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夜空に咲く、切ない芸術に心奪われ


先週、花火大会に行きました!🎆

今年は各地で久しぶりに花火大会が開催されたようです。
コロナ禍はこんな風にまたお祭りや花火が再開されることを想像もできなかったです。

今年は彼を誘って、埼玉県の戸田橋花火大会に行ってきました。

「花火行きたい!」と夏前から圧をかけすぎて半ば申し訳なくなってきましたが、ちゃんとチケットも押さえて無事見に行くことが出来ました。

有料席の花火は初めてだったのでとても楽しみでした。


◇◇◇


当日は陽射しが強く、夕方でもとても暑かったです。

少し早く会場に着き、屋台に並んだりしているうちに陽が暮れてきました。

いよいよ花火大会の幕開けです。

オープニングの時点で、惹かれてしまいました。

まるで花火が空から降ってくるようだったんです。

降り注ぐ火の粉は色とりどりで美しく、会場にいる大勢の心を掴んでいました。

今回の戸田橋花火大会は、音楽と花火を組み合わせた、最新の試みと呼ばれるものでした。

東側の観覧席と、西側の観覧席でテーマが異なっており、東は「芸術文化」西は「エンタメ」でした。私たちは西を選んだのですが、ポップな音楽や洋楽など、音に乗った花火を楽しみながら見ていました。

特に好きだったのは、宇多田ヒカルの「First Love」と花火の組み合わせです。

静かな切ない声から始まる音楽。ゆっくりと上がる花火。

サビになるに連れ、花火が弾けるように上がり、その美しさが余計に歌の切なさと相まって、恋焦がれた時の苦しさが広がりました。

音楽の雰囲気と、花火の打ち上げる高さ・速度をピッタリと合わせる技術。彼と、「DJみたいだね」と話しました。それはプロの技でした。


花火師が手掛けた作品を一つずつ紹介するプログラムもありました。

音がない静かな夜空に、題名のアナウンスと共に一輪だけ花火が登り咲く。このたった一つの花火に、沢山の想いと時間が込められているのだなと思いました。


花火は、夜空をキャンバスにする壮大な絵画のようだと思いました。

広い夏の夜空に、自由に色をつける。

勢いに任せてただ派手に打ち上げるのではなく、丁寧に、緻密に、色っぽく。それが日本の「趣」を表す一つの文化なのだと思います。

コロナ禍のこの4年間、毎年夏が来るたびに行きたくてしょうがなかった花火。

もう一度、花火を。
そして今年は愛おしい人と一緒に見れたことに感謝を込めて…🎆


今年は彼のリクエストにお応えし、紫の浴衣を着ました☺️

読んでくださりありがとうございます!

あこ

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