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歌誌『塔』より

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歌誌『塔』(2019年10月入会)に掲載された歌や評をまとめています。
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2024年5月の記事一覧

歌誌『塔』2024年3月号作品批評(2024年5月号掲載)-後編-

歌誌『塔』2024年3月号作品批評(2024年5月号掲載)-後編-

みなさま、こんにちは。
今日は暑いですね。
いま洗濯乾燥機を回しているのですが、室温も少し上昇しています。

今回、題詠四季(9月号)に初めて投稿してみようと思います。
葉書も買ってきました。

それでは3月号の作品批評をどうぞ。

選者:梶原さい子
評者:中村成吾

冬空から湖に飛来するコハクチョウの軌跡を「光の筋」と表現したところに掲出歌の眼目がある。
コハクチョウの白、冬という季節の白、これ

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歌誌『塔』2024年3月号作品批評(2024年5月号掲載)-前編-

歌誌『塔』2024年3月号作品批評(2024年5月号掲載)-前編-

みなさま、こんにちは。

今日は早朝4時に目が覚めてそこから朝散歩。
涼しくて静かで心地よい朝でした。

そして本日は文学フリマ東京の開催日。
久々に見に行こうかと思っていたのですが、あいにく家の排水管清掃が入ってしまいました。
業者の方がお見えになるので、在宅していなければいけないのです。
おとなしく本を読んでいます。

それでは3月号の作品批評をどうぞ。

選者:梶原さい子
評者:中村成吾

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歌誌『塔』2024年4月号掲載歌「水面(みなも)にさくらの花びらひかる」

歌誌『塔』2024年4月号掲載歌「水面(みなも)にさくらの花びらひかる」

みなさま、こんにちは。
連休の方も多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

それでは『塔』2024年4月号の掲載歌。山下泉選です。

「シロツメクサ」いわゆる「四つ葉のクローバー」でおなじみの草花。
白詰草と書くのは、江戸から明治にかけて、輸入品の詰め物(衝撃緩衝材)として用いられていたことによります。植物図鑑などを参照するとだいたい書いてある通説ですね。

「餃子の満洲」は父から教えてもら

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