なぜ日本で貯金が簡単なのか?その理由を徹底解説!

こんにちは。今回は、日本に住んでいると貯金がしやすい理由について解説します。日本は、失われた20年と言われ、経済が停滞しているとされています。物価が上がるのに収入は上がらず、実質賃金は低迷しています。しかし、それでも、日本には貯金しやすい環境がありますし、考え方によっては、豊かになれる国だと思います。諸外国に比べて、日本が貯金をするのに優れている国である理由について解説していきます。

日本に住むと貯金しやすい理由

日本の治安の良さ

まず1つ目の理由は、治安の良さです。日本の治安の良さは世界的に知られています。この治安の良さが、日常生活における安心感を提供し、結果的に貯金がしやすい環境を作り出しています。
治安の良さと貯金にどんな関係があるんだ、と思われるかもしれませんが、犯罪率が低く、夜遅くに出歩いても安全だという点は、生活費の面で大きなメリットとなります。 例えば、防犯対策に多額の費用をかける必要がなく、その分を貯金に回すことができます。家を探すときに、オートロックや防犯カメラが無くても平気であったり、公共交通機関も気軽に使えます。
外国の例を出すと、ロサンゼルスの地下鉄は非常に危険だとされています。もしロサンゼルスに住むとしたら、セキュリティ万全の家と、移動用の車は必須になるでしょう。どれくらい危険なのかは、Youtubeで調べてみると、地下鉄に乗ってみた動画が出てきます。
日本であれば、自家用車を持たない生活も可能であり、これにより、車の購入費や維持費、保険料などの大きな出費を避けることができます。さらに、治安が良いということは、子供を育てる環境としても安心できるため、例えば、学費の高い私立学校に入れる必要はなく、公立学校でも十分ですから、教育費の節約にも繋がります。これらの要素が合わさり、日本の治安の良さは家計に大きな影響を与え、貯金しやすい環境となっています。

物価の安さ

2つ目の理由は物価の安さです。日本でも物価が上がってきていますが、それでも他の先進国に比べると安いとされています。そのため、多くの外国人が日本に旅行に来ていて、いまや日本は、観光大国になっているほどです。
物価が安ければ、それだけ支出が減るので、貯金額は増えます。さらに言うと、日本に住みつつ、外国で仕事をもらってくれば、高い収入をもらいつつも、支出は普段と変わらないので、さらに多くの貯金ができます。
外国の仕事をもらうのは簡単ではありませんが、時代が進めば、もっとリモートワークが普及してきて、翻訳機能も優秀になってくるはずなので、グローバルに仕事ができるようになるかもしれません。
一昔前は、退職金をもらったら、東南アジアへ移住して、リタイア生活を送るというのが、夢のリタイア生活でもありました。これは、日本の収入が高く、東南アジアの物価が安かったので、その差を利用していたわけです。今は、日本は外国と比べると物価が安くなってきたので、逆に、外国で収入を得て、日本で消費することができるようになってしまいました。これは残念なことでもあるのですが、嘆いていても仕方がないので、今の状況で豊かに暮らすことを考えると、物価の安さを利用して、貯金額を増やしていくしかありません。
日本も徐々に物価が上がってきているので、今のうちに貯金をして、物価高に備えておきましょう。

安価な娯楽

3つ目は安価な娯楽です。例えば、公園や図書館、博物館など、無料または低料金で利用できる施設が充実しています。どの自治体でも、このような無料で楽しめる施設が充実しているのは日本だけです。これにより、高額なエンターテインメント費用をかけずに、家族や友人と充実した時間を過ごすことができます。
さらに、地域ごとに開催される祭りやイベントも多く、無料で楽しめる機会がたくさんあります。 季節ごとの花見や花火大会、地元の市場など、地元の文化を楽しむことができ、旅行や高額なアクティビティに依存することなく、充実した時間を過ごすことができます。
私たちが支払っている税金は、このように有効活用されているので、こういった地域の施設やイベントを、おカネを使うことなく利用して、貯金につなげていきましょう。
また、 日本には四季があるので、春はお花見、夏は海遊び、秋は紅葉、冬はスキーなど、観光やアクティビティも充実しています。旅行だとおカネがかかってしまうものの、どの地域でも四季を感じられる場所はあるはずなので、近くで楽しめる場所を探してみるのもいいかもしれません。

高度な医療サービス

4つ目は、高度な医療サービスです。日本は医療の質が高いだけでなく、医療費が安いことでも有名です。医療費が3割負担で済んだり、高額な医療費は上限額まで免除されるなど、医療が受けられなくて困ることがほとんどないくらいに、医療制度が充実しています。
また、多くの企業では、定期的な健康診断が義務化されていたり、ドラッグストアでも安価に薬が手に入るなど、身の回りの健康管理も安く行うことができ、貯金をするのにもってこいの環境が整っています。
漫画などでよくある、治療費のために何千万が必要になるケースはほとんどなく、よほど未知の病気でない限り、治療費がかかりすぎることはありません。美容関連の治療費には保険が適用されなませんが、例えば、歯列矯正は美容目的だけではなく、健康維持を目的とする場合もあるので、保険適用されるのか、議論されていたりします。
アメリカでは、医療費の負担が大きいため、ほとんどの人が医療保険に入っていますが、日本ではこのように医療サービスが充実しているので、医療保険はほとんど必要ありません。それでも、生命保険などは多くの人が入っているのが現状です。貯金したいのであれば、保険はほとんど必要なく、健康保険だけで十分です。保険に入るのであれば、できるだけ安い掛け捨てで、家族ができたなどの特別なタイミングだけ入るのがおすすめです。

労働環境の整備

5つ目は、労働環境の整備です。日本の就業率は意外と高く、ほとんどの人が何かしらの職業に就くことができます。もちろんニートも増えているのですが、仕事を選ばず、パートやアルバイトも含めて探せば、だいたい仕事は見つかります。
つまり、仕事が上手くいかなくて、辞めたとしても、次の仕事が見つかる可能性は高く、無収入になってしまう期間が短くなるということです。収入が無ければ貯金はできませんから、低収入であっても、収入が途切れないことは、とても重要です。
また、会社を辞めたら、失業手当をもらうことができますし、再就職すれば、再就職手当をもらうこともできます。その間に、職業訓練を受けることもできるので、おカネをもらいながら仕事を探せるという状況です。
すべての国の労働環境を調べ尽くしたわけではありませんが、ここまで失業者に優しい制度の整った国は無いように思えます。
失業しても半年くらいは手当がもらえるので、次の仕事が見つからない状態で、今の仕事を辞めてもなんとか生活をしていくことはできます。一度仕事から離れて、スキルを身につけることで、さらに収入を伸ばすことができたりするので、貯金を切り崩さずに、キャリアアップをしていく方法もあります。
また、正社員は正当な理由がないと解雇できない、解雇規制も厳しく、一度正社員として就職してしまえば、簡単にはクビにならないという制度もあり、日本は労働者にとって、とても優しい国でもあるのです。

究極の投資環境

6つ目は究極の投資環境です。日本は、通貨が安定していて、経済的に落ち込んでいるとはいえ、企業数も多く、グローバルに活躍する企業もあり、投資先は十分に用意されています。投資をして資産を増やすことは、貯金と密接な関係にありますから、投資環境が整っていることで、貯金額や資産額を増やすことができます。
株式投資に関して言うと、例えば、ニーサやイデコなど、税制優遇措置を利用することで、投資の利益を最大限に引き出すことができます。これらの制度を活用すれば、節税効果を得ながら効率的に資産を増やすことができ、将来的な資金計画を立てやすくなります。
また、銀行預金や定期預金も選択肢の一つであり、安定した利息を得ることが可能です。日本の金融機関は信頼性が高く、安心して資産を預けることができるため、リスクを抑えつつ貯金を増やすことができます。日本以外の国では、金融機関がいつ倒産するか分からないため、気軽に預金すらできないところもあります。そういった国の人たちは、ビットコインなどの仮想通貨のほうが安全で、通貨の価値が落ちないとして、仮想通貨で送金し合っているそうです。
日本は、不動産投資もしやすい環境が整っています。まず、マイホームに関して言うと、住宅ローン金利がとても低いので、平均年収くらいを稼いでいるサラリーマンであれば、一戸建てを買うことができます。これは、労働環境が整っているので、サラリーマンの信用度が高く、返済してくれる可能性が高いから実現できています。
また、マイホームではなく、事業用の投資物件を購入する際でも、金融機関からローンを組むことが可能ですし、治安の良さから、管理会社がトラブル解決に動く件数も少ないです。なので、貯金額が少ない状態からでも、不動産投資ができる環境が整っています。株式投資や不動産投資など、様々な投資がしやすい環境があるというのも、日本が貯金しやすい理由の1つです。

高い教育水準

7つ目は高い教育水準です。日本では、中学までは義務教育として、学費がかかりません。また、高校、大学でも公立であれば、安い学費で済むので、教育費はかなり安くなります。また、大学を卒業すると就職できる可能性が高いことから、奨学金もほとんどの学生が借りることができ、日本人全員が、一定の教育水準を保つことができています。
さらに、大学で交換留学に行くことができれば、安い学費を保ったまま、外国語や海外文化を学ぶこともでき、将来外国で稼ぐことができる可能性も高くなります。そうなれば、外国で稼ぎ、日本で消費するという理想の貯金習慣を築くことができます。
教育がしっかりしていれば、収入の高い企業で働くことができ、家計の計算もできるようになるので、やはり貯金する習慣を身につけやすくなります。

まとめ

日本に住むことは、多くの面で貯金しやすい環境になっています。まず、治安の良さが日常生活に安心感をもたらし、防犯対策費用を削減することができますし、物価の安さは特に地方都市で顕著であり、家賃や日常的な生活費を抑えることができます。また、公共交通機関の充実により、自家用車の維持費を節約し、安価な交通手段で移動できるため、生活費をさらに削減可能です。収入面においても、日本の労働環境は転職サポートや福利厚生が充実しており、給料以外の部分でも、生活費の一部をカバーできるため、貯金に回す余裕が生まれます。
さらに、医療や教育、投資といった支出や収入に直接関わってくることも、国や自治体のサポートが充実しています。おカネを稼ぐ、使う、増やすといった他に、安心して暮らすことができるというのも、日本に住むことの魅力の1つです。
実際に、他の国では、日本より収入が高いところもありますが、それだけインフレが進んでいて、支出も多くなりがちですし、安全に楽しく暮らせないような場所もあります。日本がもっと経済的に豊かになってくれるのが一番ですが、今の状況でも、充分に貯金できる環境は整っています。

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