絵本で学ぶイタリア語 4:Il venditore di felicità (幸せを売る者 仮題)
「幸せは大切だ。だったら売ってみればいい」
森に住む鳥達の元に、突然よそからハトがやって来て「幸せ」の詰まった瓶を売り始めます・・・
*チェルビアット絵本店のnoteについて*
・主な内容は絵本に出てくるイタリア語の簡単な解説
・文章の意味を取りやすくするのが目的であり深い文法事項の説明は無い
・カタカナでルビ(振り仮名)を振っている
・ルビに関してはあえて振った方が良いとの判断ですのでご容赦願います
<<あらすじ>>
森に住む鳥達の静かな村が舞台。突然よそからやって来たハトが「幸せ」が詰まった瓶を売っていきます。
友人のクリスマスプレゼント用に、孫へのプレゼントに、友達と分けるために、次々と幸せの瓶が売れていきます。本当は幸せになりたいくせに、「瓶詰めの幸せなんてバカバカしい!」と見栄を張りながら、帰ってこっそり購入するキジなんてのもいます。
さて、瓶に詰められた「幸せ」とはいったい?お金で幸せって買えるのでしょうか?
<<本文から>>
++シーン1++
本当は「しあわせ」がほしいのに強がっていらないと言っているキジさんが、こっそり後からインターネットで買う、という一連のシーンです。
C’è poi chi la vorrebbe ma non la compra per principio. (チェ ポイ キ ラ ヴォレッベ マ ノン ラ コンプラ ペル プリンチピオ)
幸せを望みながら、それを買わない者もいる。
C’è いる
poi それから
chi 人が
la それ(幸せ)を
vorrebbe 欲っする
ma しかし
non -ない
la それ(幸せ)を
compra (その人は)買う
per principio 最初は
- La felicità in barattolo! Che enorme sciocchezza!- esclama il signor
Fagiano. (ラ フェリチタ イン バラットロ! ケ エノルメ ショッケッツァ!エスクラーマ イル シニョール ファジャーノ)
「ビン詰めの幸せだって!おおげさなこった。ばかばかしい!」キジ氏は叫んでいる。
La その
felicità 幸せ
in ーの中の
barattolo 瓶
Che なんて
enorme 大げさな
sciocchezza バカなこと
esclama 叫ぶ
il その
signor ー氏
Fagiano キジ
Più tardi, ne ordinerà due barattoli su internet. (ピュー タルディ ネ オルディネラ デュエ バラットリ スー インテルネット)
だが少しして、インターネットで2つ幸せのビンを注文する。
Più 少し
tardi 後で
ne それ(幸せ)
ordinerà 注文するでしょう
due 2つの
barattoli 瓶
su ーで
internet インターネット
++シーン2++
そ最後にビンには「しあわせ」なんて詰まっていなくてからっぽだった。でもそれでもネズミは幸せになったんです、というシーンから。
Il signor Topo è felicissimo!
(ところが)ネズミ氏、幸せいっぱい!
Un barattolo vuoto era proprio quello che voleva.
ちょうどからっぽのビンが欲しかったのさ。(からっぽの瓶がまさにほしかったものだったのさ)
となります。
いかがでしたでしょうか?
わかりにくい点等ありましたらお気軽にコメント頂けると嬉しく思います。
宜しく御願い申し上げます。
チェルビアット絵本店
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