと、そう感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?