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IT職に限ればSES脱却は今の内である🖥

東洋経済より35歳転職限界説は崩壊したっていう内容の記事が配信されていました。この記事のツイートに対する東洋経済へのアカウントへの返信として「どうせブラックしかないよ」と言うものもありました。
悲観する声が多いですが、ともあれまずは元の記事へのリンクは貼っておきましょう。

実際のところ、それが限界か否かはさておき、私自身は40歳手前で大阪転職を果たしていますし、UIJターンの平均年齢は36.7歳だそうです。
『キャリアの一貫性」と言うものを持った上で、自分がどう在りたいかを踏まえながら転職活動すれば、必ずしも悪い条件しかないとは言い切れなそうです。
何より、SESを脱出するには、今は追い風になっていると言えます。

🌐DXブームの今はSES卒業のチャンス

SES卒業を目指す場合、DXブームの今は卒業のチャンスではあります。
これ、過去にも似たような記事書いてたので、そちらのリンクを貼っておきます。

てか、この記事書いてから1年経ったんですね。
この1年で自分は京都へ引っ越したのですが、去年は9月にデジタル庁が新設されたことは追い風になったんじゃないかと思います。
今は各企業がIT投資の重要性を認識しているところでチャンスがあります。
このブームが続くのは長く見て大阪万博のある2025年まで。現在は菅政権が退陣してしまい、そもそもDXの旗振り役がいなくなってしまいました。西村博之と牧島かれんのバトル見てても、現政権のDXに対するやる気の無さは見てわかる通りです。
万博後は熱も冷めると思われるので、SES卒業はこの3年が鍵となります。

🏢少子高齢化で35歳以上でもチャンスは増えた

アベノミクスの時にも言われていたのですが、就職の内定率が増えたのは少子高齢化により、団塊世代の引退が進んできたことは要因となっています。
これは転職でも言えることで、団塊世代の引退は結果的に35歳以上の転職の機会も増やしたと言えるでしょう。

いわゆる出世して欲しい人は新卒や若い人から採るのですが、ある職種に精通した人を採るのには35歳以上でも通用はする時代になったと言うことです。

🍃企業内の改革派が採用のキーマンにいるケースもある

DXブームにおける転職活動の在り方の一つとして、企業内の採用担当者にも、保守的な考え方を持ってる人から、改革的な考えを持ってる人がキーマンに代わっている場合もあります。
「新しい風を起こして欲しい」
これは社交辞令で言われるケースもあれば、本音で言ってるケースもあります。
入社して最初の面談を迎えてみれば分かることでしょう。
逆に言うと、SES卒業を検討するなら、今の働き方も重要になります。

「改革派が採用に関わる」と言えば聞こえは良いですが、組織の構成員の多くは保守派です。組織において本流にいるのは常に保守派であると覚えていてください。

つまるところ、組織(業務)の改革というのは、既存の構成員と如何に揉めずに上手く誘導できるかが一つの鍵になるのです。
組織を改革するのに手っ取り早いのは粛清なんですが(私が経営者になったら間違いなく保守派に対する粛清をしてしまいますね)、個別の業務については保守派がマネジメント層より詳しいことが多いのです。
SESでもエンドの人と接する人は分かると思いますが、客先の利用部門は大抵保守派なんです。その中で情シスだけ孤立してるケースが多く、SESから卒業する場合、如何にエンドの情シスを手助けして(喜ばれ)、改革へのアシストをできたかがアピール材料となります。
エンドとの関わりは日常的には無いとしても、例えばミーティングなどを通してエンドと関われる機会があれば、顧客目線になって業務改革に役立ちそうな知識の提案を忘れないようにしてください。

💰現状維持の選択もまた自己責任で

さぶれSMBCソースコード流出事件が示した通りSESにいても将来はありません。
それでも転職するより現状維持をする方が良いと思う人はいるでしょう。
実際、インフラ畑にいると定時で帰れることも多いし、人間関係もなんだかんだで楽だったんですよね。アプリケーション(プログラム)サイドだとまた話が違うでしょうが、SIerの人間さえなんとかしてしまえば、かなり気楽に働けます。

薄給と引き換えに楽な仕事をやり続けたのが私の西多摩勤務時代となりましたが、他の人は薄給激務かもしれないし、個々の現場の違いはあまり考慮できません。
ただ、総じてSESは薄給でしょうし、今後はコンサルもできるようにならなければ、生き残っていくのは難しいと思います。

恐らくDX絡みの転職ブームは2025年までです。
その間、SESにいて現場維持に甘んじるか、不安を乗り越えて転職をしてみるかは個々の人生において、自分自身で決断するべきこと。自分の人生のことなので、自分で納得の行く決断をして欲しいと思います。
ただ、少しでもSESを卒業したい気持ちのある人は、2025年を一つのタイムリミットだと思って、行動を開始しておいてください。

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