第一七節 三ツ沢での評価
結果の評価には定量と定性がある。定量は明らかに数値で目に見える形になっているものであり、定性は状態や期間などぱっと見では判断がつかないものというのが定説だ。
例えば、、勝ち点六〇を獲る、というのは定量であり、五月までには全選手にチーム戦術を浸透させる、は定性だと言ったら、わかりやすいのかもしれない。要するに定性は、結果の尺度に差があり、どう解釈するかは人によるってことだ。
逆説的にいうと答えなんてそもそもない(いや答えは神が持っているのかも、ということだ)。いくら選手を